式場で働いてたら片思いしている女が来た 2【体験談】
動画をカメラからPCに取り込む。
その際、とりこんでる動画がずっとデスクトップに表示され続ける。
お互いに見つめあい幸せそうな顔を浮かべキスをする彼女と身長の高い知性的な好青年が映っていた。
俺とは正反対そうな人だった。
だれが見てもお似合いのカップルだった。
そう思ったら、泣けてきた。
60:
57
俺も潤るっときたよ
ここから同2√か…
61:
プ「おい!俺!?大丈夫か!?」
俺「へ?」
涙と鼻水でぐじょぐじょになって、嗚咽をもらしながら、泣いていた。
泣きながら、動画を編集していた。
彼女を好きだった日々を思い出しながら、涙が止まらなかった。
プ「どした!?なんかあったか!?」
俺「だいじょうぶでずだいじょうぶでずずびばぜん」
プ「おいおい、おま、ちょ後で話きくけど、それできんのか?」
俺「やりまずだいじょうぶです」
たまたま通りかかったプロデューサーさんが話しかけてくれた。
「あとで聞く」って言葉が、仕事の話より先に出てきたことが少しうれしかった。
62:
うんうん、いい人だな
63:
しばらくするとティッシュをひと箱もって天がきた。
天「プロデューサーがもっていけって・・・どうしたの?」
俺「ありがどなんでもない大丈b」
天「大丈夫なわけないでしょ!」
俺「」
天「仕事中に泣くとか何考えてんの!?みんな心配してんだよ!」
俺「はい、ずみません・・・」
天「・・・なんかあったのね?」
俺「・・・うぅ」
天「もう!泣くのは後!とにかく今はそれをやる!わかった!?」
俺「は、はい!」
天「あとで話きくからね!そんとき泣くの!わかった!?」
俺「うん、ありがどw」
天「まったくもう!世話がやける兄ちゃんだよ!・・・がんばってね」
そういって天は出て行った。
はじめて天が怒ったとこ見たなーなんてぼんやり思った。
ムービーが出来上がり、レンダリングから書き出し、DVDへの焼きこみが終わると、何か言いたげなプロデューサーの手に押し込めるようにしてDVDを渡し、タバコを吸いに外へでた。
とても上映されているところを見る気にはなれなかったからだ。
『二人のためにつくった』映像を見ることも、それを見る彼女をみることはとてもできそうになかったから。
さーてそろそろ終わりやで
タバコが5、6本目、缶コーヒーが3本目に差し掛かったあたりでプロデューサーがタバコを吸いに外に出てきた。
プ「終わったよ」
俺「・・・ご迷惑をおかけしてほんとすんませんした」
プ「心配させるなあほww」
俺「サーセン」
プ「・・・よかったよ、ムービー」
俺「あー、ほんとっすか」
プ「なんか最近の中で一番感情入ってたきがする」
俺「入りすぎて泣いちゃいましたけどねw」
プ「www」
プ「・・・なんで泣いたんだ?話したくなかったらいいぞ」
俺「ああ、いやwじつは・・・かくかくしかじかで・・・」
プ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「ちょwwそんな笑わんといてくださいwwww」
プ「だってお前wwwwwwwwwwwwwww何そのドラマwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「いやっすよこんなバッドエンドなドラマ・・・」
プ「いいじゃんコメディドラマでwwwwwwwww」
俺「うっせえわ!!」
プ「あー笑った笑ったwwwなるほどなwwwよし、風俗行くかwwwww」
俺「・・・いいっす」
プ「まあ、なんだ、いいことあるよ若人」
俺「もう三十路に片足つっこんでますよ俺・・・」
プ「たぶんお前、この仕事向いてるよww」
俺「なんでっすか?」
プ「なんとなくなwwww」
俺「なんすかそれ・・・」
最後に俺の背中をパンっと叩いて、プロデューサーは中に戻っていった。
