猫が苦手な鈴木京香似の隣人と 1
実は俺、大家さんはもちろん近隣の住人にも内緒でネコを飼っていますた。
飼ってたっていう言い方はあんまし好きじゃないな、一緒に住んでたってことにしよう。
ある大雨の夜に、アパートの前でズブ濡れでニャーニャー言ってたんだよね。
俺が近づいても逃げるどころか足首にスリスリしてきて、どちらかというとネコよりもイヌ派だった俺なんだけど、超!可愛いなぁって思った。
(とりあえず一晩だけ部屋に入れてやるかぁ)なんて考えて、長いひもをブラブラさせて釣りするみたいに部屋へ誘導。
ヒモの先っちょにじゃれつきながら、まんまとソイツは俺の部屋へとやってきた。
捨てネコなのか迷いネコなのかはわからないけど、やけに人間になれている感じ。
生後何ヶ月なのかわからないけど仔猫なのは明らか。
アメリカンショートヘアっぽいねってことだったけど、とにかく可愛かった。
一晩だけ泊めてやる予定が、翌々日にはネコトイレに爪研ぎ板、ネコが遊ぶオモチャなんかを買い揃えてしまい、すっかり夢中になってしまった。
勝手にニャンコ先生なんて名前もつけ、そうして俺たちの同棲は始まった。
まぁ、ネコとハァハァはさすがの俺も無理なので、そろそろ鈴木さんに登場してもらおう。
彼女はネコが苦手だったらしく、やがて成長しアパートの周りを徘徊するニャンコ先生には、ほとほと困っていたらしい。スマソ。
アパートの階段は夏でもひんやりとして涼しく、ニャンコ先生は踊り場の手すりでいつも昼寝をしていた。鈴木さんにとっては階段は通れないわ、部屋に入ろうとするとニャンコ先生も追いかけてくるわで、エライ迷惑だったみたい。スマソ。
ある日、女の人の悲鳴が聞こえるなぁなんて玄関を出てみると、ニャンコ先生にちょっかい出されて泣きそうになってる鈴木さんがいた。スマソ。
「助けてください…ネコ苦手なんですっ」
なんて鈴木さんに言われてしまい、まさか「俺の飼い猫です」
とは言えなかった。「どこの迷いネコだ?」なんて言いながら
シッシッ!って感じでニャンコ先生を抱き上げアパートの外へと連れ出した。
何度か挨拶は交わしたことはあったけど、鈴木さんと会話らしい会話をするのはそのときが初めて。それからニャンコ先生はたびたび鈴木さんに迷惑をかけていたみたいで、ピンポンチャイム鳴らされて「部屋に入れないのでネコお願いします。」
なんてお願いされたりした。
鈴木さんが無事部屋に入るまで、追いかけようとするニャンコ先生を俺が抑えておくなんて役割を担当した。
もちろん、いかにも(こんなネコ俺は知らないよ?)って感じで
毎度毎度飼い主じゃないフリをしなくちゃいけなかったわけで、
ニャンコ先生にはとても申し訳なかった。
ニャンコ先生もニャニャニャニャニャーって感じで怒ってる感じだった。
そんなニャンコ先生もやがて立派なオス猫に育ち、朝出ていったきり夜まで戻らないってことが多くなる。
そして月日は流れ、もう春だねって感じの引っ越しシーズンがやってきた。
めずらしくまだ明るいうちに帰宅した俺は、階段で鈴木さんの御両親らしき人とすれ違った。ダンボールや家具やらを運び出していて、一目で引っ越すことがわかった。
原チャリを駐輪場にいれ、コッソリ聞き耳を立てていると、
「じゃ明後日迎えに来るから、残りの荷造りちゃんと終えてなさいよ」
みたいなことを母親らしき人が言い、父親らしき人が運転するトラックで御二人は去っていった。
戻ってきた鈴木さんと一緒に階段を昇りながら
「引っ越しちゃうの?」
「うん、もう学校終わりだし、とりあえず実家に帰ることにしたの。」
「そっかぁ…」
なんて会話を交わした。
部屋に帰り着き、なぜか鈴木さんのことが頭に浮かんでくる。
(特に仲良くしてたわけじゃないけど、なんとなく寂しいな)
とか(もう少し仲良くしておけば良かったかな?)なんて
今さらながらの感情が芽生える。
それに、さっき言葉を交わしていたときの鈴木さんはどことなく寂しそうだったのが強く印象に残っていた。春が出会いと別れの季節だとはいえ、やっぱり寂しいもんは寂しい。
(鈴木さん、もしかして遠距離恋愛になったりしちゃうのかなぁ…)
なんて余計なお世話とも思える同情心まで湧いてくる。
とにかく鈴木さんのことが気になって気になって、たまらなくなってきた。
