34歳で未だ童貞の親友のお願い
「嫁ちゃんとデートがしたい!」
その一言から、全てが始まった。
俺(34)、嫁(28)で結婚6年目の仲の良い夫婦です。
嫁は、誰に対してもやさしく、明るい女性です。
小柄で子供2人を産んでいるにもかかわらず、結婚前と殆ど変わらない幼児体型。
俺には、ヒロシという昔からの親友がいる。
コイツはアイドルや、幼女もののアニメ、ゲームが大好きな、いわゆるオタク。
しかし暗い訳では無く、元気で面白いオタクです。
長身なのに、太っていて女性と話すのが苦手な為か、34で未だに童貞。
何度も女性を紹介しようと試みるが
「2次元の嫁達を、裏切る事は出来ない!!」と
訳の解らない事を・・・
風俗に誘ってみるも
「女性と話せない!
俺の包茎だから笑われる!」と
言い始める
そんなヒロシも、初めはおどおどしていたが、家の嫁とは緊張せずに話が出来るようになっていった。
ヒロシと酒を飲みに行った時は
「俺君の嫁ちゃん、かわい~な!
俺もあんな嫁ほしいな~!!」と
酔うと必ず言いだす
ヒロシは、俺達の結婚記念日には花束を、子供達の誕生日にはプレゼントを持って来てくれた。
そんなある日
何時もヒロシに、もらってばかりいる事を気にしていた嫁が
「今度、ヒロシ君の誕生日でしょう、何か欲しい物とかある~
夫婦でプレゼントさせて!」
暫く考え込んでいたヒロシは
「嫁ちゃんとデートがしたい!
俺、今まで、ずっと一人だったから、嫁ちゃんと・・・」
とても寂しそうに言うヒロシに俺は、胸が熱くなって
「よし!子供達の面倒は、俺に任せて2人で行って来いよ!」
嫁は、何も言わずただ頷いていた。
当日、嫁は久しぶりのデートだからなのか、ウキウキしているように見えた。
朝早くに起き、入念に化粧をし
おしゃれな服を着て、昼前にヒロシと出かけて行った。
家で子供達とゆっくりしようかと思ったが、有るわけないと思いながらも、嫌な想像をしてしまう。
だから結局、公園に行ったり、ファミレスで食事をしたりして過ごした。
そんな心配をよそに、夜の8時頃には2人揃って帰ってきた。
ヒロシは俺に、お礼を言って帰って行った。
嫁の首には、朝出かける時には無かったネックレスが、かかっていた。
俺の心配をよそに、嫁はとても楽しかったらしく
今日、1日の事を饒舌に語っていた。
ランチは高級中華を食べ、水族館で遊び、海の見える公園を散歩し、大きい観覧車に乗り、ビルの最上階のレストランでディナー
最後に、今日の御礼と言って、ネックレスまで買ってもらったそうだ。
ヒロシは初めてのデートとは、思えない程、器用に嫁をエスコートしたらしい。
俺は思った。
あの包茎というコンプレックスを取り除いてあげられれば、直ぐにでもヒロシは彼女を作れるのではと・・・
直ぐに、ネットで調べてみたら
近所に割りと有名な、包茎手術の出来る病院があることがわかった。
ヒロシにその話を持ちかけてみるも、なかなか、”うん”と言わない。
それでも根気よく、絶対お前の為になる。手術すれば、直ぐに彼女が出来ると・・・
説得を諦め、半ば強引にヒロシを車に入れ、病院へと向かった。
病院に着くと、観念したのか素直に中に入ってくれた。
その日は、いろいろな検査や説明を受けたらしい。
そして、数日後ヒロシは手術を受けた。
費用は12万弱したらしく、俺はへそくりから、見舞金という名目で半分出した。
ヒロシは術後、最初は痛そうにしていたが、3ヶ月後には大分良くなり、半年後には、殆ど痛みはなくなったようだ。
俺は、半年間痛みに耐え抜いたご褒美と、34年間のヒロシの童貞生活を卒業させてあげようと、風俗へ誘った。
ヒロシは首を縦には、振らなかった。
そして、
「俺は、最初はどうしても好きな人が良いんだ!!俺が好きなのは、ずっと嫁ちゃんなんだ!