プロデューサーは×1子持ちで、離婚するときに親権問題でいろいろあったらしい。
この人も大変だったのかな?なんて思いながら少しくたびれた背中を見送った。
荷物をまとめ、スタッフ方にお詫びとあいさつをして逃げるように帰ろうとしてると
天「お兄さん、時間あるかい?」
天につかまった。
俺「・・・ありますがあなたはまだ仕事中でs」
天「21時に○○駅でなぐえっへっへ」
俺「僕会社にもどらないt」
天「知り合いを通り過ぎて片思い相手だったとはねーこりゃたっぷりおごってもらわないと」
俺「」
天「それで感極まって泣いちゃうとか、まだまだおこちゃまでちゅねーwwwww」
俺「プロデューサあああああああああああああああああああああ」
天「・・・口止め料の受け付けは本日ぎれですがいかがいたします?」
俺「・・・あ、もしもし、会社ですか?はい、すいません。ちょっと親戚の不幸でこのまま帰りまsえええ!?」
俺「なんでそれをいやはい・・・すんません・・・笑わんとってください・・・はい失礼します」
俺「会社に伝わってる・・・死にたい・・・」
天「へへw」
恥ずかしい話だけど、出来上がったものは今までで一番の出来だったと思うし素晴らしい作品ができたと思う。
その作品は彼女という素晴らしい被写体がいたからだと思う。
出来上がったDVDは納品用とテスト用の2枚焼くんだけど最後にテスト用はもらえることになっている。
そのDVDは今でも大切に本棚の中にしまってある。
DVDのパッケージの中には彼女と好青年男性が映った写真が入っており、その後ろには「ムービーありがとうね。」と高校時代と変わっていない筆跡で書かれている。
これまでに、自分の中でこの作品を超えるものはできていない。
しかし今度は被写体側にたってこれ以上の作品を作ってみたいと思う。
あと数か月後に、二人がお世話になったあの結婚式場で、最高の作品をつくってみたいと思う。
幸いなことに、被写体には恵まれているのできっと素晴らしい作品ができるだろう。
fin
69:
乙!読ませてもらったよ。
1はきっといい作品作るんだろうな。
数ヵ月後に結婚するってことだよな?
71:
69
うんそうwwww
ちなみに今日プロポーズしてきておkもらったから記念カキコwwwww
72:
乙
年内に結婚かー
まだ先でもおめでとう!
74:
めでてぇなコノヤロウ
よかったなおめ
77:
74
ありがとよwww
なんか今日ふと思い出してね。区切りをつける意味でもどっかにはきだしときたかったんだ。
75:
二人がお世話になったあの結婚式場ってことは、、、
プロデューサーと結婚するんですね。
はい、おめでとうございます。
天と結婚しますとか、そこらへんまで書いてよーww
77:
75
おいこらwwwwいやなんか恥ずかしいじゃんwwwwwwかっこいいっしょこの終わり方wwwwww
はい、天と結婚しますええ。幸せにします。
80:
もう何も言うことはない。
プロデュ…天とお幸せに!!
82:
80
ありがとよwwwプロデューサーは今でも独身だwww
最近娘さんに悪い虫がよってくるのをはらうのに必死だよwww
81:
おめでとう1!
天との今日までをkwsk
84:
81
天との今日までか・・・
恥ずかしい話、実はこの出来事のあとすぐ天と付き合いだしたわけじゃないんだ。
聞く?
83:
これは切ないな…
おれ(彼女あり)チャペルのバイトしてんだけど、高校時代の彼女(未練タラタラ)の式担当だったら鬱になるわ。
86:
83
想像しただけで鬱になるだろwww
俺もそんときはかなりまいっちゃってさ
過去を振り返るのもいいけど、今の彼女を大事にしたりな。
85:
記念パピコ
おめっとさん
プロポーズの言葉を教えて
参考にするから。
89:
85
恥ずかしいなあwww
普通だよ普通。「そろそろあそこの式場で結婚式あげたくないですか?」
ですキャー
92:
追い付いたら終わったw
おめっとさん!
