友達の彼女との話です 2
5日目
昼から二人共バイトがあって、まぁ当たり前のように夜はゆきちゃんちでご飯を食べる。
この日はバイトで疲れてたからコンビニ弁当。コンビニ店員は正月からご苦労様です。
ただ、ゆきちゃんの態度が何かおかしい。ぼんやりしてるし。
何か言いたい事があるっぽい。じっと見つめてくるし。これは?!いやでも期待しちゃうだろ!
もう俺は昨日一昨日同様ゆきちゃんちに泊まる気満々。
ゆきちゃんだってその気なはずだ。
ゆきちゃんにはkがいる。kは俺の友達だ。それは二人共分かってる。
ただ、今この瞬間は二人一緒にいる事がとても自然に思えたし、ゆきちゃんもそう思ってると思う。
ゆきちゃんが俺の事恋愛対象として見てない事は分かってる。
ただ好意を持ってくれてる事だって分かる。
しかしゆきちゃんのこの俺への好意は、この4日間で大きく、嬉しい方向に変化していた。
まあ自然な流れでこの日の夜も布団に入る俺ら。
いつもなら(って昨日と一昨日だけだけど)すぐ横でぴったりくっついてくるゆきちゃんが今日はおかしい。
何か距離を取っている。
まさか勃起してるのがついにバレた?!でもkと4年間も付き合ってるんだ、それぐらい分かってても…
「どうしたの?」
「え?あ、あの…」
「あのさ、あの、○○君…あの。」
「どうしたー?」
「えっと、あの…」
こんな感じが数分続く。何回あのって言った事か。
しばらくしてがばっと起きるゆきちゃん。
「もうダメだー!!」
半ばキレ気味。
「どうしたの、ゆきちゃん。まぁ何となく思ってる事は分かるんだけど…」
「○○君はドキドキしないの?」
やっぱ、そういう事か。ずっと願ってたけど、そんなのありえないってずっと諦めてた。
「どうして…○○君は友達なのに…友達だって思ってたのに…」
「今kがいないから、代わりに思ってるだけじゃないの?」
冷たい言葉だった思う。でもそれが事実だろ。諦めろ、俺。
「kの代わりは誰にもなれない」
ゆきちゃんが言った。そうだろ。俺じゃダメだ。
「うん、だから今日はもう寝ようよ。明日もバイトだし」
「○○君はドキドキしないの?」
…何で俺が我慢してるのにそう来るかなぁ。
「してるよ。でもゆきちゃんはkの彼女だから。」
kに頼まれてるから面倒見てるんだよオーラを発する俺。
度胸ないけどポーカーフェイスなら任せとけ。
kにもゆきちゃん本人にも俺の気持ちはバレてないはずだ。
「ゆき、きょうずっとバイト中○○君の事考えてたんだよ」
だから何で俺が我慢してるのに…。
「ゆきちゃん、もう寝ようよ。明日バイトだし。ほら、こっち来なよ」
うん…と言ったきり動かないゆきちゃん。
「どうした?」
「か…体動かない」
はいいいい?!
どうもドキドキしすぎて体が動かないらしい。
「ゆき、○○君の事好きになっちゃったのかなぁ。kがいるのに…」
そこで抱きしめた。ホントに体が固まってる。
「ゆきちゃん、俺男だしさ、そんな事言われたら何しちゃうか分からないよ?」
「うん…大丈夫」
って何が大丈夫なのか?!
