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園児は見た 3【エロ体験談】

保育所では年1回、年長組の園児を対象に「お泊り会」が開かれた。
何のことはない、みんな一緒に園舎で一晩過ごすだけだが、ほとんどの餓鬼にとって、親元を離れて眠るのは出生直後を除き初めての経験。
これからの長い人生を展望し自立への第一歩を刻む意味でも、園児にとっては期待と不安に満ち溢れた大イベントだった。

その日は昼間、みんなで近くの農場へ行って芋掘り体験。
収穫した芋を保育所へ持ち帰り、保母さんや保護者が調理して夕食にする。
墓地を利用した肝試しなどの企画も考えられたが、そこは外泊初体験の幼い子。おとなしく絵本を読み、風呂に入って寝るだけだ。

この種のイベントにはアクシデントがつき物だ。
昼間は元気に騒いでたくせに、夜になると親が恋しくて泣き出す餓鬼がいる。
緊張と興奮で熱を出したり、夕食後にゲロしたりする面倒な奴もいる。
普段と異なる環境で、卒業したはずの「粗相」を再発する子も絶対いる!

そうした事態に備え、保母さんのほか数人の母親が付き添って園舎に泊り込んだ。
親たちも大変だったんだなと、この年になると少し分かる。

風呂は近所の銭湯。性別を問われない幼い子の特権を駆使し堂々と女湯を利用する。
20代中心の保母さんと混浴なんて、今の俺からすれば夢のような経験だが。
当時の俺は愚かにも、そのありがたさを理解できてなかった。
せめて同じ組の女の子たちの裸をじっくり観察しておけばよかった。




幸い俺は泣くことも戻すこともなく床に就いたが、やはり興奮してたんだろう。
深夜、ふと目を覚ましてしまった。とりあえず尿意をもよおしたんでトイレへ。
出すものを出すと、またぞろ「じっとしてられない症候群」が頭をもたげてきた。
俺はトイレから部屋に戻らず、夜の園舎探訪という新たな冒険をスタートさせた。

灯りの消えた寺はかなり気味悪く、お遊戯室も園長先生の部屋も人の気配がない。
ちょっと怖くなって部屋に戻ろうとしたら、毎朝「お勤め」する本堂から薄ぼんやりと明かりが漏れてくるのに気付いた。何となく興味を引かれた俺は、細い渡り廊下を伝って本堂へ移り、入口を小さく開けて中を覗いてみた。

本堂には仏像が3体くらいあったと記憶してる。
うち1体は俺たちが「ののさま」と呼んでたご本尊の観音菩薩像のはずだ。
結局どいつが「ののさま」なのか、最後まで知らずに卒園してしまったが。

本尊の周りにある幾つかの燭台では、ロウソクの炎が揺らめいてる。
どうやらこの明かりが外に漏れてたらしい。
俺は太い柱の後ろから、いつも「お勤め」をする畳敷きの中央部を覗きこんだ。

畳には布団が何枚か敷いてある。そのうち一枚の上では園長の長男が四つん這いになった女を後ろから貫き、激しく腰を振っていた。
女はお泊り会の付き添いで来たイクミちゃんのママ。まだ20代半ばだったはずだ。
猫のようにしなやかな肢体が、揺れる灯りに照らされ怪しく揺れていた。

奥の布団では園長の次男が、座位の姿勢で女を突き上げてる。
女は園長夫人にして長男&次男の実母。正式の保母ではなかったはずだが、園児や他の保母さんからは「お母さん先生」と呼ばれてた。

まだ30代だったと思うが、なかなか豊満というか肉感的ボディーの持ち主。
包容力ある母親然とした雰囲気のせいか、餓鬼どもの人気は高かった。
俺も間違えて「おかーさん!」と呼び赤面したことが、少なくとも2回ある。
誰にも間違いはあるはずなのに、なんであんなに恥ずかしかったんだろう。

