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式場で働いてたら片思いしている女が来た 1【体験談】

俺今結婚式場で働いているんだ。
まあ働くといってもちょっと違うくて、結婚式って式の様子とかをまとめたエンディングムービーが最後に流れるじゃん?俺それ作ってんのね。
仕事内容っつうのは式中の撮影と、それの編集。


もともと趣味の延長で大学生のころにバイトとして始めたんだけど、作ったものが実際に流れて、来た人が笑ったり、泣いたり、拍手してくれたりすんのがすげー気持ちよくってさ、そのままムービーを作る会社に雇われて、ずっとやってたんだ。


かれこれはじめて10年以上は経つ。


結婚式ってのはやっぱりいいもんで、幸せそうな新郎新婦をみるだけでまじでこっちまで幸せな気持ちになる。
それを見てる人たちも祝福して、笑って、泣いて、皆いい顔してんだよ。

ちなみに俺が一番好きなのは、新婦のおやじさんが娘を送り出す時の顔
ぞくぞくするねwww


そんなんが好きでずっとやってたんだ。
俺はこの仕事が好きで、誇りをもってる。




ただその仕事の性質上、土日が主だから友達と遊んだりすることもできない。
そこがつらいっちゃあつらいんだけどね。
だから案外俺の周りには未婚とか×がついてる人も多い。
当然俺も未婚。


そんでその日、いつものように結婚式場へ向かった。


式場はホテルの7階
そんでいつも俺が作業するのは非常階段と式場をつなげる物置のような10畳ぐらいの部屋。
その一角に備え付けられた机とパイプイスに陣取って動画の取り込み、編集をするんだ。
基本的にPCがあればそれでいいので場所に困ることはないけども、タバコが吸えないのが残念としか言いようがなかった。


いろんな式場に赴いてやるんだけど現場ではプロデューサーみたいな人がいて、始めに打ち合わせを行う。
その式場はよくいく場所で顔なじみも多く、プロデューサーも自分が駆け出しのころからお世話になっていた人だった。


で、一目惚れした子がイケメン彼氏連れて式場にきたわけ。
しかもペアリングして幸せそうな顔してさ
もう泣いていいやら、悲しいやらホントまいったわwww


俺「チっす」

プ「おおお疲れー今日もよろしく」

俺「うっす。どっすか今日は」

プ「今日はやりやすいほうだと思うよww」

俺「まじっすか!ラッキーwww」


エンディングムービーは新郎新婦が決めた曲にあわせて一つの作品をつくる。
だいたい4~5分。どう作るかは俺の自由。


作りやすさの目安として
・曲のテンポ
・曲調が新郎新婦and会場の空気にあってる
・新郎新婦がいい顔をする
・出席者が多いorノリがいい

とかがあったりする。個人的意見なんだけどね。


前あったすげーやりづらかった案件は、新郎新婦+親族(6人)で曲がゆずの「夏色」だったとき。
曲結婚関係ないし少ないし盛り上がらないしできつかったねあれは。


そんでその日の曲はドリカムの「未来予想図」
出席者も多いしノリもよさげとのことだった。



まあもったいつけるのもあれなんでここらで登場人物の紹介だ

俺♂
25
16060k
中肉中背
ブサ


片思いの女♀
25
160・?
かわええむっちゃかわええ


プロデューサー
39
170・80
おなかのでっぱりがものすごいおっさん
あと加齢臭がしてきたおっさん


天♀
23
155・?


同1♀
25
165・?


同2♀
25
170・56


なんてことはない普通の人たちだ。


俺「新婦かわいいっすかwww?」

プ「かわええよwwww多分俺すきなんじゃない?」

俺「まじっすかwwたまんねーwww」


プロデューサーは40間近の×1子持ちのいいおっさんで、よく飲みにつれていってもらったりしてる。
なかなか偉いかたらしいのだが、気さくな人柄からみんなに慕われていて、ちょっとした軽口ぐらいなら許してくれる。そんないいおっさんだ。


