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タックル姫 4

トモが自分のことを話し始めた。
今までたいがいの事は聞いていたが、男関係の事は聞いたことがなかった。
高校の時に、違う高校の1コ上の先輩と付き合った。純情な交際でキスまでの関係だったが、トモが高校を中退して自然消滅。

しばらく勉強やバイトを真面目にしていた時、バイト先の先輩だったチャラ男と出会った。付き合っている時は、夜遊びして慣れない酒も飲んでたらしい。それで、そのチャラ男がトモの初体験の相手。トモもその男が好きだったが、強引に前戯もなくムリやり挿れられた。
「すっごく、痛かった」

悲鳴に近い声でトモが泣いたので、チャラ男もすっかり萎えてしまった。その後も何度か試したそうだか、相変わらず強引でトモは激痛に耐えられなかった。半ばキレぎみになったチャラ男はトモのアソコを諦め、口でするように強要する。嫌われたくない一心で、トモもその要求に従っていた。嫌だったけど、しかたなかった。

だんだんチャラ男の態度が変化していき、会うたびに口で抜かされ、ザー汁を飲まされ、まともなデートなどしたこともなく、独りで寂しい気持ちで苦しんでいた時に、オレとコンビニでばったり会った。

オレにタックルをくらわせた後、いつものごとくチャラ男の部屋で口でしていた時、

「オレさんが私のこと覚えていてくれて、すっごく嬉しかった。楽しかった小6の頃を思い出しました。それなのに、今私何やってんだろうって思ったんです」





すぐに別れた。後でチャラ男には他に彼女が何人もいたことを知った。このことは、トモにとっても嫌な思い出だったから、恥ずかしくて今まで言えなかったらしい。

「軽蔑しましたか?」
「そーいう事言わないでくれる。オレ、トモはウンコもションベンもしないと思ってるんだからさ」

冗談で言ってみる。トモ、オレの耳もとに口を寄せてきて、
「バカですね。しますよ、いっぱい」ってささやいた。そして、オレの頬に軽くキス。

トモも、今日はおかしい。トモ、顔を真っ赤にして、すぐもとの体勢に戻った。
オレも完全に動揺している。何とかごまかすように、あわてて口を開く。

「まあ、17・18の時なんて、みんなそんなもんだよ。オレの時なんてもっとひどかった気がするよ。トモだけが特別じゃないさ。クスリに手を出してないだけでもお利口さんだ。褒めてやるよ」

5分勃ちが6分勃ちに…。

「……キスしちゃいました」
「軽くだろ。外国じゃみんなやってる。たいした事じゃない。それよりトモがそのチャラ男を殴りたくなったら、いつでも呼んでくれ。オレが後ろから羽交い締めにしてやるから」
「もう、どうでもいいんです」
「あっ、そう」
「前に友達とかと話したんですが、やっぱり初めての時って、慣れている男の人の方がイイんですかね?」
「慣れてる人じゃないでしょ。好きな人でしょ」
「じゃあ、やっぱりオレさんだ」

トモ、やめてくれー。頭がおかしくなりそうだ。

かなり長い沈黙。トモの話を聞いたら、動悸が激しくなってきた。
もう一度、隣にいるトモを見てみる。「何?」トモと目が合う。やっぱり、おかしい。
このベタな展開にはまっている自分がいる。そのくせ体は微妙な反応。
勃つなら、勃つ!
勃たないのなら、いつものように萎えたままでいてくれ。
頼むよ、オレ!


