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一度限りの夫婦交換 1

俺:当時31歳
嫁:当時27歳

広田さん:当時34歳
広田さんの奥さん智恵さん:当時31歳
すげえ色っぽい

いまどき(プとか言われそうだが、俺と嫁はお見合いで結婚した。
俺は学校出てない分早くからせっせと働いていたので、割と若いうちに独立することができた。
酒も飲まないし特に趣味のなかった俺は他人から見たら、年齢の割には老成して見えたようで、縁談の話が初めて来たのは26のときで、何人目かのお見合い相手だった今の嫁と結婚した。

今にして思えば、嫁の特にどこが良かったと言うのはわからない。
ただ、雰囲気として「100万回生きたねこ」の最後に出会ったメス猫みたいな、
静かに醒めた知的な雰囲気が、学のない俺の憧れをくすぐったのは確かだった。
あと子豚みたいにむちっとした体形とロケットおっぱいも

嫁は処女ではなかったが俺も別に童貞じゃなかったし、ましてや処女厨でもなかった。
しかし、嫁はマグロとは言わないまでもセックスに関しては冷淡なところがあり、確かに誘えば拒んだことも無いし、反応も良いんだけど、何かが違ったのだ。

ただ、俺も嫁も「夫婦仲」という点では良好だったし、週あたりの回数は割と多かったと思う。





一応嫁の名誉のために言っておくが、日常生活の中ではよく気の付く世話好きで、俺がバカなことを言ったりやったりするとニコニコしながらそれを見守ってくれるような嫁だ。

ただ、セックスだけ「何かが違って」いた。
この感じを「違和感」と言うと言い過ぎだ。近い表現で言うならば、
「いやらしさ」が欠けていた感じだった。

もちろんレスではないし、ましてやセックスだけのために結婚したわけではないから、俺自身さほど葛藤するわけでもなく、ときおり「嫁はどう感じているのかな」などと考えながら、仲良く暮らしていた。

結婚して3年経った頃、俺の店が一つ増えたのを機会に俺たちは引っ越した。
引っ越した先で出会ったのが、広田さん夫婦だった。

広田さんご夫婦は犬を飼っていて、俺も嫁も犬は大好きなもんだから、最初に嫁同士が、そして俺と広田さんも結構気が合った。
業種は違うが広田さんも店をやっていて平日休みなもんだから、いつしか俺たちは休みを合わせて、犬たちを連れて夫婦二組でバーベキューとか行ったりする仲になった。

ちなみにこの仲は今でも変わっていない。

嫁が広田さんの奥さんの智恵さんと同じフィットネスのプールに通い始めてしばらくした頃、夕食のときにぽつりと言った。

「広田さんの奥さんがね、『旦那を一日だけ取り替えっこしない?』って言いだしたの」

俺は特に何も考えずに「なんで?」と訊いた。
「えー?わかんないよ私も。ケンカでもしたんじゃない?」

そのときはそれで話は終わった。

それからまた一か月くらい経って、嫁がまたその話を出した。

「広田さんの奥さんがまた『旦那を一日だけ取り替えっこしない?』って言ってきた」
「うーん、それってスワッピングというヤツ?」
「…たぶん」

「で?」
「で?って何?私はそれで話終わらせたよ」

「そうか」
「…」
「…」
また、話は終わった。

さらに何日か経ってから、今度は店で仕事しているときに嫁からメールがあった。


件名;広田さんの奥さんから
本文:
また言われました。
―――END―――-

帰ってから、嫁と話をした。まず智恵さんの本意っていうのはどこにあるのか。単に旦那さんとケンカしている愚痴を言っているだけなのか、
それとも本当にスワッピングを誘ってきているのかだった。
すると嫁は「たぶん、もう後者で間違いないと…思う」と言った。

まず俺は、そんなのAVとか昔の官能小説の世界だけかと思ってたので、正直当惑していることを伝えた。もちろん嫁もそうだった。
ただ、嫁は「もちろん断るね」ではなく、ひとこと俺に「…断る?」と訊いてきたのだ。