アレコレ考えて、俺の脳ミソが弾きだしたのは
『もう2度と会うこともないんだし、この地での最後の思い出に鈴木さん
と俺がSEXしちゃうってのもアリないんじゃないかな!?(;´Д`)ハァハァ』
なんて結論。アホ丸出しである。
こんなアホなことを考えるのは俺だけなんだろうか‥(笑)
けれど、「もう2度と会わないかも知れない相手と」っていうのは、
アトクサレがないという意味では最高。
逆に俺が女の子に、「もう2度と会わないんだから最後にHしちゃう?」
なんて言われたら、120%心揺れちゃう。
まぁいきなり「最後にSEXしませんか?」なんて言えるはずもない。
とりあえず、「最後にお酒でも飲みませんか?」なんて感じで誘ってみるのが無難だろう。そのあとのことはアドリブでなんとでもなる。
も、もちろん全て合意の上での話ね。
酒に酔わせてどうこうしようとかそういうレベルの問題ではない。
タイミングよくバイトの給料日からまだ数日しか経ってなかった。
財布の中は潤ってたし、「最後になにか御馳走しちゃうぜ!」くらいの勢いで誘えそうな気がした。
いつもはヘタレなのに、金のあるときにには、なぜか強気になったり
積極的になれちゃうのは俺だけじゃないはずw
つーわけで、俺はスーパーに買い物に行き、スキヤキの材料を買い込む。
ビールや焼酎なんかも買ったし、女の子向けの甘いお酒の類も準備した。
全ての準備は整ったかに見えた。
しかし、やはり最後に怖気づいた。どう誘えばいいのかわからない‥。
いきなりピンポ~ン♪って訪ねていって「最後に酒でも飲みませんか?」
って…、こんなセリフなかなか言えるもんじゃねーYOって気付いた。
1.「私お酒飲めないです」ってあっさり言われたらどうする?
2.(ハァ!?なんでアンタと酒飲まなくちゃいけないわけ?)と超イヤな顔されたら?
3.普通に「忙しいです」なんて断られるのは当たり前にあるかも?
4.つーか、すでに先約とかあるかもしれない?
1,3,4、はイイとして、2はちょっと耐えられない…。
合コンみたいに、男女双方が「楽しもう、楽しみたい」って気持ちでやってくるわけじゃない。今のところ俺が勝手に「最後に楽しんだらいいじゃん?」なんて、一方的に盛り上がってしまっているだけだってことに気付く。
スキヤキの材料をすでに買ってきてしまっているところなんか、すごーく恥ずかしくなってくる…w
果たして、鈴木さんは「最後にハメをはずそう」とか、そんな風に考えたりするような女性なのだろうか?そして、俺に、鈴木さんにハメをはずさせることができるような魅力があるのだろうか?俺はハメハメできるのだろうか?
(早急に確認しなきゃいけないことは一体なんなのか?)
根本的なことを考えるのを忘れていた。鈴木さんは酒を飲めるのか?
とか鈴木さんをどうやって誘おうか?とかそんなことじゃない。
「鈴木さんはノリの良い人間か?否か!?」これが一番重要なのだ。
それは同時に、「男慣れしているか?否か!?」ってことでもある。
少なくとも、男の扱いに慣れている女性ならば前述した2番みたいな態度はとらないはずだと思う。
ある程度大人の女性なら、やんわりとした断り方、上手なフリ方ってやつも心得ているはずだ。
さて、鈴木さんはどんな人なんだろう?
考えてみると、苗字が鈴木ってこととネコが苦手だって事しか知らない。(笑)
いや、オッパイ大きいのは知ってる。
小さく見積もってFカップ。おそらくGかH。Iカップだとしても俺は驚かない。
そのくらい大きかった。
まぁ若干ポッチャリではあったが、世間で言うところの「デヴ」ではない。
顔は?優しそうな感じ。言葉を交わしたときも、穏やかで落ち着いた印象だった。
男はいるのか?
これは確実にいると思われた。週末はほとんど男の車で帰ってきてたし、
朝部屋から男が出て行くのも何度も目撃したことがある。
それも、引っ越してきてから何人か男が替わったような気もする。
彼女にしようというわけでもないので、一晩カギーリの関係を結ぶなら男関係は多少ハデなほうがイイくらいかもしれない。なんの問題もない。
そんなことを考えていると‥鈴木さんって‥けっこう‥
オッパイ揉まれちゃったり‥してるんじゃないか…?