「初めてをあげられなくてゴメンね」
「なっ、何言ってんの。トモが処女かどうかなんて、どーでもいいよ。そんなことでトモに対する気持ちは変わらない」

エー!オマエが何言ってんのだよ。
トモが抱きついてきて、オレの首のとこに顔を押しあてる。体をずらして寄りかかってくる。自然に座位のような体勢になった。

オレもトモの小さな背中を片手で抱きながら、もう一方の手でトモの頭を撫でてやる。しばらくは、こうしてた。

やがてトモが顔を上げ、正面からお互いを見つめ合う。トモの股間が短パン越しに、オレのチンコを刺激する。トモは腰を伸ばして上からオレを見つめながら、いたずらっぽく微笑んでいる。

ヤバイ、これは来るな。オレ、覚悟を決めた。
早くしろ!オレのチンコ、スクランブルだ!
トモが唇を寄せてくる。触れるか触れないかの軽いキス。トモを抱き寄せ激しいキス。

「ん~」トモの声がもれる。あせるな、激しくしちゃダメだ。優しくしてやれ。
ゆっくり舌をからませる。トモの舌がそれに応える。チャラ男の話を聞いたせいか、Hってのは好きな人とすると気持ちイイってことを教えてやりたくなった。
トモを女にしてやろう、そんな義務感みたいなものがオレの中にあった。

唇を離し、トモの耳や首すじに優しくキスして舌をはわせる。背中や腰をさすりながら、耳もとや髪の毛を撫でる。まだYシャツの上からの愛撫。
トモの吐息が荒くなる。Yシャツ越しに胸を触る。乳首を軽くつまむ。お尻から太ももにかけて指を滑らすように撫でる。

「んっー、」トモが体を後ろに反らす。白い肌がピンクに染まり鳥肌が立っているのが分かる。Yシャツの上から、乳首を舐める。

「あっ、」唾液で乳首が透ける。かなりイヤラシイ。お尻をつかみ、トモの股間を半勃ち状態のオレのチンコにこすりつけるように動かす。

「ハァ、ハァ、オレさん…、ヤバイです」
「どうした」
「ハア」そう声をもらして、トモがオレに覆い被さってきた。トモを手で支えてやろうとしたら、そのままズルズルと体が下へ力なく落ちていき、ソファに座っているオレの前でひざまずく形になった。トモの顔は、オレの股間のとこにある。

「そんなとこに顔うずめるなって」
「エヘッ」トモ、オレの短パンに手をかけ脱がそうとする。
「口でするの嫌だったんじゃないのか」
「好きな人なら平気です。だってオレさん、5年もこういう事してなかったんでしょ。私には我慢しないでくださいね。あまり上手くないと思うけど、やってみます」

一気に短パンを脱がされる。半勃ちのオレのチンコにトモの舌がまとわりつく。キスした時に分かったが、小さくて柔らかい唇と舌。チンコにキスをしながら、舌を動かしている。確かに上手くはないが、気持ちのこもった丁寧なフェラ。やっぱり慣れてないので、口のまわりがすぐに唾液だらけになる。時折、指でトモの口元をぬぐってやる。

そんな行為に、トモは嬉しそうな顔をしてゆっくりとチンコをくわえこむ。奥までムリして口に含みながら、舌を中でチョロチョロと動かしている。

オレはトモの髪や耳を撫でながら、健気に奉仕するトモを愛おしく感じた。献身的なトモのおかげで、何とか7・8分程度まで勃起。いつもの硬さではないものの、何とか中折れはしないで済みそう。今しかない!

トモの口をチンコから離し、トモをお姫様だっこをして寝室のベッドまで運ぶ。
倒れこむようにトモに覆い被さり、Yシャツのボタンを一つ一つはずしていく。
はずすたびに、あらわになるトモの幼くて未発達な体にキスをし、舌で舐める。トモはピクッと反応した。オレもその反応を楽しみながら、一生懸命に愛撫した。特に耳や首が弱いらしく、そこを攻めている時は、トモは口に手をあてて声がもれないように耐えていた。

いよいよ、一番大事なところ。あの薄いモジャモジャ。
「トモ、足開いて」
「嫌です」ギューっと足を閉じている。優しく太ももをさすりながら、
「開かないと先に進めない」
「だって…、こんな」
「どうした」
「あの…、自分でも分からないですけど、すごく濡れてるみたいなんです…」
「ん?」
「いつもこんなんじゃないのに…」
「見せてくれないと、確認しようがない」
「ヤです。恥ずかしいです」