天とは飲みに行ったときになんかあったかきになるなぁ
94:
92
んじゃあ書いてく
その日の夜、天に半ば強制的に飲みにつれて行かれた。
天「俺さん今日は飲むよ!」
俺「なんでお前が飲むんだよ!」
天「俺さんの失恋記念に乾杯www」
俺「・・・うっせー」
天「あ、なに?落ち込んでる?」
俺「見てわからんのかお前は」
天「えへへwww」
俺「くそ・・・」
天「まあまあ、飲もうよ今日はwww」
俺「くっそおおお言われんでものんだるわ!!!」
そうやって二人で飲み始めた。
実をいうと俺は今年で34になる。
まあ10年ぐらいたってるわけだ。
天と実際に付き合いだしたのは30のとき。
この間になにがあったかというと、天による俺の心の修復作業だったwww
会話は鮮明には覚えていないのだけど、片思いしてた時のこと話していたのは覚えている。
ほとんど自暴自棄気味に、なんともやりきれない思いを吐き出すように、俺はそれまでたまってきた思いを愚痴り続けた。
天はときどきちゃちゃ入れながらも、話をずっと聞いてくれていた。
それがうれしいというよりも、誰かに聞いてもらうだけでいいという自己満にひたってたんだと思う。
そして、気がつくとベッドの上で朝になっていた。
そして、隣には天が寝ていた。
なぜか俺も彼女も裸で
俺「は・・・え・・・?」
頭真っ白
俺大パニック
俺「やばいやばいやばいよこれはちょまってえ!?なんで!?え??」
天「ん・・・あ、俺さんおはよう//」
なんで顔赤らめてんのこの子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
そして おれ 逃亡
121:
103
おさけの ちからって すげー!
140:
おー保守さんくす。
ちょっと時間ができたからちょっとだけ投下するでよ。
俺は逃げた。
ベッドの下にちらばる衣服をかき集めるとパンツだけははいて、半裸状態で外に飛び出した。
天「ちょ、俺さんまって!!ねーちょっと!違うんだって!!」
後ろから天の声がする。いや気がした。だってパにくってたんだもんしょうがないじゃんね。
外にでると階段の踊り場に飛び出た。
上と下に伸びる階段の間から、ほかのアパートやコンビニなどが道路にそって並んでいるのが見えた。
その場所に見覚えはもちろんない。
わけもわからず階段を駆け下りる。
俺「やばいやばいやばいやばいやばいやばいさむいさむいさむいさむい」
季節は言い忘れたが1月のことだ。
その日は特に冷え込みがひどかったなあー
141:
ひー!
寒そう((((;゚Д゚)))))))
174:
141に。
楽しそうな無限のループで羨ましいのーぉ
176:
174
間違えんなww
それから天と顔を合わせるのが気まずくなった。
正確には俺が彼女を避けるようになった。
それから2、3週間後に同じ式場で仕事をしたんだけどその日は天がいなかった。
基本的にブライダルは土、日に集中するため、通常は休んではいけないのだが何故かその日はいなかった。
142:
慌ててマンションの影に隠れ服を着替える。
今を思えば相当に怪しかったな。
焦りと、はしったせいで、くっそ寒いのに汗まみれの半裸男が着替えてるんだもんね。
気づかれたらガンジーでも即通報レベル。
財布と携帯はなんとかあったので、とりあえずタクシーを捕まえ、家まで帰ることにした。
タクシーのおじさんに話を聞く限り、ここは俺のアパートから電車で1時間ほどの距離にある市の外れらしかった。
俺「なんであんなところに・・・しかも裸で・・・うわあ・・・なにやってんだ俺・・・」
家に帰ってベッドに突っ伏す。
昨日の記憶が全くない。
二人で飲んでたことは覚えてる。
幸いその日は仕事は休みだったのでそのままベッドで寝ることにした。
携帯はさっきからずっとなり続けている。
きっと天だろう。
でもどんな顔して逢えばいいのか・・・
もし過ちを起こしていたら・・・
俺の童貞がまさかこんなかたちで・・・
結局そのまま夜まで寝ていた。
212:
142以来一度も天とは会ってなかったの?