って思えてきて(;´Д`)ハァハァ だった。
とりあえず何か、「鈴木さんともう少し言葉を交わすきっかけ」を探さなきゃいけないと思った。
時間は刻々と過ぎていく。夕闇がすぐそこまで迫ってきていた。
そして俺は大胆な行動を思いつく。
大胆かつアホな作戦だった。今考えると穴だらけの作戦で笑ってしまう。
ピンポーン…。
「はーい」と鈴木さんが答える。覗き窓から俺の様子を伺っているような気配。
2~3秒後にガチャリと扉は開け放たれた。
あえて「隣の織田です」とは名乗らなかった。わざわざ他人行儀な雰囲気を作る必要もないと思ったからだった。
「ちょっとお願いがあるんだけどぉ‥」
俺はいきなり本題を切り出した。
「あのさぁ俺の電話ブッ壊れちゃったみたいでぇ‥
電話番号教えるから、ちょっと電話してみてくれないかなぁ…」
ここでも敬語は使わず、巧く言えばフレンドリー、悪く言えば馴れ馴れしいとも言える接し方を試みた。
ここで「なんなのコイツ!?」みたいな感じで対応されればその時点で終了。
「忙しいとこごめんなさいね~」なんて言って去ってしまえばいいや!って思った。
ところが鈴木さんは、
「うんいいよぉ。OK♪OK♪」
なんて感じで快諾してくれた。俺は心の中ですでにスキヤキの準備を始めた。
電話番号を伝え、「じゃ15秒後に掛けて!」なんて言い残して部屋に戻る。
これでとりあえず、鈴木さんともう少しお話できるきっかけはつかんだ。
あとはエロの神様が降臨するのを待つのみ。
15秒後…。電話は鳴らない。30秒後…。1分経過…。鳴らない。
すると、鈴木さんが窓を開け放つようなガラガラ~みたいな音が聞こえた。
俺も窓を開ける。階段を挟んで、出窓が向かい合うような部屋の造りになっていたので、窓を開ければすぐにおしゃべりができるくらいの距離なのだ。
「電話鳴ってないみたいね?」「うん、鳴らない…」
「さっきからずっと電話かけてるんだけど?」「やっぱ壊れたのかな…」
そんな会話を交わす。
「ごめんね。ちょっと電話の取扱説明書でも読んでみるよ。ありがとね♪」
「ううん。私またあとで掛けてみようか?窓開けておくから♪」
「あ、ほんと?じゃ、またあとでお願いするかも… じゃ、あとで!」
「それじゃね♪」
そんな感じで鈴木さんは窓辺を離れた。
俺の心の中ではすでにスキヤキのイイ匂いが漂い始めていた。
種明かしをすれば…。
俺は鈴木さんの部屋を訪ねる前に、電話の音量を「切」に設定していた。(笑)
電話が掛かってきても呼び出し音が鳴るわけがない。鳴るわきゃねーんだよ。
こ、これって、罪になりますか?僕は犯罪者ですかっ!?ヽ( ̄▽ ̄)ノ♪
どうやら鈴木さんは大変ノリの良い人みたい。
大人しいタイプの女性でもなさそうだし、話し易い感じもした。
頃合いを見計らって、窓からもう一度話し掛けてみる。
「鈴木さんいますか~?」
「ハイハイいますよ~。」
「じゃ、もう1回お願いします~」
「は~いちょっと待ってね~」
鈴木さんはどうやらタバコを吸うらしく、窓辺の灰皿で火を消しながら
「えっと?何番だっけ?あ、リダイヤルすればいいのか?」
なんて独り言を呟いている。
俺も長いこと吸っていなかったタバコに火をつけ、
そっと「切」から「小」へとボリュームを設定した。
トゥルルルル‥トゥルルルル…。
鳴った。そりゃ当たり前だ。もともと鳴るんだから。
「なんかねぇ、電話線かなんかの接触不良なのかも。」
「そっかぁ。とりあえず直ってよかったね。」
さて、ここからどうやって「一緒に酒でも飲みませんか?」って切り出そうかと考えていると、鈴木さんのほうから話題を振ってきてくれた。
「織田君もタバコ吸うんだね。あのさ、私もお願いあるんだけど…」
玄関の扉や郵便受けに「織田」って表札があったから鈴木さんも俺の苗字を知っていて当然だった。
「ん?なになに?」
「部屋の壁ってさ、タバコのヤニで汚れてない?どんな感じ?」
「あ~、俺の部屋はちょっとヤバイかもね…」
「ちょっと見に行ってもいい?引っ越すことになったから不安でさぁ‥」
「うん別にいいよぉ…」
そして一分もしないうちに鈴木さんが俺の部屋を訪ねてくる。
あらかじめ部屋は掃除していたし、もしかするとスキヤキパーティーかもしれないって勝手に思っていたから、ネコ関係の品々も押し入れに片付けていた。準備だけは万端だったのだ。