次男は白い肉体に押しつぶされながら、豊かな乳房に顔を埋めている。
プールの時もそうだったが、次男はどうやらかなりのオッパイ好きらしい。
というか、よく考えたらその相手はマズいだろ、と突っ込みを入れるべき場面だが、既におかしなことに慣れっこになってた俺は、特に違和感を覚えなかった。

本尊の真ん前にある布団では、園長が女を組み敷いて腰を打ちつけながら、並んで横たわる別の女の股間を愛撫してた。いわゆる3Pというやつだ。
巨大な逸物を受け入れてるのは、プールで俺を救ってくれたタチバナ先生。
どちらもがっちりした体格の似合いのカップルと言えなくもない。

園長が愛撫してたのは、やはり付き添いで来たユウヤ君のママ。
いま一つ地味な感じの人だが、グラマーで今から思えばかなりそそる肉体だ。
よく見ると園長は、手に握った太い棒のような物を女の股間に突っ込んでる。
今なら「ディルドー(張形)」と分かるが、当時の俺には意味不明の物体だった。

本堂にはさらに2人、裸の女がいた。付き添いで来たマサミちゃんのママは、別の女をバックで攻める長男と濃厚なキスを交わしてる。
保母のイトウ先生は、次男に貫かれた「お母さん先生」とこれまた熱いキス。
女同士のキスを見たのは、約6年間の人生で初めての経験だった。

年の割に濡れ場の目撃経験は豊富な俺だったが、男3人に女6人だと迫力が違う。
特に園長は、組み敷いたタチバナ先生が昇天すると巨砲を引き抜き、並んで横たわるユウヤママにずぶりと挿入。ガンガン腰を使いながら持ち替えた張形でタチバナ先生を攻めるという、器用かつ迫力ある攻めを披露してた。

息子たちはさすがに女2人を同時に攻める技量は持ち合わせていないらしいが、相手の女がイクと、すぐに別の女を抱き寄せて続きを始める。
というか待機してた方が「次は私の番よ」とばかり、前の女を突き飛ばしてた。

ところで、保育所のお遊戯室には1辺30cmほどの積み木遊び用ブロックがあった。
キャラクターシールなんかが貼ってある魅惑的代物で、毎日お遊びの時間になると限られた数のブロックをめぐり幼い子たちの熾烈な争奪戦が繰り広げられたものだ。

前の子が遊び終わると「次はボクの番!」「アタシよ!」と始まるわけだが、男根をめぐる女同士の争いを見てると、いつまでも成長せずブツ欲にとらわれる人間の業の深さを痛感する。同時に勃起した肉棒は大人の女どもにとって、キャラ入り積み木ブロックに匹敵する魅力的なもの、と幼心に深く刻み込まれた。

園長親子は6人の女に次から次へと硬いアレをぶち込んでいった。
長男もためらうことなく園長夫人にズブリと挿入し、気持ち良さそうに腰を振る。
もちろん園長も夫人である「お母さん先生」相手にハッスルしてたが、この2人の絡みがなぜか一番違和感があった。なんでだろう。今もって謎だ。

「ああぁ~~ん」「いいぃぃわあぁぁ~~」という罰当たりな声が本堂に響く。
女が集団で発するヨガリ声は、発情期の猫の鳴き声に似てるというのは新発見。
この光景を「阿鼻叫喚」と表現するのはどう考えても誤用だと思うが、ともかく地獄絵図だか極楽図だか分からない痴態に俺の視線は釘付けだった。

今の俺なら最低4回分のオカズになっていたはず。
勃起すらさせず観察するのは、二次性徴を迎えていないお子様ならではだが、悲しいかな、お子様は興味が冷めるのも早かった。

いくら合体したところで巨大化するでもなし、背中から翼が生えるでもなし、男女9人が延々と織りなすピストン運動に、幼い俺は早々と飽きてしまった。
それ以前にどうしようもない睡魔が襲ってきた。