雑談をしてたら、開場の時間になった。


プ「そんじゃ今日も幸せな家庭を築いていきますかー」

俺「自分は逃げられたのにっすか?www」

プ「うっせえwwwww」

そんな、いつもと変わらない現場で、いつもと変わらない仕事だった。


撮影用のカメラをもって会場に通じるドアをあけ通路を進むと、出席者の控室からにぎやかな声がする。
これはいい絵がとれそうだなーなんてにやにやしながら歩いていた。


新郎新婦や親族たちの控室とチャペルで挟まれる広場にでると、スタッフの人たちが準備を終え待機していた。
現場のちょっとピリピリした雰囲気が伝わってくる。


俺「どもっす!よろしくお願いしゃす」

ス達「「お願いしますー」」


スタッフの中に、俺の一個下でほとんど同時期に働き始めた子がいるんだ。天真爛漫って感じの子で、結構かわいい。話もあい、しばしば飲みに行ったりすることもある。名前を天としようか。


天「あ、俺さん!俺さん!今日の新婦さん俺さんと地元一緒みたいよ」

俺「え、まじで?○○?」

天「うん。さっき聞いた!盗み聞きだけどねww」

俺「盗み聞きすんなwww」

天「聞こえたんだもんしょうがないじゃんwwもしかして知り合いだったりするんじゃない?」

俺「えーさすがにないっしょwww知り合いだったら飯おごってやるわwww」

天「まじで!?絶対ね!違ったら何もしないけどw」

俺「おいww」


実家の農家を継ぐのがいやで、俺は大学を口実に逃げるように地方から上京してそのままこっちで就職した。
天も同じような口らしく、それがきっかけで話すようになったっけ。


少し雑談しながら、カメラのチェックをして新郎新婦が写真撮影のために入ってくるのを待っていた。


そして時間


ス「新郎新婦さん入ってこられまーす」

スタッフの一人の合図とともに、広場のドアが開く。
ドアの向こうには通路が伸びていて、その突き当りの角からスタッフにエスコートされた二人が見えてくる。
そこから撮影はスタート


今日はいいムービーできるかなーなんて考えながらカメラを構えて大きめのディスプレイをのぞきこむ。


思わずカメラを落としそうになった。

ディスプレイに映りこんできた二人のうちの一人が、俺がずっと高校時代からずっと片思いしてた女の子だったからだ。


俺「は?え?」

手が震えてカメラがぶれる。ディスプレイから目が離せなくなっていた。


天「どう?知り合いだった?w」

そばにいた天が小声で話しかけてくる。
二人がディスプレイの中で大きくなってくる。
幸せそうな顔をうかべて


天「・・・?俺さん?」

天が怪訝そうな顔でのぞきこんでくる。

俺「あ、ああ大丈夫大丈夫」

天「ちょっとどうしたの?カメラ震えてるよ・・・どうしt」

ス「天さーん!いきますよー!」

天「あ、はーい!ちょ、またあとで」


カメラのブレを止めようと必死だった。
必死で脇をしめ、カメラを強く握りこみ、息を止めてなんとかブレをなくそうとしていた。

この時の俺はどうしようもなく動揺していたんだ。
後で動画を見返してもひどいもんwwww


彼女が広場に入ってきた。
純白のドレスに身を包み、色鮮やかなブーケを大事そうにもって
当時から自慢気にしてた長い黒髪はてっぺんで形よくまとめられていて、全身ドレスなんじゃないかっていうほど、真っ白な肌はとても綺麗で、きつそうに見える釣り目も、薄い唇も、ほどよく施された化粧によりとても映えていて、彼女は間違いなく、間違えようもなく、彼女だった。


ごめんここらへん完全に俺補正はいってるわwwwww


26:
ここから、天ルート

29:
と、思うじゃん?思うじゃん?