214:
212
あってなかったね。
連絡は何回か来てたんだけど、適当にかえしたりとかして冷たくはしてた。
俺最低だよな・・・
158:
俺も「式に呼ばれなかった」のが気になる。天さんとの話の最中ですが(´・ω・`)
天さん、ゴメン。
163:
158
連絡先消したってのは「ゴタゴタがあった」からって書いてあるな
そこらへんも聞きたいな期待あげ
169:
おーレスサンクス
なんで餃子いるんだよwwwww
まあ確かにいろいろ省きながら書いたからなー
そこらへんもこれから書いていこうか
誰か聞きたいことまとめてくれ
170:
俺にとって天は妹のような存在だった。
誰にでも人懐っこく、コロコロと笑う彼女はなんというか、かわいがりたい存在であり、「好き」という感情とはまた違ったものだと思っていた。
俺には下に2人妹がいて、天にはお兄さんがいる。
そういう意味ではとても気が合う、一緒にいて楽な存在ではあった。
その天と一晩をともにしてしまった。
それは俺を罪悪感で塗りつぶしてしまうには十分すぎる出来事だった。
ちなみに天は優香を2、3発ぶん殴ったような顔。
171:
着信10件メール5件・・・
メールの内容は
「俺さん今どこ?何してんの?」とか「違うから!何もなかったんだよ!電話にでてよ!」
どんな顔して出ろと・・・
結局それらを無視して、その日は一人でよくいくBARに飲みにいった。
家でうだうだ考えるのはあまりにどうしようもなく辛すぎて、お酒の力でまた全部忘れたかったんだ。
お酒の力ってすげーよほんと。
プ「おーう、お疲れえい」
俺「あ、お疲れーっす・・・今日天はいないんすか?」
プ「今日は休みだ。なんでも実家に帰ってるらしい」
俺「あーまじっすか」
プ「ん?なんだあいつに用事か?」
俺「いや、そういうわけじゃないっす」
プ「ふーん・・・そういやああいつ最近なんか元気なくてな」
俺「へ、へー」
プ「いっつもどこか上の空なんだ」
俺「へー・・・」
プ「・・・お前なんか知ってるか?」
俺「いや、なんもしらないっすけど・・・」
プ「ふーん」
俺「・・・」
気まずさMAX
それから、俺は会社に頼み込みその式場での仕事をはずしてもらうようになった。
まあ要するに逃げたわけだ。
天からも、罪悪感からも
逃げたんだ。
178:
そうだけどさ…変なあだ名つけないでくれよ…
続き頼むわ
179:
178
いいあだ名じゃないか。良ければこれからコテとしてやってみないか?
<続く>
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エッチな体験談
Fc2Blog Ranking|禁断の体験
その際、とりこんでる動画がずっとデスクトップに表示され続ける。
お互いに見つめあい幸せそうな顔を浮かべキスをする彼女と身長の高い知性的な好青年が映っていた。
俺とは正反対そうな人だった。
だれが見てもお似合いのカップルだった。
そう思ったら、泣けてきた。
60:
57
俺も潤るっときたよ
ここから同2√か…
61:
プ「おい!俺!?大丈夫か!?」
俺「へ?」
涙と鼻水でぐじょぐじょになって、嗚咽をもらしながら、泣いていた。
泣きながら、動画を編集していた。
彼女を好きだった日々を思い出しながら、涙が止まらなかった。
プ「どした!?なんかあったか!?」
俺「だいじょうぶでずだいじょうぶでずずびばぜん」
プ「おいおい、おま、ちょ後で話きくけど、それできんのか?」
俺「やりまずだいじょうぶです」
たまたま通りかかったプロデューサーさんが話しかけてくれた。
「あとで聞く」って言葉が、仕事の話より先に出てきたことが少しうれしかった。
62:
うんうん、いい人だな
63:
しばらくするとティッシュをひと箱もって天がきた。
天「プロデューサーがもっていけって・・・どうしたの?」
俺「ありがどなんでもない大丈b」
天「大丈夫なわけないでしょ!」
俺「」
天「仕事中に泣くとか何考えてんの!?みんな心配してんだよ!」
俺「はい、ずみません・・・」
天「・・・なんかあったのね?」
俺「・・・うぅ」
天「もう!泣くのは後!とにかく今はそれをやる!わかった!?」
俺「は、はい!」
天「あとで話きくからね!そんとき泣くの!わかった!?」
俺「うん、ありがどw」
天「まったくもう!世話がやける兄ちゃんだよ!・・・がんばってね」
そういって天は出て行った。