俺君、頼む!最初だけ!最初の一回だけ嫁ちゃんと・・・」
そう言って土下座をしてきた。
俺一人では答えを出す事が出来ないので夜、子供が寝たら我が家に来て貰う事になった。
そして、ヒロシは嫁の前で、もう一度土下座をして自分の気持ちを全て話した。
嫁は最初困惑していたが、しばらくくすると冷静さを、取り戻し
俺を別室へ連れ出した。
「俺君が良いなら、私は大丈夫だよ。
でも約束して。私がヒロシ君に抱かれても、何も変わらないって
今までの生活も、俺君の気持ちも・・・」
俺は嫁を強く、抱きしめた。
そして当日、ヒロシは前回と同じように、昼間のデートを楽しみたかったようだが、嫁は断固拒否したらしい。
夕方、ヒロシは迎えに来た。
嫁も前回のように、ウキウキした感じではなく、重苦しい空気の中、二人は出かけていった。
俺は子供に食事を食べさせたり、風呂に入れたり、寝かしつけたりした。
子供にいろいろしている間は良かったが、いざ一人になると・・・
大量に酒を飲み、ふらふらになりながら、布団に転がった。
しかし、眠れる筈もなく時間だけが過ぎていった。
夜中の11時頃、嫁は帰ってきた。
シャワーを浴び、俺の寝ている寝室に入ってきた。
何も言えずにいる俺に、嫁は自ら抱きついてきた。
激しくキスをし、俺はもうテクニックなど関係無しに、何かを取り戻すように、激しく愛し合った。
朝まで、何度も何度も・・・
外が明るくなる頃には、二人とも力尽き笑った。
「まだまだ、俺も元気だな!」
「なんか新婚当初に戻ったみたいだね~」
次の日からは、何時もと何も変わらない生活が待っていた。
嫁もヒロシも、あの夜の事はいっさい話さない。
暫くして、ヒロシと飲んでいる時に何気なく聞いたら、
ホテルに入る前に嫁に
「今日これからの事を、絶対誰にも話さないで!!
もし誰かに、話したら私はあなたを、一生許さない!」
と言われたらしい。
それと、ヒロシが今日の御礼がしたい、プレゼントさせて欲しいと言っても
「何の御礼か解らないから要らない」
と、頑なに断ったそうだ。
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その一言から、全てが始まった。
俺(34)、嫁(28)で結婚6年目の仲の良い夫婦です。
嫁は、誰に対してもやさしく、明るい女性です。
小柄で子供2人を産んでいるにもかかわらず、結婚前と殆ど変わらない幼児体型。
俺には、ヒロシという昔からの親友がいる。
コイツはアイドルや、幼女もののアニメ、ゲームが大好きな、いわゆるオタク。
しかし暗い訳では無く、元気で面白いオタクです。
長身なのに、太っていて女性と話すのが苦手な為か、34で未だに童貞。
何度も女性を紹介しようと試みるが
「2次元の嫁達を、裏切る事は出来ない!!」と
訳の解らない事を・・・
風俗に誘ってみるも
「女性と話せない!
俺の包茎だから笑われる!」と
言い始める
そんなヒロシも、初めはおどおどしていたが、家の嫁とは緊張せずに話が出来るようになっていった。
ヒロシと酒を飲みに行った時は
「俺君の嫁ちゃん、かわい~な!
俺もあんな嫁ほしいな~!!」と
酔うと必ず言いだす
ヒロシは、俺達の結婚記念日には花束を、子供達の誕生日にはプレゼントを持って来てくれた。
そんなある日
何時もヒロシに、もらってばかりいる事を気にしていた嫁が
「今度、ヒロシ君の誕生日でしょう、何か欲しい物とかある~
夫婦でプレゼントさせて!」
暫く考え込んでいたヒロシは
「嫁ちゃんとデートがしたい!