ここで寝込むのはさすがにマズいという自覚はあったんだろう。
俺は死力を振り絞って本堂から抜け出すと、仲間たちが眠る部屋に戻り、暖かな布団に潜り込んだ。やはり俺にはここが天国だ。


翌朝、本堂で朝のお勤めを聞きながら、俺が正座してるこのあたりで園長が腰を振ってたんだな、と思うとちょっと妙な気分になった。

園長はいつもと変わらず、境内の隅々まで響き渡る朗々とした声で読経してる。
餓鬼どもはといえば、眠い目をこすりながら園長の後ろで一列になって正座し、この意味不明の呪文がいつ終わるのかとばかり考えていた。

本堂の隅でお勤めを見てた付き添いのママや保母さんたちが、やたら生き生きして色艶良く見えたのは、俺の記憶違いかもしれない。



霊験あらたかな保育所で園長たちが繰り広げていた不思議で不埒な行為について、それなりに正確なところを俺が知るのは、それからずっと後のこと。
その頃にはかなり記憶が曖昧になってたし、深く追求もしなかった。

日ごろ送り迎えしないとはいえ、俺の母親も実は仲間だったんじゃないかとか、一番若くて俺がほのかな恋心を抱いてたサイトウ先生は大丈夫だったのかとか、考え始めると頭がおかしくなりそうだから、無意識のうちに記憶を封じ込めていた…と書くと何だか心理学者っぽいな。

いずれにせよ上の描写には、あまり正確じゃない部分も相当あると思う。
例えば、今から思うと園長や息子たちは避妊してなかった気もするが、それは単にゴムを被せる光景が記憶に残ってないだけかもしれない。

あの保育所に通うと在園中に弟や妹ができる、という噂も聞いたことはない。
当時の同級生で4~5歳下の弟や妹がいる奴もいないわけじゃないが、それとこれとを結びつけるのは短絡というものだろう。

そして時が流れ、今度は俺の長男があの保育所に通うことになった。

先日、嫁と長男を連れて約30年ぶりに訪れた寺は、本堂こそ昔のままだが、古臭い木造だった園舎は小ぎれいな鉄筋コンクリート造に生まれ変わっていた。
講堂は少し広くなって、電動式のせり上がり舞台も整備されてた。
プールは昔のままだが、こんなショボい水溜りによく感動できたもんだと、あの頃の自分の感受性の豊かさにむしろ感動した。

それ以上に、あの頃の俺にとって無限の謎に満ちた魅惑の空間だった境内が、実は大して広くもないという事実が、何だか寂しかった。

園長職は長男が継いでいた。もっとも、あのいかつい住職はまだ元気らしい。
40代の現園長は父親似だが、僧兵のような親父さんより柔和な感じがする。
「私も昔、遊んでもらったんですよ」と言うと、もちろん覚えてるわけないが、
「おお、そうですか」と目を細めていた。

保母さんも当時とは全員入れ替わってたが、じっとしていられない餓鬼どもを猛獣使いのようにまとめ上げる激務は、今も昔も変わらない。
若い保母さんのジャージに包まれたお尻に思わず目が行ってしまうのは、俺がオッサンになったせいだろう。

「お母さん先生」は残念ながら数年前、鬼籍に入られたという。
あの優しい笑顔がまぶたに浮かぶ。今ごろ地獄を彷徨っておられることだろう。

園内を一巡して新しい「園長先生の部屋」でお茶をご馳走になっていると、ドアが開き、園長に似たイガグリ頭の少年が顔を覗かせた。

「うちの長男です。来年中学に上がるんですよ」

園長に促され、少年がペコリと頭を下げる。さすが躾はしっかりしてるようだ。
少年は顔を上げると、俺の隣に座る嫁のグラマーな肢体に舐めるような視線を向け、心の底から嬉しそうにニコリと微笑んだ。

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いろいろなシチュエーション | 【2016-03-14(Mon) 23:10:44】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]
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