はじめて天が怒ったとこ見たなーなんてぼんやり思った。
ムービーが出来上がり、レンダリングから書き出し、DVDへの焼きこみが終わると、何か言いたげなプロデューサーの手に押し込めるようにしてDVDを渡し、タバコを吸いに外へでた。
とても上映されているところを見る気にはなれなかったからだ。
『二人のためにつくった』映像を見ることも、それを見る彼女をみることはとてもできそうになかったから。
さーてそろそろ終わりやで
タバコが5、6本目、缶コーヒーが3本目に差し掛かったあたりでプロデューサーがタバコを吸いに外に出てきた。
プ「終わったよ」
俺「・・・ご迷惑をおかけしてほんとすんませんした」
プ「心配させるなあほww」
俺「サーセン」
プ「・・・よかったよ、ムービー」
俺「あー、ほんとっすか」
プ「なんか最近の中で一番感情入ってたきがする」
俺「入りすぎて泣いちゃいましたけどねw」
プ「www」
プ「・・・なんで泣いたんだ?話したくなかったらいいぞ」
俺「ああ、いやwじつは・・・かくかくしかじかで・・・」
プ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「ちょwwそんな笑わんといてくださいwwww」
プ「だってお前wwwwwwwwwwwwwww何そのドラマwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「いやっすよこんなバッドエンドなドラマ・・・」
プ「いいじゃんコメディドラマでwwwwwwwww」
俺「うっせえわ!!」
プ「あー笑った笑ったwwwなるほどなwwwよし、風俗行くかwwwww」
俺「・・・いいっす」
プ「まあ、なんだ、いいことあるよ若人」
俺「もう三十路に片足つっこんでますよ俺・・・」
プ「たぶんお前、この仕事向いてるよww」
俺「なんでっすか?」
プ「なんとなくなwwww」
俺「なんすかそれ・・・」
最後に俺の背中をパンっと叩いて、プロデューサーは中に戻っていった。
プロデューサーは×1子持ちで、離婚するときに親権問題でいろいろあったらしい。
この人も大変だったのかな?なんて思いながら少しくたびれた背中を見送った。
荷物をまとめ、スタッフ方にお詫びとあいさつをして逃げるように帰ろうとしてると
天「お兄さん、時間あるかい?」
天につかまった。
俺「・・・ありますがあなたはまだ仕事中でs」
天「21時に○○駅でなぐえっへっへ」
俺「僕会社にもどらないt」
天「知り合いを通り過ぎて片思い相手だったとはねーこりゃたっぷりおごってもらわないと」
俺「」
天「それで感極まって泣いちゃうとか、まだまだおこちゃまでちゅねーwwwww」
俺「プロデューサあああああああああああああああああああああ」
天「・・・口止め料の受け付けは本日ぎれですがいかがいたします?」
俺「・・・あ、もしもし、会社ですか?はい、すいません。ちょっと親戚の不幸でこのまま帰りまsえええ!?」
俺「なんでそれをいやはい・・・すんません・・・笑わんとってください・・・はい失礼します」
俺「会社に伝わってる・・・死にたい・・・」
天「へへw」
恥ずかしい話だけど、出来上がったものは今までで一番の出来だったと思うし素晴らしい作品ができたと思う。
その作品は彼女という素晴らしい被写体がいたからだと思う。
出来上がったDVDは納品用とテスト用の2枚焼くんだけど最後にテスト用はもらえることになっている。
そのDVDは今でも大切に本棚の中にしまってある。
DVDのパッケージの中には彼女と好青年男性が映った写真が入っており、その後ろには「ムービーありがとうね。」と高校時代と変わっていない筆跡で書かれている。
これまでに、自分の中でこの作品を超えるものはできていない。
しかし今度は被写体側にたってこれ以上の作品を作ってみたいと思う。
あと数か月後に、二人がお世話になったあの結婚式場で、最高の作品をつくってみたいと思う。
幸いなことに、被写体には恵まれているのできっと素晴らしい作品ができるだろう。
fin
69:
乙!読ませてもらったよ。
1はきっといい作品作るんだろうな。
数ヵ月後に結婚するってことだよな?
71:
69
うんそうwwww
ちなみに今日プロポーズしてきておkもらったから記念カキコwwwww
72:
乙
年内に結婚かー
まだ先でもおめでとう!