俺、今まで、ずっと一人だったから、嫁ちゃんと・・・」
とても寂しそうに言うヒロシに俺は、胸が熱くなって
「よし!子供達の面倒は、俺に任せて2人で行って来いよ!」
嫁は、何も言わずただ頷いていた。
当日、嫁は久しぶりのデートだからなのか、ウキウキしているように見えた。
朝早くに起き、入念に化粧をし
おしゃれな服を着て、昼前にヒロシと出かけて行った。
家で子供達とゆっくりしようかと思ったが、有るわけないと思いながらも、嫌な想像をしてしまう。
だから結局、公園に行ったり、ファミレスで食事をしたりして過ごした。
そんな心配をよそに、夜の8時頃には2人揃って帰ってきた。
ヒロシは俺に、お礼を言って帰って行った。
嫁の首には、朝出かける時には無かったネックレスが、かかっていた。
俺の心配をよそに、嫁はとても楽しかったらしく
今日、1日の事を饒舌に語っていた。
ランチは高級中華を食べ、水族館で遊び、海の見える公園を散歩し、大きい観覧車に乗り、ビルの最上階のレストランでディナー
最後に、今日の御礼と言って、ネックレスまで買ってもらったそうだ。
ヒロシは初めてのデートとは、思えない程、器用に嫁をエスコートしたらしい。
俺は思った。
あの包茎というコンプレックスを取り除いてあげられれば、直ぐにでもヒロシは彼女を作れるのではと・・・
直ぐに、ネットで調べてみたら
近所に割りと有名な、包茎手術の出来る病院があることがわかった。
ヒロシにその話を持ちかけてみるも、なかなか、”うん”と言わない。
それでも根気よく、絶対お前の為になる。手術すれば、直ぐに彼女が出来ると・・・
説得を諦め、半ば強引にヒロシを車に入れ、病院へと向かった。
病院に着くと、観念したのか素直に中に入ってくれた。
その日は、いろいろな検査や説明を受けたらしい。
そして、数日後ヒロシは手術を受けた。
費用は12万弱したらしく、俺はへそくりから、見舞金という名目で半分出した。
ヒロシは術後、最初は痛そうにしていたが、3ヶ月後には大分良くなり、半年後には、殆ど痛みはなくなったようだ。
俺は、半年間痛みに耐え抜いたご褒美と、34年間のヒロシの童貞生活を卒業させてあげようと、風俗へ誘った。
ヒロシは首を縦には、振らなかった。
そして、
「俺は、最初はどうしても好きな人が良いんだ!!俺が好きなのは、ずっと嫁ちゃんなんだ!
俺君、頼む!最初だけ!最初の一回だけ嫁ちゃんと・・・」
そう言って土下座をしてきた。
俺一人では答えを出す事が出来ないので夜、子供が寝たら我が家に来て貰う事になった。
そして、ヒロシは嫁の前で、もう一度土下座をして自分の気持ちを全て話した。
嫁は最初困惑していたが、しばらくくすると冷静さを、取り戻し
俺を別室へ連れ出した。
「俺君が良いなら、私は大丈夫だよ。
でも約束して。私がヒロシ君に抱かれても、何も変わらないって
今までの生活も、俺君の気持ちも・・・」
俺は嫁を強く、抱きしめた。
そして当日、ヒロシは前回と同じように、昼間のデートを楽しみたかったようだが、嫁は断固拒否したらしい。
夕方、ヒロシは迎えに来た。
嫁も前回のように、ウキウキした感じではなく、重苦しい空気の中、二人は出かけていった。
俺は子供に食事を食べさせたり、風呂に入れたり、寝かしつけたりした。
子供にいろいろしている間は良かったが、いざ一人になると・・・
大量に酒を飲み、ふらふらになりながら、布団に転がった。
しかし、眠れる筈もなく時間だけが過ぎていった。
夜中の11時頃、嫁は帰ってきた。
シャワーを浴び、俺の寝ている寝室に入ってきた。
何も言えずにいる俺に、嫁は自ら抱きついてきた。
激しくキスをし、俺はもうテクニックなど関係無しに、何かを取り戻すように、激しく愛し合った。
朝まで、何度も何度も・・・
外が明るくなる頃には、二人とも力尽き笑った。
「まだまだ、俺も元気だな!」
「なんか新婚当初に戻ったみたいだね~」
次の日からは、何時もと何も変わらない生活が待っていた。
嫁もヒロシも、あの夜の事はいっさい話さない。
暫くして、ヒロシと飲んでいる時に何気なく聞いたら、
ホテルに入る前に嫁に
「今日これからの事を、絶対誰にも話さないで!!
もし誰かに、話したら私はあなたを、一生許さない!」
と言われたらしい。
それと、ヒロシが今日の御礼がしたい、プレゼントさせて欲しいと言っても
「何の御礼か解らないから要らない」
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