「おっ邪魔っしま~す♪」
なんて軽いノリで鈴木さんは部屋に入ってきたかと思うと、
「ゲッ。これヤバいよ!絶対ヤバイっ!」
なんて驚きの表情だった。確かに俺の部屋は飲み会の会場になることや徹夜マージャンの会場になることが多かったので、モロ喫煙室だった。
壁は黄色く汚れてきたなぁとは思っていたけど、そんなにビックリされるとは思いもしなかった。
「ちょっと、私の部屋来てみなよぉ♪」
鈴木さんに言われるがまま、俺は隣の部屋へ訪ねていった‥。
もうすっかり生活感のなくなっている部屋だった。
あるのはテレビと冷蔵庫とダンボールだけって感じ。
そしてその部屋の壁の白さに俺は驚いた。眩しさを感じるくらいだった。
「な、なんだ、この白さは‥」
「私、タバコはほとんど換気扇の下で吸ってたもん‥」
なるほど、そういうことか!俺はなにも考えてなかったけど、
部屋が綺麗であればあるほど敷金礼金とかってイッパイ戻ってくるはずだった。
「織田君の部屋は、逆にクリーニング代取られるんじゃない?w
なんか急に私は安心しちゃったよ。自分の部屋の綺麗さに自信が持てた!」
「ちょっとポスターでも剥がしてみようか?」
そして鈴木さんは再び俺の部屋へ‥。
俺の部屋には、あるサッカー選手のポスターがあった。
それも入居してすぐに貼ったものだったので、その下はタバコのヤニが付着していないはず。
「そっちの画鋲はずして」
けっこう大きなポスターだったので、俺は右、鈴木さんは左にスタンバイ。
ちょっぴりめくったところで、2人で見つめ合い、
「見なかったことにして‥」「うん、そうするよ…」
なんて阿吽の呼吸だった。
ポスターの下は白くまばゆい光を放っていた。(笑)
経済的にはけっこうシビアな生活を送っていたので、部屋のクリーニング代なんてものを考えると気が遠くなった。凹み気味の俺は、
「鈴木さん、まぁ座ってよ。タバコでもガンガン吸っちゃってください」
と赤ラークを一本差し出しながら、座椅子に座ることを促した。
結果的には、『この凹み気味にタバコ吸っちゃってくれよ』って態度が功を奏した。
「じゃ、遠慮なくぅ♪」
って鈴木さんはタバコを受け取ったので、火を灯してあげた。
「この壁の汚さには、かなり凹んだよ…」
「あはは、もうどうしようもないから吸っちゃいなよ」
「でも、俺ほとんど禁煙状態でもうあんまし吸ってないんだよぉ?
けど、吸う気満々になってきちゃったよw」
「吸え吸え!吸っちゃえ!」
なんて感じでヤニトークに花が咲く。
ほんとはさっき盗み聞きしてたから、鈴木さんが明後日までこのアパートにいる、ってことは知ってたんだけど、
「もしかして、今夜がこのアパートで過ごす最後の夜?」
なんてワザとらしく聞いてみた。
「ううん、明後日、うちの親が迎えに来るの。だからあと2日間かな」
そんな答えが返ってくるのはわかりきってたけど、会話を途切れさせるわけにはいかないのだ。沈黙が訪れた瞬間、「じゃ、私部屋に戻るよ」なんて言われるかもしれなかったので、俺は必死だったのさw
「もしかして、もう冷蔵庫とかも空っぽ?」
なかなか鋭いトークを切り出す俺。もうすっかり日も落ち、夕飯の時間でもおかしくないくらいだったので、食べ物ネタに話題を切り替える。
「うん、もう冷蔵庫は空っぽに近いね。夕飯どうしようかなぁ‥」
鈴木さんの何気ない一言に便乗して、(このタイミングだぁぁぁぁぁ!)
っと本題を切り出す。
「ごはん一緒に食べちゃう?」
鈴木さんに考える暇を与えない。間髪いれずにもういっちょ!
「鈴木さんお酒好き?飲んじゃう?」
たたみかける俺。鈴木さんが酒好きであることを願った。
エロの神様ももうすぐそこまでいらっしゃってる予感!?
「お酒は好きだよぉ、けっこう飲むかも♪日本酒はだめだけどね。」
酒好きキタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!
「じゃ飲もうよ! 俺今日、肉食べたくてさ。ひとりでスキヤキしようとか
思ってたの。でもスキヤキ一人前なんて材料売ってないじゃん?
ちょうど良かったよ」
「スキヤキも好きだよぉ♪ お肉大好き‥」
肉好きもキタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!