74:
めでてぇなコノヤロウ
よかったなおめ
77:
74
ありがとよwww
なんか今日ふと思い出してね。区切りをつける意味でもどっかにはきだしときたかったんだ。
75:
二人がお世話になったあの結婚式場ってことは、、、
プロデューサーと結婚するんですね。
はい、おめでとうございます。
天と結婚しますとか、そこらへんまで書いてよーww
77:
75
おいこらwwwwいやなんか恥ずかしいじゃんwwwwwwかっこいいっしょこの終わり方wwwwww
はい、天と結婚しますええ。幸せにします。
80:
もう何も言うことはない。
プロデュ…天とお幸せに!!
82:
80
ありがとよwwwプロデューサーは今でも独身だwww
最近娘さんに悪い虫がよってくるのをはらうのに必死だよwww
81:
おめでとう1!
天との今日までをkwsk
84:
81
天との今日までか・・・
恥ずかしい話、実はこの出来事のあとすぐ天と付き合いだしたわけじゃないんだ。
聞く?
83:
これは切ないな…
おれ(彼女あり)チャペルのバイトしてんだけど、高校時代の彼女(未練タラタラ)の式担当だったら鬱になるわ。
86:
83
想像しただけで鬱になるだろwww
俺もそんときはかなりまいっちゃってさ
過去を振り返るのもいいけど、今の彼女を大事にしたりな。
85:
記念パピコ
おめっとさん
プロポーズの言葉を教えて
参考にするから。
89:
85
恥ずかしいなあwww
普通だよ普通。「そろそろあそこの式場で結婚式あげたくないですか?」
ですキャー
92:
追い付いたら終わったw
おめっとさん!
天とは飲みに行ったときになんかあったかきになるなぁ
94:
92
んじゃあ書いてく
その日の夜、天に半ば強制的に飲みにつれて行かれた。
天「俺さん今日は飲むよ!」
俺「なんでお前が飲むんだよ!」
天「俺さんの失恋記念に乾杯www」
俺「・・・うっせー」
天「あ、なに?落ち込んでる?」
俺「見てわからんのかお前は」
天「えへへwww」
俺「くそ・・・」
天「まあまあ、飲もうよ今日はwww」
俺「くっそおおお言われんでものんだるわ!!!」
そうやって二人で飲み始めた。
実をいうと俺は今年で34になる。
まあ10年ぐらいたってるわけだ。
天と実際に付き合いだしたのは30のとき。
この間になにがあったかというと、天による俺の心の修復作業だったwww
会話は鮮明には覚えていないのだけど、片思いしてた時のこと話していたのは覚えている。
ほとんど自暴自棄気味に、なんともやりきれない思いを吐き出すように、俺はそれまでたまってきた思いを愚痴り続けた。
天はときどきちゃちゃ入れながらも、話をずっと聞いてくれていた。
それがうれしいというよりも、誰かに聞いてもらうだけでいいという自己満にひたってたんだと思う。
そして、気がつくとベッドの上で朝になっていた。
そして、隣には天が寝ていた。
なぜか俺も彼女も裸で
俺「は・・・え・・・?」
頭真っ白
俺大パニック
俺「やばいやばいやばいよこれはちょまってえ!?なんで!?え??」
天「ん・・・あ、俺さんおはよう//」
なんで顔赤らめてんのこの子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
そして おれ 逃亡
121:
103
おさけの ちからって すげー!
140:
おー保守さんくす。
ちょっと時間ができたからちょっとだけ投下するでよ。
俺は逃げた。
ベッドの下にちらばる衣服をかき集めるとパンツだけははいて、半裸状態で外に飛び出した。
天「ちょ、俺さんまって!!ねーちょっと!違うんだって!!」
後ろから天の声がする。いや気がした。だってパにくってたんだもんしょうがないじゃんね。
外にでると階段の踊り場に飛び出た。
上と下に伸びる階段の間から、ほかのアパートやコンビニなどが道路にそって並んでいるのが見えた。
その場所に見覚えはもちろんない。
わけもわからず階段を駆け下りる。
俺「やばいやばいやばいやばいやばいやばいさむいさむいさむいさむい」
季節は言い忘れたが1月のことだ。
その日は特に冷え込みがひどかったなあー
141:
ひー!