前戯に時間をかけすぎて、オレのアソコの方はみるみる萎えてきた。ヤバイ!急げ。

「トモ、ゆっくりでいいから足を開いてくれ」
「あー、もう!」

覚悟を決めたのか、トモが足を開いていく。毛は薄いので未開発のアソコがハッキリと見える。

んっ?全身を愛撫したが、まだアソコには指一本触れてない。なのに、細いスジから小さな湧き水のように愛液が流れていて、足をモジモジさせてたので内股が薄く濡れていた。

トモは枕を抱き締めて、顔を隠している。アソコに軽くキスをしてみる。
「ん~」トモが声をもらし身をよじろうとするが、オレは太ももを押さえつけて顔をトモの股間にうめた。シャワーを浴びたせいで無味無臭。指で優しく広げると、ピンク色の内側はかなり濡れていた。

「トモ、痛かったら正直に言うんだぞ」

トモは枕を抱えたまま、大きくうなずいている。中指を入れてみる。クチュ。かなり濡れているおかげで、処女同然だがすんなり入る。クリを皮の上から甘噛みし、指を奥まで挿入させる。そして、ゆっくりと内部を広げるようにかき回した。

声にもならないトモの呻き声が聞こえる。人指し指も入れ、上部の恥骨の辺りを撫でてみる。トモが上体をのけ反らせた。クリの皮を舌でこじ開け、軽く舌先で触れてみる。そのたびごとに、アソコからは愛液が少しずつ流れてくる。

「あーっ、もうダメ」我慢しきれず、トモが枕を放し両手でオレの頭を自分のアソコから離そうとする。オレはトモの手を握りしめる。喘ぐたびにトモの手に力が入る。

トモが感じているのとは裏腹に、オレのアソコは勝手に終息状態。しまった!時間をかけすぎた。オレは半勃ちのチンコを、トモに気づかれないようにしごき始めた。

勃ってくれー!何とも情けない光景。クンニしながら、チンコをいじっている。
大好きなものが目の前にある。頼むからちゃんとしてくれと、心の中で自分をなじる。
何とか6分程度は回復したが、硬さが戻らない。

「オレさん、もうムリ!」

トモが叫んだ。ああ、オレもムリだ。アソコから顔を離し、トモの股間をさすりながら、チンコをトモの顔に近づけた。
こうなったら、またトモの力を借りるしかない。トモは何も言わず口に含んでくれた。
先程のフェラとは違って、喘ぎながら懸命にしゃぶってくれる。もう、トモも目がトロ~ンとしている。
おかげで7・8分、硬さももちそうだ。

「ありがとう。じゃあ、トモ挿れるよ」

コクッ。うなずく。

「痛かったら言うんだぞ」

正常位でゆっくり挿入。慎重にはじめは半分程度。トモの反応を確かめる。

「あーーっ」
「大丈夫か?」
「ヘンです…。痛くありません」

唾液なしであんなに濡れていたのだから、痛くはないと思っていた。それにオレのもフル勃起ではない。今のトモにはちょうどいいサイズかも知れない。

「じゃあ、奥まで挿れてみるぞ」
「…ハイ、きてください」

残りを全部挿れてみる。ギリギリ子宮口辺りに届いた。
やはり、トモのアソコは狭い。気を抜くとチンコが押し戻されそうだ。

「トモ、力を抜いて」
「うん」

リラックスさせるために、目を合わせてキスをした。軽く舌をからめて、髪を撫でてやる。ゆっくりしたストロークで腰を動かす。オレのチンコは、早くイキそうな感じはないが、逆に中折れの心配があった。時間はないが、トモを大人にしてやんないといけない。反応を探るように、トモの中でチンコを動かす。
トモの息づかいが激しくなる。目はうつろ。

「ハァ、ハァ、オレさん…、ヘンな感じです。自分の体じゃないみたいです…」

オレ、必死の優しいピストン。頼むー!もってくれー。完全に自分との闘い。
「あーーっ」オレの腰に巻きついていたトモの足が、オレを締めつけた。トモの上半身がピクピク痙攣している。トモの足をはずし、ゆっくりとチンコを抜く。