そのあと鈴木さんは自分のタバコを取りにいったん部屋に戻り、
戻ってきたときには髪を後ろに束ねちょっぴり印象が変わっていた。
スキヤキを一緒に食べ、酒を飲みながら俺たちのトークはヒートアップしてゆく。
「実はね、あまりにもはやくカーテン取っ払っちゃってさ…」
肉を突きながら鈴木さんが新しい話題を振る。
「夜になって電気つけると部屋の中丸見えなのね…だからどっか
出掛けようかと思ってたの。でも友達と連絡取れなくてぇ…
織田君に誘ってもらえてよかったぁ♪」
「あ、ほんと?なーんだ無理に誘って悪かったかなぁって思ってたんだけど、
タイミングバッチリだったんだね~。」
なんて答えながらも、「風呂上りで素っ裸丸見え」な鈴木さんを想像してたねw
<続く>
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捨てネコなのか迷いネコなのかはわからないけど、やけに人間になれている感じ。
生後何ヶ月なのかわからないけど仔猫なのは明らか。
アメリカンショートヘアっぽいねってことだったけど、とにかく可愛かった。
一晩だけ泊めてやる予定が、翌々日にはネコトイレに爪研ぎ板、ネコが遊ぶオモチャなんかを買い揃えてしまい、すっかり夢中になってしまった。
勝手にニャンコ先生なんて名前もつけ、そうして俺たちの同棲は始まった。
まぁ、ネコとハァハァはさすがの俺も無理なので、そろそろ鈴木さんに登場してもらおう。
彼女はネコが苦手だったらしく、やがて成長しアパートの周りを徘徊するニャンコ先生には、ほとほと困っていたらしい。スマソ。
アパートの階段は夏でもひんやりとして涼しく、ニャンコ先生は踊り場の手すりでいつも昼寝をしていた。鈴木さんにとっては階段は通れないわ、部屋に入ろうとするとニャンコ先生も追いかけてくるわで、エライ迷惑だったみたい。スマソ。
ある日、女の人の悲鳴が聞こえるなぁなんて玄関を出てみると、ニャンコ先生にちょっかい出されて泣きそうになってる鈴木さんがいた。スマソ。
「助けてください…ネコ苦手なんですっ」
なんて鈴木さんに言われてしまい、まさか「俺の飼い猫です」
とは言えなかった。「どこの迷いネコだ?」なんて言いながら
シッシッ!って感じでニャンコ先生を抱き上げアパートの外へと連れ出した。
何度か挨拶は交わしたことはあったけど、鈴木さんと会話らしい会話をするのはそのときが初めて。それからニャンコ先生はたびたび鈴木さんに迷惑をかけていたみたいで、ピンポンチャイム鳴らされて「部屋に入れないのでネコお願いします。」
なんてお願いされたりした。
鈴木さんが無事部屋に入るまで、追いかけようとするニャンコ先生を俺が抑えておくなんて役割を担当した。
もちろん、いかにも(こんなネコ俺は知らないよ?)って感じで
毎度毎度飼い主じゃないフリをしなくちゃいけなかったわけで、
ニャンコ先生にはとても申し訳なかった。
ニャンコ先生もニャニャニャニャニャーって感じで怒ってる感じだった。
そんなニャンコ先生もやがて立派なオス猫に育ち、朝出ていったきり夜まで戻らないってことが多くなる。
そして月日は流れ、もう春だねって感じの引っ越しシーズンがやってきた。
めずらしくまだ明るいうちに帰宅した俺は、階段で鈴木さんの御両親らしき人とすれ違った。ダンボールや家具やらを運び出していて、一目で引っ越すことがわかった。
原チャリを駐輪場にいれ、コッソリ聞き耳を立てていると、
「じゃ明後日迎えに来るから、残りの荷造りちゃんと終えてなさいよ」
みたいなことを母親らしき人が言い、父親らしき人が運転するトラックで御二人は去っていった。
戻ってきた鈴木さんと一緒に階段を昇りながら
「引っ越しちゃうの?」
「うん、もう学校終わりだし、とりあえず実家に帰ることにしたの。」
「そっかぁ…」
なんて会話を交わした。
部屋に帰り着き、なぜか鈴木さんのことが頭に浮かんでくる。
(特に仲良くしてたわけじゃないけど、なんとなく寂しいな)
とか(もう少し仲良くしておけば良かったかな?)なんて
今さらながらの感情が芽生える。
それに、さっき言葉を交わしていたときの鈴木さんはどことなく寂しそうだったのが強く印象に残っていた。春が出会いと別れの季節だとはいえ、やっぱり寂しいもんは寂しい。
(鈴木さん、もしかして遠距離恋愛になったりしちゃうのかなぁ…)