28:
好きな人のドレス姿なら補正入っちゃうわな

29:
28
そうなんだ。でもそう思えるくらい彼女はきれいだった。

31:
すきな仕事をしてるだけで尊敬に値するけどね

35:
31

俺は今幸せだと思う。


俺「ちょwwwwなにその花丸wwwwwwwww」

女「・・・知らんし」

俺「え、なにすげーじゃんお前wwww」

女「・・・ありがと」


ちょっと照れてたのを覚えてる。
長い前髪に隠れてハニカム彼女に興味をもった俺は、そこからちょくちょくはなしかけるようになった。


34:
彼女との出会いは高校のとき。最初のクラスで席が隣だったんだ。


俺「うっす!始めまして!これからよろしくwww」

女「・・・よろしく」


暗い感じの子だった。
愛想ねえなーwwwと思ってた。
まあ実際愛想はないんだけど


クラスで、入学してすぐ受けさせられた実力テストがかえってきた。
俺の結果はひどいもんでとても人様に見せられるもんじゃなかった。


俺「やべー点数とったったwwwwww」

友「俺もーwwww」

そんな会話をしていると、彼女の名前が呼ばれた。


先「この調子でがんばれよ!」

女「あ、はい」


厳しそうな先生で、そんなほめ言葉をかけたのは彼女のみ。
興味本位で彼女の答案用紙を盗み見した。


答案用紙には90点台ばかりで花丸までついていた。
ちなみにその花丸は先生が書いたものらしかった。きもかった。


36:
そうして、式は始まった

俺はひたすら顔が見えないようにカメラや柱で顔を隠しながらごまかしごまかし撮影を進めた。


なんて声をかけていいかわからなかったんだ。


挙式が終わり、リラックスしている出席者の人たちの様子を撮影しようと、出席者たちが披露宴前に通される。かなり大きめの広場でうろうろしてた。
当然出席者達の中には高校時代の同級生も何人かいて、後ろから声が聞こえた。


「ねーあれ俺じゃない?」「え、うそ?出席者の中に?」「違う違うほらあの人」「えー・・・違うくない?」「いや絶対そうだって!話しかけてみよう!ねー俺!」


きたかー・・・と思いつつ無視するわけにもいかないので振り返ると、同級生の1、2がいた。


40:
俺「おー・・・どっかでみたことある顔だと思ったらwww何やってんのこんなとこでwwww」


同1「いやいやww結婚式中ですけどなにかwww」

同2「びっくりしたー、あんたこそそんなでっかいカメラもってこんなとこで何やってんの?」

俺「盗撮だよ盗撮ww」

同1「おいwww」

同1、2とは高校以来顔をあわせていなかった。
ボーイッシュな1とお姉さん系の2はクラスでも目立つグループだけど、二人とも頼られるタイプでだれとでも仲が良かった。もちろん俺とも彼女とも。


俺「まあかくかくしかじかでね、こっちでこんなことやってんのよ」

同2「へーまさかこんなとこで会えるとはね」

俺「まったくだ・・・あー、今日あいつの結婚式なんね」

同2「・・・みりゃわかるでしょ」

同1「あれ、俺呼ばれてないのwwwww?」

俺「カメラもってるからね」

同1「ぷっwwwかわいそwwあんた仲良かったのにwww」

俺「あー、ねww」

同2「・・・ちょいちょい聞いてるよ」

俺「あー・・・まじっすかw」


43:
41
同2はフラれたこと知ってるのか


44:
43
結論から先にいうと知っていた。直接俺が話したことはないんだけど、よく相談にのってもらったりしてたんだ。

まあ、後々


彼女にはあまり友達と呼べるような人はいなかった。
いや、いないわけではないのか。同1、2もいたし。


ただなんというか、彼女はひとりでいることが多かったんだ。
それは彼女が嫌われてるというわけじゃなくて、なんとなく一人でいることが当然な感じ。
なんといったらいいんだろうな。いるよなそういうやつ?
別に仲が悪いわけではないんだけど、一人を好むような子

彼女はそういう子だった。


同2「うん。大丈夫?」

俺「まあ仕事だからねwww」

同1「え、なになに?ww」

同2「なんでもない。今日あの子とは?」

俺「・・・とはとは?」

同2「・・・あっそ。なんも変わってないねあんたw」

俺「お前もなw」

同1「なになに?なにがあったの?」

俺「こいつもなwwww」

同2「そうだねw」

同1「え、なになに?」

俺「そんじゃ、仕事にもどるわ」

同2「うん、あ、このあとどっかご飯でもいく?」

俺「あー、ごめんせっかくだけど会社にもどらなきゃいけん。また今度な」

同2「そっか。仕事がんばってね」

同1「よくわかんないけど、盗撮は犯罪だからね!www」

俺「新聞にのったらよろしくwwんじゃまたね」


そこで二人と別れ、編集をするため自分のPCがある部屋へと向かった。


2年生の文化祭のとき、各クラスで出し物とか展示物つくるんだけど俺はその実行委員長みたいなのに選ばれたのね。
めんどくさいなーwwwとかいいながらまんざらでもなく
俺のクラスは、学校近くの地形をデフォルメして模型にしよう!みたいになった。
結果、なんだかよくわからない賞をもらったりした。