「…興味ある?」と俺が訊くと、嫁はぷいっと横を向いた。
嫁は童顔なので、ふてくされた中学生みたいな表情になった。

「私に訊く前に、まずあなたが言ってよ」
「…俺は、そのせいで君が離れて行ってしまうくらいなら断固お断りなんだけど」
俺は手に少し汗をかいていた。

「もしも、君も少し興味があるのなら、一回だけ、一回だけなら俺も興味が無くはない」

2秒くらいしてから嫁が言った。

「実は…私もあなたと同じ気持ち…です。」

何と答えたらいいのかわからなかったが、かなり推敲した上で
「一回だけならうちの旦那も興味あるみたいです」と智恵さんに嫁がメールした。
そしてそのまま携帯は居間のテーブルに置いて、俺と嫁は寝室に入った。

何かの一線を踏み越える決断をしたという後ろめたさと、興味はあるんだけど絶対に一回だけの行為なんだ。自分のパートナーは君なのだということを確認するかのように、俺は嫁を抱き、嫁もそれに応えた。

翌日の朝、嫁の携帯に「今夜うちで打ち合わせをしましょう」と智恵さんからメールが来たので、その晩俺たちはドキドキしながら広田さんのお宅に行った。

広田さんの奥さんの智恵さんと言う人は、芸能人で誰に似てるというのはあまり思いつかないんだが、AVの名前忘れたけど何とか奈緒にちょっと似ていた。

よく喋り、よく笑い、正直うちの嫁とどこがウマが合うのかわからないくらい。
ただおっぱいは嫁よりでかかった。

広田さんは、背格好は俺より少し小さくて、中学生のときの刃牙みたいに少しDQN入った雰囲気なんだけど、非常にまじめな人で、この日もニコリともせずにまじめに俺を迎えた。

今思えば、俺たちも広田さんたちも、性格的に生真面目な部分があるのだと思う。
本当にこういうことを実践している夫婦があるとするならば、もっと感覚的なノリで事を進行させてていくのだろうけど、広田さんの家の居間で俺たちは滑稽なくらいに真面目に話して、ルール決めをした。

・決行日は明日10時半
(偶然その日、嫁も智恵さんも生理が近かったのと、
あまり間を空けるとお互いの気持ちが揺らいでしまうんじゃないかという判断)

・実際の行為の際は、必ず避妊をすること。

・どこかのホテルで待ち合わせるのではなく、デニーズで朝食を取ってそれぞれの車で別々のホテルに向かう。

・終わったら、このデニーズの駐車場にて解散。
サービスタイムが17時までだから17時半に集合が妥当であろう。

その日の朝、当然俺も嫁も緊張していた。
何を着て行こうかと迷って、俺は何を血迷ったかスーツを着た。
嫁も、フォーマルとまでは行かないがちょっとよそ行きの服を出していた。
着替える嫁の下着が、いつもの見慣れていたものだったのに少し安心するあたり、俺はちゃんと嫁のことが好きなことを確認した。

予定より少し早くデニーズに着くと、駐車場にはすでに広田さんの車があり、
「おはようございまぁす」と俺たちを迎えた広田さんもスーツだったww
ただ、智恵さんが少し化粧に気合が入ってた。

「じゃあ行ってきます」。
朝食を食べて店を出ると、いよいよ俺の嫁は広田さんについて行って車の助手席に、そして智恵さんが俺の車に乗り込んで来た。
ほんの30分前に嫁が座っていた助手席に智恵さんが座っている。
智恵さんから、嫁の柑橘系とは違う、しかしいい匂いがしてきた。

「緊張してますか?」
「いや、やっぱりしますね」
「私なんか言いだしっぺだから緊張しちゃダメですよね!あはははは!」

そして、智恵さんの手が俺の太ももにそっと置かれて、軽く指先が内側をなぞり、俺はぞくぞくっと来た。正直な話少しおっきした。

俺たちが入ったラブホテルは、嫁と広田さんの向かったエリアとは国道を隔てて反対側にあり、チェックインしようとしたら、真っ昼間から半分の部屋ライトが消えていた。
だからと言うわけではないんだが、俺が、一番高いサービスタイムでも10000円の部屋を選ぶと、フロントの窓口の前で智恵さんが「はい」と俺に5000円渡して来た。

エレベーターの中に入ると智恵さんが、俺の腕に手を回して来る。
次の瞬間俺は智恵さんの腰を抱き寄せて智恵さんにキスした。
智恵さんは拒まず、自分から舌を入れてきた。