なんて余計なお世話とも思える同情心まで湧いてくる。
とにかく鈴木さんのことが気になって気になって、たまらなくなってきた。
アレコレ考えて、俺の脳ミソが弾きだしたのは
『もう2度と会うこともないんだし、この地での最後の思い出に鈴木さん
と俺がSEXしちゃうってのもアリないんじゃないかな!?(;´Д`)ハァハァ』
なんて結論。アホ丸出しである。
こんなアホなことを考えるのは俺だけなんだろうか‥(笑)
けれど、「もう2度と会わないかも知れない相手と」っていうのは、
アトクサレがないという意味では最高。
逆に俺が女の子に、「もう2度と会わないんだから最後にHしちゃう?」
なんて言われたら、120%心揺れちゃう。
まぁいきなり「最後にSEXしませんか?」なんて言えるはずもない。
とりあえず、「最後にお酒でも飲みませんか?」なんて感じで誘ってみるのが無難だろう。そのあとのことはアドリブでなんとでもなる。
も、もちろん全て合意の上での話ね。
酒に酔わせてどうこうしようとかそういうレベルの問題ではない。
タイミングよくバイトの給料日からまだ数日しか経ってなかった。
財布の中は潤ってたし、「最後になにか御馳走しちゃうぜ!」くらいの勢いで誘えそうな気がした。
いつもはヘタレなのに、金のあるときにには、なぜか強気になったり
積極的になれちゃうのは俺だけじゃないはずw
つーわけで、俺はスーパーに買い物に行き、スキヤキの材料を買い込む。
ビールや焼酎なんかも買ったし、女の子向けの甘いお酒の類も準備した。
全ての準備は整ったかに見えた。
しかし、やはり最後に怖気づいた。どう誘えばいいのかわからない‥。
いきなりピンポ~ン♪って訪ねていって「最後に酒でも飲みませんか?」
って…、こんなセリフなかなか言えるもんじゃねーYOって気付いた。
1.「私お酒飲めないです」ってあっさり言われたらどうする?
2.(ハァ!?なんでアンタと酒飲まなくちゃいけないわけ?)と超イヤな顔されたら?
3.普通に「忙しいです」なんて断られるのは当たり前にあるかも?
4.つーか、すでに先約とかあるかもしれない?
1,3,4、はイイとして、2はちょっと耐えられない…。
合コンみたいに、男女双方が「楽しもう、楽しみたい」って気持ちでやってくるわけじゃない。今のところ俺が勝手に「最後に楽しんだらいいじゃん?」なんて、一方的に盛り上がってしまっているだけだってことに気付く。
スキヤキの材料をすでに買ってきてしまっているところなんか、すごーく恥ずかしくなってくる…w
果たして、鈴木さんは「最後にハメをはずそう」とか、そんな風に考えたりするような女性なのだろうか?そして、俺に、鈴木さんにハメをはずさせることができるような魅力があるのだろうか?俺はハメハメできるのだろうか?
(早急に確認しなきゃいけないことは一体なんなのか?)
根本的なことを考えるのを忘れていた。鈴木さんは酒を飲めるのか?
とか鈴木さんをどうやって誘おうか?とかそんなことじゃない。
「鈴木さんはノリの良い人間か?否か!?」これが一番重要なのだ。
それは同時に、「男慣れしているか?否か!?」ってことでもある。
少なくとも、男の扱いに慣れている女性ならば前述した2番みたいな態度はとらないはずだと思う。
ある程度大人の女性なら、やんわりとした断り方、上手なフリ方ってやつも心得ているはずだ。
さて、鈴木さんはどんな人なんだろう?
考えてみると、苗字が鈴木ってこととネコが苦手だって事しか知らない。(笑)
いや、オッパイ大きいのは知ってる。
小さく見積もってFカップ。おそらくGかH。Iカップだとしても俺は驚かない。
そのくらい大きかった。
まぁ若干ポッチャリではあったが、世間で言うところの「デヴ」ではない。
顔は?優しそうな感じ。言葉を交わしたときも、穏やかで落ち着いた印象だった。
男はいるのか?
これは確実にいると思われた。週末はほとんど男の車で帰ってきてたし、
朝部屋から男が出て行くのも何度も目撃したことがある。
それも、引っ越してきてから何人か男が替わったような気もする。
彼女にしようというわけでもないので、一晩カギーリの関係を結ぶなら男関係は多少ハデなほうがイイくらいかもしれない。なんの問題もない。
そんなことを考えていると‥鈴木さんって‥けっこう‥
オッパイ揉まれちゃったり‥してるんじゃないか…?