「○○君は絶対ゆきに手出さないから…大丈夫」
…やっぱりそういう事か。ここから先でって所で、俺はそれ以上踏み込めない。
しばらく抱き合ってると、ゆきちゃんが笑った。
「やっぱり、○○君は安全だね」
もう俺がどれだけ我慢してるのかまるで分かってない。
性欲がない男がこの世にはいると本気で思ってる。
「あのさ、俺我慢してるんだよ?」
「ふふっ」
もういつものゆきちゃんに戻っていた。でもって、いきなり俺の頬にキスしてきた。
じっと俺の事見てる。
「俺、何するか分かんないよ。挑発してるの?」
「そうだよー。でも大丈夫。○○君絶対ゆきに手出さないよ」
そう言ったらまた頬にキスしてきた。今度は何回も何回も。
それでも理性で我慢する俺。まぁ我慢ってか度胸が…
しばらくなすがままの俺だったけど、ある事に気づく。口にはキスしてこないのだ。
まぁ当たり前だけど。
「口には…しないの?挑発したいんだったら口のがいいんじゃない?」
コレは俺からの挑発です。
「口は…○○君、ファーストキスまだでしょ?ファーストキスは好きな人のために取っとくもんだよ」
ゆきちゃんは俺の気持ちに全然気づいてない。俺めちゃくちゃゆきちゃんの事好きなんですけど。
でもそんな事言えない。ありがとうとしか言えない…。そしたら
「ゆきが優しい人でよかったね、唇奪われなくてよかったね、感謝してよねw」
とか言い出した。もう軽く調子に乗ってるいつものゆきちゃんだ。
ちょっとムカついてきたからこっちからゆきちゃんの頬にキスしてやった。
びっくりしてるゆきちゃん。おちゃらけムードが消える。
「口に、しよう。俺ゆきちゃんの事好きだから」
ゆきちゃんはとにかくびっくりしてるみたいだった。
「でも…ゆきkと付き合ってるから…。○○君もこれからちゃんと付き合う人と、キスした方がいいよ」
「俺はゆきちゃんがいい」
ゆっくり目を閉じるゆきちゃん。顔…唇をこっちに向けている。大丈夫って事か。
kはどうした。でも知るか。もうキスするしかないべ。初めてのキスだ。頑張れ俺。
唇と唇を重ねる。ゆっくり放してからゆきちゃんを見る。ゆきちゃんも俺を見る。
「kに秘密ができちゃったよ」
おいおい口にキス以下の事は話せるのかい。
「こっから先は戻れないよ?」
って俺が言うと、ゆきちゃんはまた笑い出した。
「○○君、これ以上できないでしょー」って。
俺はゆきちゃんの中でどれだけ安全な男になってるんだ。
キスしながら遂に俺の手を自分の胸に当ててきたゆきちゃん。
どんどんエスカレートしてる。必死で手を放す俺。
「…何か面白くなってきた。○○君、頑張って我慢してね(はあと)」
手を胸に当てる。見詰め合う。俺が手を放す。ゆきちゃんが笑う。
頬にキスしたりされながらずっとコレの繰り返しだった。
ゆきちゃんはどこまで俺が我慢できるか試してる。ってかタカが外れた所を見たいらしい。
もう限界だった。
「揉んでいい?揉んじゃうよ」
「それは…困るかなぁ」
いまさらそんな事言われても俺としてはもう揉むしかなかった。
我慢できなかったし、ゆきちゃんだって我慢の限界を見たがってるし。
ゆっくり手を動かすとまたまたびっくりするゆきちゃん。
ついにダメだって言い出す。やっぱり踏み込めない。手を放すと、あ…って残念そうな顔をされる。
もう意味分かんないよ!ここで我慢するのをやめる。
とにかくゆきちゃんの胸を揉む。女性の体触るの初めてだよ。ってかキスもさっき初めてしたばっかりだし。
ゆきちゃんの胸は大きめで、とにかくやわらかくて気持ちよかった。
もう止まらなかった。しばらくすると
「あ…」
ってゆきちゃんから小さな声が!俺は感動したね。
ゆきちゃんは童顔だし、普段冗談ばっかり言って色気ってか女気がないからこのギャップがたまらん。
「あっ…んっ」
って言ったところでゆきちゃんががばっと離れる。
「もう…ダメだぁー!!ドキドキして死んじゃう!ゆきが死んだら○○君のせいだからね!」
いつもの話調子。ただムリしてるのは分かる。
「明日も早いから…おやすみ」
それっきりゆきちゃんは向こうを向いてすぐに寝てしまった。
俺もすぐ寝てしまった。ちっとも残念じゃない。
なぜならゆきちゃんが寝る前に「明日…続きね」って言ったから。
そして俺はついにkがいない、ゆきちゃんと過ごす最後の6日目を迎える。
<続く>
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昼から二人共バイトがあって、まぁ当たり前のように夜はゆきちゃんちでご飯を食べる。
この日はバイトで疲れてたからコンビニ弁当。コンビニ店員は正月からご苦労様です。
ただ、ゆきちゃんの態度が何かおかしい。ぼんやりしてるし。
何か言いたい事があるっぽい。じっと見つめてくるし。これは?!いやでも期待しちゃうだろ!