トモは子どものように体を丸め、横向きになった。軽く背中に触れてみた。ビクッと体を震わせる。
オレ、射精なし。コンドーム無しの生だったから当たり前か。とにかく自分の性欲よりトモのHのトラウマを取り除いてやるのが目的のような気がした。

トモに愛用のタオルケットを掛けてやった。そのまま眠ってしまいそうなくらいの脱力感。オレもトモの横に入り込み、後ろから軽く抱きしめた。トモ、そのままの状態。
たぶん、二人とも寝てたと思う。

どれぐらい時間が経ったろう。目を開けると、あお向けになっているオレの胸の上に、トモの顔があった。

「起きましたか」
「どれぐらい寝てた?」
「1時間ぐらいじゃないですか。…しちゃいましたね」
「ああ」
「やっとですね」
「今、何時だ?」
「1時ぐらいだと思います」

雨は小降りになっていた。

「腹減ったな」
「私もです」
「そうめんでも茹でるか。その前に、またシャワー浴びないと」
「汗かきましたね」
「いいよ、先で」
「いってきまーす」

トモが立ち上がり、風呂場に走って行った。アレッ?足、けがしてなかったっけ?

何かオレの方がハメられた気がする。まあ、イイけど。
その後、昼飯を食べて、不完全なチンコを奮い立たせながら、夕方までトモとHした。
二人とも今度は気持ちにゆとりができて、幼馴染みの恋人みたいにイチャつきながら、いろんな体位を試したりした。

トモのアソコは常に潤っていて、オレの半勃ちチンコをすんなりと受け入れた。さすがに騎上位は痛かったみたいだけど…。

楽しい時間だった。でも、オレの射精はなかった。まだ、トモのことを女としてみれないところがあったのかもしれない。何より自分を勃たすことに必死だった。
トモも、そのことだけは気にしていた。でも、オレは満足していた。

「オレさん、Hって気持ちイイんですね」
「次の日、筋肉痛になるけどな。次にする時は、もっと良くなるよ」
「そうなんですか」



八月の終わり。いつもと変わらない日常。ちょっとトモがベタベタするようになったけど、オレの方は相変わらず勃たないままだった。まったりする昼寝の習慣の時間でも、無反応。トモは不満だったろうと思う。自分からシテとは言えないだろうし、他にも自分のことをオレがどう思っているのか聞きたかったと思う。

家でトモとした時のことを思い出して、オナニーしてみようとした。ムリ。エロDVDをつけるてみる。フル勃起。こればかりはしょうがない。
オレの中で何かがセーブしてるんだろう。

八月下旬に、トモの大検の合格発表があった。トモ、合格してた。
オレも嬉しかったし、よくやったと思う。でも、その時だけはヤバかった。

「やったよ!オレさん」
「良かったなあ」

トモががっつり抱きついてきて、そのままディープキス。
気持ちは高まっていても、体は全く反応しない。
トモがオレの目を見つめる。ゴメン、どうすることも出来ない。
とりあえず、ケーキを買ってあげて、二人だけで祝勝会。


長い夏休みが終わった。
オレは完全に仕事に復帰し、庭の方は母親の体調が良くなってきたので任せることにした。トモも新しいバイトをはじめ、いよいよ大学受験に向けて勉強をスタートさせた。トモには個別指導の知り合いの塾を紹介してやった。

「信頼できる人だよ。時間も自由に組めるしな。夜遅くなるようだったら、ケータイ鳴らしてくれれは、迎えに行くよ」
「良かった」

たぶん、あの時はオレもトモもどうかしてたんだと思う。
もう二度とあんな事にはならないだろう。トモとの関係を長びかせても、トモのためにはならないことぐらい分かっている。
でも、これからもトモを遠くで見守っていこうと思っている。
ひと夏のいい思い出。


そんな訳ないじゃん。
インポのままで終われるかい。
やっと、トモとの関係も落ち着いたので、できるだけ早く続きを書きます。
長文でスミマセンでした。

<続く>

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