って思えてきて(;´Д`)ハァハァ だった。
とりあえず何か、「鈴木さんともう少し言葉を交わすきっかけ」を探さなきゃいけないと思った。
時間は刻々と過ぎていく。夕闇がすぐそこまで迫ってきていた。
そして俺は大胆な行動を思いつく。
大胆かつアホな作戦だった。今考えると穴だらけの作戦で笑ってしまう。
ピンポーン…。
「はーい」と鈴木さんが答える。覗き窓から俺の様子を伺っているような気配。
2~3秒後にガチャリと扉は開け放たれた。
あえて「隣の織田です」とは名乗らなかった。わざわざ他人行儀な雰囲気を作る必要もないと思ったからだった。
「ちょっとお願いがあるんだけどぉ‥」
俺はいきなり本題を切り出した。
「あのさぁ俺の電話ブッ壊れちゃったみたいでぇ‥
電話番号教えるから、ちょっと電話してみてくれないかなぁ…」
ここでも敬語は使わず、巧く言えばフレンドリー、悪く言えば馴れ馴れしいとも言える接し方を試みた。
ここで「なんなのコイツ!?」みたいな感じで対応されればその時点で終了。
「忙しいとこごめんなさいね~」なんて言って去ってしまえばいいや!って思った。
ところが鈴木さんは、
「うんいいよぉ。OK♪OK♪」
なんて感じで快諾してくれた。俺は心の中ですでにスキヤキの準備を始めた。
電話番号を伝え、「じゃ15秒後に掛けて!」なんて言い残して部屋に戻る。
これでとりあえず、鈴木さんともう少しお話できるきっかけはつかんだ。
あとはエロの神様が降臨するのを待つのみ。
15秒後…。電話は鳴らない。30秒後…。1分経過…。鳴らない。
すると、鈴木さんが窓を開け放つようなガラガラ~みたいな音が聞こえた。
俺も窓を開ける。階段を挟んで、出窓が向かい合うような部屋の造りになっていたので、窓を開ければすぐにおしゃべりができるくらいの距離なのだ。
「電話鳴ってないみたいね?」「うん、鳴らない…」
「さっきからずっと電話かけてるんだけど?」「やっぱ壊れたのかな…」
そんな会話を交わす。
「ごめんね。ちょっと電話の取扱説明書でも読んでみるよ。ありがとね♪」
「ううん。私またあとで掛けてみようか?窓開けておくから♪」
「あ、ほんと?じゃ、またあとでお願いするかも… じゃ、あとで!」
「それじゃね♪」
そんな感じで鈴木さんは窓辺を離れた。
俺の心の中ではすでにスキヤキのイイ匂いが漂い始めていた。
種明かしをすれば…。
俺は鈴木さんの部屋を訪ねる前に、電話の音量を「切」に設定していた。(笑)
電話が掛かってきても呼び出し音が鳴るわけがない。鳴るわきゃねーんだよ。
こ、これって、罪になりますか?僕は犯罪者ですかっ!?ヽ( ̄▽ ̄)ノ♪
どうやら鈴木さんは大変ノリの良い人みたい。
大人しいタイプの女性でもなさそうだし、話し易い感じもした。
頃合いを見計らって、窓からもう一度話し掛けてみる。
「鈴木さんいますか~?」
「ハイハイいますよ~。」
「じゃ、もう1回お願いします~」
「は~いちょっと待ってね~」
鈴木さんはどうやらタバコを吸うらしく、窓辺の灰皿で火を消しながら
「えっと?何番だっけ?あ、リダイヤルすればいいのか?」
なんて独り言を呟いている。
俺も長いこと吸っていなかったタバコに火をつけ、
そっと「切」から「小」へとボリュームを設定した。
トゥルルルル‥トゥルルルル…。
鳴った。そりゃ当たり前だ。もともと鳴るんだから。
「なんかねぇ、電話線かなんかの接触不良なのかも。」
「そっかぁ。とりあえず直ってよかったね。」
さて、ここからどうやって「一緒に酒でも飲みませんか?」って切り出そうかと考えていると、鈴木さんのほうから話題を振ってきてくれた。
「織田君もタバコ吸うんだね。あのさ、私もお願いあるんだけど…」
玄関の扉や郵便受けに「織田」って表札があったから鈴木さんも俺の苗字を知っていて当然だった。
「ん?なになに?」
「部屋の壁ってさ、タバコのヤニで汚れてない?どんな感じ?」
「あ~、俺の部屋はちょっとヤバイかもね…」
「ちょっと見に行ってもいい?引っ越すことになったから不安でさぁ‥」
「うん別にいいよぉ…」
そして一分もしないうちに鈴木さんが俺の部屋を訪ねてくる。
あらかじめ部屋は掃除していたし、もしかするとスキヤキパーティーかもしれないって勝手に思っていたから、ネコ関係の品々も押し入れに片付けていた。準備だけは万端だったのだ。
「おっ邪魔っしま~す♪」
なんて軽いノリで鈴木さんは部屋に入ってきたかと思うと、
「ゲッ。これヤバいよ!絶対ヤバイっ!」
なんて驚きの表情だった。確かに俺の部屋は飲み会の会場になることや徹夜マージャンの会場になることが多かったので、モロ喫煙室だった。
壁は黄色く汚れてきたなぁとは思っていたけど、そんなにビックリされるとは思いもしなかった。