もう俺は昨日一昨日同様ゆきちゃんちに泊まる気満々。
ゆきちゃんだってその気なはずだ。
ゆきちゃんにはkがいる。kは俺の友達だ。それは二人共分かってる。
ただ、今この瞬間は二人一緒にいる事がとても自然に思えたし、ゆきちゃんもそう思ってると思う。
ゆきちゃんが俺の事恋愛対象として見てない事は分かってる。
ただ好意を持ってくれてる事だって分かる。
しかしゆきちゃんのこの俺への好意は、この4日間で大きく、嬉しい方向に変化していた。
まあ自然な流れでこの日の夜も布団に入る俺ら。
いつもなら(って昨日と一昨日だけだけど)すぐ横でぴったりくっついてくるゆきちゃんが今日はおかしい。
何か距離を取っている。
まさか勃起してるのがついにバレた?!でもkと4年間も付き合ってるんだ、それぐらい分かってても…
「どうしたの?」
「え?あ、あの…」
「あのさ、あの、○○君…あの。」
「どうしたー?」
「えっと、あの…」
こんな感じが数分続く。何回あのって言った事か。
しばらくしてがばっと起きるゆきちゃん。
「もうダメだー!!」
半ばキレ気味。
「どうしたの、ゆきちゃん。まぁ何となく思ってる事は分かるんだけど…」
「○○君はドキドキしないの?」
やっぱ、そういう事か。ずっと願ってたけど、そんなのありえないってずっと諦めてた。
「どうして…○○君は友達なのに…友達だって思ってたのに…」
「今kがいないから、代わりに思ってるだけじゃないの?」
冷たい言葉だった思う。でもそれが事実だろ。諦めろ、俺。
「kの代わりは誰にもなれない」
ゆきちゃんが言った。そうだろ。俺じゃダメだ。
「うん、だから今日はもう寝ようよ。明日もバイトだし」
「○○君はドキドキしないの?」
…何で俺が我慢してるのにそう来るかなぁ。
「してるよ。でもゆきちゃんはkの彼女だから。」
kに頼まれてるから面倒見てるんだよオーラを発する俺。
度胸ないけどポーカーフェイスなら任せとけ。
kにもゆきちゃん本人にも俺の気持ちはバレてないはずだ。
「ゆき、きょうずっとバイト中○○君の事考えてたんだよ」
だから何で俺が我慢してるのに…。
「ゆきちゃん、もう寝ようよ。明日バイトだし。ほら、こっち来なよ」
うん…と言ったきり動かないゆきちゃん。
「どうした?」
「か…体動かない」
はいいいい?!
どうもドキドキしすぎて体が動かないらしい。
「ゆき、○○君の事好きになっちゃったのかなぁ。kがいるのに…」
そこで抱きしめた。ホントに体が固まってる。
「ゆきちゃん、俺男だしさ、そんな事言われたら何しちゃうか分からないよ?」
「うん…大丈夫」
って何が大丈夫なのか?!