部屋の中は無駄にだだっ広い上品な作りだが、中央に鎮座するでかいベッドがこの部屋が何をするための部屋なのかをあらためて思い知らされた。

「そう言えば俺さんと私って同級生なんですよね?」
智恵さんが、冷蔵庫からポカリスエットを出しながら訊いた。
「え?31?」
「そうですよぉ!」

そのとき俺の脳裏に、高校の風景がぶわっと広がった。
もちろん俺と智恵さんは、同じ学校でもないから「同級生」とは「同年代」という意味だが、
「同級生」というキーワードが、30過ぎの男をサカリのつきまくった高校生に戻した。

電気を消して冷蔵庫の明かりだけになった部屋で俺たちは服を脱ぐ。
智恵さんがVネックのセーターと下のブラウスを一緒に器用に脱ぐと、嫁とは違う趣味の、上品と派手と流行りを3で割った下着だった。

俺たちは二人同時に裸になると、二人同時にベッドの中に入り、俺が覆いかぶさると、それを智恵さんが引き寄せるように抱きしめセックスは始まった。

嫁のそれとは違う智恵さんの匂い。
香木系と言うのか、それにかすかに体臭がまじった香りに俺は興奮して、智恵さんの唇をむさぼると、智恵さんの両手は俺の肩のあたりを爪が食い込むくらいに握りしめた。

「ん…ん…」

すでに固くなっていた乳首の先端を、俺が手のひらで撫でるだけで、智恵さんは短く声をあげる。

俺が覆いかぶさって智恵さんの胸のあたりに何度もキスをしている間、智恵さんの右手は俺のちんちんを正確に掴み、軽く上下にしごき始めた。
そして首筋から鎖骨のあたりにキスをした瞬間、

「っっあっ!」と智恵さんは跳ね上がった。
「鎖骨のそこのところ弱いから…だめぇ」

この場合のだめを素直に聞いてはいけません。
かと言って強く責めてもいけません。
俺は、キスではなく舌先で鎖骨のあたりをゆっくり舐めた。

「あっあっ…あぁっ…だめだってばぁ…」

智恵さんは俺のちんちんを掴んだ手は、しごくのをやめ、先っちょの下のあたりを親指で撫で始めた。
もう先走りまくってヌルヌルになっていたもんだから、俺は大変なことになっていた。

智恵さんのおっぱいをさすっていた俺の右手も、智恵さんの均整のとれた体を、すーっと下がって、手さぐりで感じる範囲ではやや毛深いかなと思う毛を越えて、智恵さんのま○こに指先が届いた。
最初は濡れてないようだったが、軽く亀裂のところを撫でてみたら、どっと決壊してきた。

「んんっ…すごい濡れてるでしょ…?」
智恵さんは左腕で俺を抱きしめて、俺の右耳のあたりにキスをした。

(生で入れたい)。
俺は本能で少しだけ思ったが、その本能を忠実に実行しない程度には、まだ理性はあったので、枕元のティッシュの下にあるゴムのパッケージを取り出すと、その封を開けて中身を出した。

「いい?いい?まだフェラしてあげてないけど…入れてくれるの?」
智恵さんは、普段はハスキーとまでは行かないまでも低めの声なんだが、このときにはすでに声のトーンが半音高くなって子猫みたいになっていた。

膝を立てて閉じている智恵さんに、俺がゆっくりと再度覆いかぶさろうとすると、智恵さんは両手で顔を覆いながら、脚を軽く開いた。

嫁のときと違い、緊張もあってか、少し挿入に手間取っていたら、
智恵さんが俺のちんちんの先を軽く持って自分から迎え入れてくれた。

「はぁぁっ…あ」

大きく息を吐き出すと、智恵さんは両脚を曲げて、俺の脇腹あたりに膝が食い込むような体勢になった。やや鋭角なM字開脚状態って言えばわかるかな。

「いつもみたいにして…」

「いつも」とは、嫁にしている通りにして欲しいと言うことなのか、
それとも智恵さんにはすでに浮気相手がいて、その人と思わず間違えて口走ったのかまで考えてみたが、それはさすがに飛躍し過ぎだと後で思った。

嫁のときは、俺が両脚を担ぐように開いて腰を動かすんだが、
智恵さんは自分で脚を折り畳み傘みたいにコンパクトに開いてくれたので、俺はその折り畳み傘を抱えるようにゆっくりと動き始めた。

<続く>

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