「ちょっと、私の部屋来てみなよぉ♪」
鈴木さんに言われるがまま、俺は隣の部屋へ訪ねていった‥。
もうすっかり生活感のなくなっている部屋だった。
あるのはテレビと冷蔵庫とダンボールだけって感じ。
そしてその部屋の壁の白さに俺は驚いた。眩しさを感じるくらいだった。
「な、なんだ、この白さは‥」
「私、タバコはほとんど換気扇の下で吸ってたもん‥」
なるほど、そういうことか!俺はなにも考えてなかったけど、
部屋が綺麗であればあるほど敷金礼金とかってイッパイ戻ってくるはずだった。
「織田君の部屋は、逆にクリーニング代取られるんじゃない?w
なんか急に私は安心しちゃったよ。自分の部屋の綺麗さに自信が持てた!」
「ちょっとポスターでも剥がしてみようか?」
そして鈴木さんは再び俺の部屋へ‥。
俺の部屋には、あるサッカー選手のポスターがあった。
それも入居してすぐに貼ったものだったので、その下はタバコのヤニが付着していないはず。
「そっちの画鋲はずして」
けっこう大きなポスターだったので、俺は右、鈴木さんは左にスタンバイ。
ちょっぴりめくったところで、2人で見つめ合い、
「見なかったことにして‥」「うん、そうするよ…」
なんて阿吽の呼吸だった。
ポスターの下は白くまばゆい光を放っていた。(笑)
経済的にはけっこうシビアな生活を送っていたので、部屋のクリーニング代なんてものを考えると気が遠くなった。凹み気味の俺は、
「鈴木さん、まぁ座ってよ。タバコでもガンガン吸っちゃってください」
と赤ラークを一本差し出しながら、座椅子に座ることを促した。
結果的には、『この凹み気味にタバコ吸っちゃってくれよ』って態度が功を奏した。
「じゃ、遠慮なくぅ♪」
って鈴木さんはタバコを受け取ったので、火を灯してあげた。
「この壁の汚さには、かなり凹んだよ…」
「あはは、もうどうしようもないから吸っちゃいなよ」
「でも、俺ほとんど禁煙状態でもうあんまし吸ってないんだよぉ?
けど、吸う気満々になってきちゃったよw」
「吸え吸え!吸っちゃえ!」
なんて感じでヤニトークに花が咲く。
ほんとはさっき盗み聞きしてたから、鈴木さんが明後日までこのアパートにいる、ってことは知ってたんだけど、
「もしかして、今夜がこのアパートで過ごす最後の夜?」
なんてワザとらしく聞いてみた。
「ううん、明後日、うちの親が迎えに来るの。だからあと2日間かな」
そんな答えが返ってくるのはわかりきってたけど、会話を途切れさせるわけにはいかないのだ。沈黙が訪れた瞬間、「じゃ、私部屋に戻るよ」なんて言われるかもしれなかったので、俺は必死だったのさw
「もしかして、もう冷蔵庫とかも空っぽ?」
なかなか鋭いトークを切り出す俺。もうすっかり日も落ち、夕飯の時間でもおかしくないくらいだったので、食べ物ネタに話題を切り替える。
「うん、もう冷蔵庫は空っぽに近いね。夕飯どうしようかなぁ‥」
鈴木さんの何気ない一言に便乗して、(このタイミングだぁぁぁぁぁ!)
っと本題を切り出す。
「ごはん一緒に食べちゃう?」
鈴木さんに考える暇を与えない。間髪いれずにもういっちょ!
「鈴木さんお酒好き?飲んじゃう?」
たたみかける俺。鈴木さんが酒好きであることを願った。
エロの神様ももうすぐそこまでいらっしゃってる予感!?
「お酒は好きだよぉ、けっこう飲むかも♪日本酒はだめだけどね。」
酒好きキタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!
「じゃ飲もうよ! 俺今日、肉食べたくてさ。ひとりでスキヤキしようとか
思ってたの。でもスキヤキ一人前なんて材料売ってないじゃん?
ちょうど良かったよ」
「スキヤキも好きだよぉ♪ お肉大好き‥」
肉好きもキタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!
そのあと鈴木さんは自分のタバコを取りにいったん部屋に戻り、
戻ってきたときには髪を後ろに束ねちょっぴり印象が変わっていた。
スキヤキを一緒に食べ、酒を飲みながら俺たちのトークはヒートアップしてゆく。
「実はね、あまりにもはやくカーテン取っ払っちゃってさ…」
肉を突きながら鈴木さんが新しい話題を振る。
「夜になって電気つけると部屋の中丸見えなのね…だからどっか
出掛けようかと思ってたの。でも友達と連絡取れなくてぇ…
織田君に誘ってもらえてよかったぁ♪」
「あ、ほんと?なーんだ無理に誘って悪かったかなぁって思ってたんだけど、
タイミングバッチリだったんだね~。」
なんて答えながらも、「風呂上りで素っ裸丸見え」な鈴木さんを想像してたねw
<続く>
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