展示が終わって最後の片づけをするときに、皆帰ったかなんかで、俺一人教室で作業してたのね。

「やべーwww一人で片づけする俺かっこいいwwwwww」なんて思いながら
そうしたら、彼女がひょこっと教室をのぞいていた。

俺「うおっびっくりしたw」

女「・・・一人で片づけ?」

俺「そそwwえらいっしょwww」

女「ばーかw・・・手伝う」

俺「は?いいよ別に、ほかのクラス回ってみたら?」

女「いい」

俺「いや、でm」

女「いいの」

俺「・・・はい」


そういって片づけを手伝ってくれた。
すげーうれしかったなあ
いい匂いがするなーなんて思いながら、始終勃起してたけど


俺「ありがとねw」

女「のどかわいた」

俺「おごらせていただきゃす!」

女「一番高いのね」

俺「」

俺「・・・文化祭楽しかった?」

女「んー・・・全然。しょぼいし」

俺「まあなww」

女「一緒に過ごす人もいないし」

俺「あー・・・同2とかは?」

女「同1とかいるし」

俺「一緒に回れば?」

女「団体行動嫌い」

俺「www」


1年2年とクラスが一緒で、おれがよくちょっかいかけてたこともあって、彼女のことは何となくわかってきていた。


成績優秀なこと、がんばりやなこと、極度の人見知りなこと、意外と腹黒いこと、前髪を伸ばしているのはコンプレックスな一重を隠すため、笑うとむっちゃかわいいってこと。


そんで、俺は彼女が好きなんだってこと。


くさい?加齢臭のにおいがするって?


女「俺はどうしてたの?」

俺「俺?男友達とずっと図書室でマンガ読んでたよwww」

女「ばかww彼女はいないんだっけ?」

俺「募集中ですハイ」

女「マンガ読んでたら無理だねw」

俺「うっせえww」


普段彼女はあまり笑わないほうだったと思う。
長い前髪にかくれてぶすっとした顔をいつもうかべていた気がする。


それでも俺の前ではよく笑ってたとに思う。少なくとも俺だけはそう思っていたし、そう思うだけでよかった。


俺「お前こそ彼氏どした?」

女「いないしそんなもん」

俺「しってるwww」

女「しね」

俺「ごめんなさい!」

女「・・・彼女つくらないの?」


告白するならこの時だったのかもなあといまとなっては思う。
今も昔も相変わらずのチキンなこともあるけど


俺「え・・・」

女「・・・つくらないの?」

志望大学はお互い全く違う場所で、夢も全く違ってて、どうせ離れ離れになるだろうという理由で


俺「あーまあ欲しいけど相手いないしww・・・お前はどうなん?」

女「相手いないし」

俺「お前もかよwww」

女「でも欲しいよね」

俺「・・・そうだね」

女「うん・・・」


そんな言い訳をして、結局

俺「まぁ大学いったらできるだろ!!遊ぶとこいっぱいあるし出会いもいっぱいあるぞー絶対wwwww」


俺は思いを告げることをやめてしまった。


女「・・・うん、そだねw大学でいい出会いしよう」

俺「絶対俺のほうが早く恋人見つけるからなwwww」

女「無理無理w数学で私に勝てない俺に負けるはずがない」

俺「関係なくね!?」


そもそも最初は同情だったのかもしれない。


最初は「一人でかわいそうだから」という理由で話しかけてたりしてた。
でも、頑張り屋で、負けず嫌いで、はずかしがりやで、実は結構腹黒い、そんな彼女のことがいつのまにか好きになっていた。


高校を卒業すると、俺は関東に、彼女は中部の大学にそれぞれ進んだ。
離れると諦めがつくだろwwwwと思ってたんだけどね。


結論から言うと諦めはつかなかった。


大学に入ってから、女の子と遊ぶ機会はあった。
でも、なんというかつまらなかった。
それはその子たちがつまらないわけじゃなかったと思う。それなりに楽しかったのだろうとも思う。
でも、彼女との楽しかった思い出が存在が、その子たちに重なってしまった。


彼女とは大学時代に連絡をとってお互いの街を行き来してたりもしてたんだけど、ごたごたあって疎遠になってしまった。
その時彼女の連絡先もすべて消した。


それ以来彼女の存在がぼんやりと宙ぶらりんに忘れられないまま、今にいたってしまった。

<続く>

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