寒そう((((;゚Д゚)))))))
174:
141に。
楽しそうな無限のループで羨ましいのーぉ
176:
174
間違えんなww
それから天と顔を合わせるのが気まずくなった。
正確には俺が彼女を避けるようになった。
それから2、3週間後に同じ式場で仕事をしたんだけどその日は天がいなかった。
基本的にブライダルは土、日に集中するため、通常は休んではいけないのだが何故かその日はいなかった。
142:
慌ててマンションの影に隠れ服を着替える。
今を思えば相当に怪しかったな。
焦りと、はしったせいで、くっそ寒いのに汗まみれの半裸男が着替えてるんだもんね。
気づかれたらガンジーでも即通報レベル。
財布と携帯はなんとかあったので、とりあえずタクシーを捕まえ、家まで帰ることにした。
タクシーのおじさんに話を聞く限り、ここは俺のアパートから電車で1時間ほどの距離にある市の外れらしかった。
俺「なんであんなところに・・・しかも裸で・・・うわあ・・・なにやってんだ俺・・・」
家に帰ってベッドに突っ伏す。
昨日の記憶が全くない。
二人で飲んでたことは覚えてる。
幸いその日は仕事は休みだったのでそのままベッドで寝ることにした。
携帯はさっきからずっとなり続けている。
きっと天だろう。
でもどんな顔して逢えばいいのか・・・
もし過ちを起こしていたら・・・
俺の童貞がまさかこんなかたちで・・・
結局そのまま夜まで寝ていた。
212:
142以来一度も天とは会ってなかったの?
214:
212
あってなかったね。
連絡は何回か来てたんだけど、適当にかえしたりとかして冷たくはしてた。
俺最低だよな・・・
158:
俺も「式に呼ばれなかった」のが気になる。天さんとの話の最中ですが(´・ω・`)
天さん、ゴメン。
163:
158
連絡先消したってのは「ゴタゴタがあった」からって書いてあるな
そこらへんも聞きたいな期待あげ
169:
おーレスサンクス
なんで餃子いるんだよwwwww
まあ確かにいろいろ省きながら書いたからなー
そこらへんもこれから書いていこうか
誰か聞きたいことまとめてくれ
170:
俺にとって天は妹のような存在だった。
誰にでも人懐っこく、コロコロと笑う彼女はなんというか、かわいがりたい存在であり、「好き」という感情とはまた違ったものだと思っていた。
俺には下に2人妹がいて、天にはお兄さんがいる。
そういう意味ではとても気が合う、一緒にいて楽な存在ではあった。
その天と一晩をともにしてしまった。
それは俺を罪悪感で塗りつぶしてしまうには十分すぎる出来事だった。
ちなみに天は優香を2、3発ぶん殴ったような顔。
171:
着信10件メール5件・・・
メールの内容は
「俺さん今どこ?何してんの?」とか「違うから!何もなかったんだよ!電話にでてよ!」
どんな顔して出ろと・・・
結局それらを無視して、その日は一人でよくいくBARに飲みにいった。
家でうだうだ考えるのはあまりにどうしようもなく辛すぎて、お酒の力でまた全部忘れたかったんだ。
お酒の力ってすげーよほんと。
プ「おーう、お疲れえい」
俺「あ、お疲れーっす・・・今日天はいないんすか?」
プ「今日は休みだ。なんでも実家に帰ってるらしい」
俺「あーまじっすか」
プ「ん?なんだあいつに用事か?」
俺「いや、そういうわけじゃないっす」
プ「ふーん・・・そういやああいつ最近なんか元気なくてな」
俺「へ、へー」
プ「いっつもどこか上の空なんだ」
俺「へー・・・」
プ「・・・お前なんか知ってるか?」
俺「いや、なんもしらないっすけど・・・」
プ「ふーん」
俺「・・・」
気まずさMAX
それから、俺は会社に頼み込みその式場での仕事をはずしてもらうようになった。
まあ要するに逃げたわけだ。
天からも、罪悪感からも
逃げたんだ。
178:
そうだけどさ…変なあだ名つけないでくれよ…
続き頼むわ
179:
178
いいあだ名じゃないか。良ければこれからコテとしてやってみないか?
<続く>
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