「○○君は絶対ゆきに手出さないから…大丈夫」
…やっぱりそういう事か。ここから先でって所で、俺はそれ以上踏み込めない。
しばらく抱き合ってると、ゆきちゃんが笑った。
「やっぱり、○○君は安全だね」
もう俺がどれだけ我慢してるのかまるで分かってない。
性欲がない男がこの世にはいると本気で思ってる。
「あのさ、俺我慢してるんだよ?」
「ふふっ」
もういつものゆきちゃんに戻っていた。でもって、いきなり俺の頬にキスしてきた。
じっと俺の事見てる。
「俺、何するか分かんないよ。挑発してるの?」
「そうだよー。でも大丈夫。○○君絶対ゆきに手出さないよ」
そう言ったらまた頬にキスしてきた。今度は何回も何回も。
それでも理性で我慢する俺。まぁ我慢ってか度胸が…
しばらくなすがままの俺だったけど、ある事に気づく。口にはキスしてこないのだ。
まぁ当たり前だけど。
「口には…しないの?挑発したいんだったら口のがいいんじゃない?」
コレは俺からの挑発です。
「口は…○○君、ファーストキスまだでしょ?ファーストキスは好きな人のために取っとくもんだよ」
ゆきちゃんは俺の気持ちに全然気づいてない。俺めちゃくちゃゆきちゃんの事好きなんですけど。
でもそんな事言えない。ありがとうとしか言えない…。そしたら
「ゆきが優しい人でよかったね、唇奪われなくてよかったね、感謝してよねw」
とか言い出した。もう軽く調子に乗ってるいつものゆきちゃんだ。
ちょっとムカついてきたからこっちからゆきちゃんの頬にキスしてやった。
びっくりしてるゆきちゃん。おちゃらけムードが消える。
「口に、しよう。俺ゆきちゃんの事好きだから」
ゆきちゃんはとにかくびっくりしてるみたいだった。
「でも…ゆきkと付き合ってるから…。○○君もこれからちゃんと付き合う人と、キスした方がいいよ」
「俺はゆきちゃんがいい」
ゆっくり目を閉じるゆきちゃん。顔…唇をこっちに向けている。大丈夫って事か。
kはどうした。でも知るか。もうキスするしかないべ。初めてのキスだ。頑張れ俺。
唇と唇を重ねる。ゆっくり放してからゆきちゃんを見る。ゆきちゃんも俺を見る。
「kに秘密ができちゃったよ」
おいおい口にキス以下の事は話せるのかい。
「こっから先は戻れないよ?」
って俺が言うと、ゆきちゃんはまた笑い出した。
「○○君、これ以上できないでしょー」って。
俺はゆきちゃんの中でどれだけ安全な男になってるんだ。
キスしながら遂に俺の手を自分の胸に当ててきたゆきちゃん。
どんどんエスカレートしてる。必死で手を放す俺。
「…何か面白くなってきた。○○君、頑張って我慢してね(はあと)」
手を胸に当てる。見詰め合う。俺が手を放す。ゆきちゃんが笑う。
頬にキスしたりされながらずっとコレの繰り返しだった。
ゆきちゃんはどこまで俺が我慢できるか試してる。ってかタカが外れた所を見たいらしい。
もう限界だった。
「揉んでいい?揉んじゃうよ」
「それは…困るかなぁ」
いまさらそんな事言われても俺としてはもう揉むしかなかった。
我慢できなかったし、ゆきちゃんだって我慢の限界を見たがってるし。
ゆっくり手を動かすとまたまたびっくりするゆきちゃん。
ついにダメだって言い出す。やっぱり踏み込めない。手を放すと、あ…って残念そうな顔をされる。
もう意味分かんないよ!ここで我慢するのをやめる。
とにかくゆきちゃんの胸を揉む。女性の体触るの初めてだよ。ってかキスもさっき初めてしたばっかりだし。
ゆきちゃんの胸は大きめで、とにかくやわらかくて気持ちよかった。
もう止まらなかった。しばらくすると
「あ…」
ってゆきちゃんから小さな声が!俺は感動したね。
ゆきちゃんは童顔だし、普段冗談ばっかり言って色気ってか女気がないからこのギャップがたまらん。
「あっ…んっ」
って言ったところでゆきちゃんががばっと離れる。
「もう…ダメだぁー!!ドキドキして死んじゃう!ゆきが死んだら○○君のせいだからね!」
いつもの話調子。ただムリしてるのは分かる。
「明日も早いから…おやすみ」
それっきりゆきちゃんは向こうを向いてすぐに寝てしまった。
俺もすぐ寝てしまった。ちっとも残念じゃない。
なぜならゆきちゃんが寝る前に「明日…続きね」って言ったから。
そして俺はついにkがいない、ゆきちゃんと過ごす最後の6日目を迎える。
<続く>
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