誠実な人 2【寝取られ】
「奥さん、失礼します。」
妻の太腿に権藤さんの手が触れます。
そして、そのまま、スカートの中を潜り、妻のアソコへと伸びていきました。
妻は、このボランティアが早く終わるよう耐えることを決め込んでいるようで、眼を閉じたまま、特には拒む仕草を見せません。
妻のスカートの中でがさがさと権藤さんの手が動いています・・・
・。
さっきとは逆の構図です。
権藤さんは遠慮からか、愛撫を性器のみにとどめているようで、他の部位に触れることはしません。
もっとも、濡れやすい妻のこと、結果的には、それで十分なはずです。
案の定、権藤さんの指先にも時間が経たぬうちに湿り気を確認したようです。
ソファーに仰向けになっている妻の股の間に権藤さんが入り込み、妻の性器にペニスをあてがいます。
「奥さん・・・、挿れますよ。」
妻はコクリとうなずきました。
それを合図に、太い亀頭が妻のアソコをニュッと押し広げ、ヌププ…と挿入されていきます。
「ああぁァっ…。」
いつもは声を出すことのない妻も、さすがに小さく声を漏らしました。
己の膣で他人の肉棒を扱くこととなる妻…。
胸が痛いのに、でも、興奮してしまう私…。
「あぁ、奥さんの中に入ってますよ。奥さんが絡み付いてくる!」
感極まった口調です。
一旦、根元まで肉棒を入れきったのでしょうか、権藤さんは妻の中を堪能するように動きを止めました。
「ああぁ、夢みたいだ。」
失われていた感覚を取り戻し感無量の権藤さん…。
妻を使ってというのが私を複雑な気持にさせます。
やがて、権藤さんは、腰を動かし始めます。
最初はゆっくりと、次第にピッチを上げて…。
突き上げる度、妻の大きなお尻がたわわに揺れ、ソファーが軋んでいました。
一方、妻は眼を閉じ、口を真っ直ぐに結んでいます。
その表情は、何かに耐えているかのようです。
この行為が終了するのを待っているのでしょうか…。
しかしながら、そう易々と終ってくれるはずはありません。
妻の腰に手をあて、正常位で突き上げていた権藤さんは、己の肉塊を妻の奥へ奥へと打ち込むように、妻の足を自分の肩に乗せ、一層強くピストンしはじめました。
くの字に折れた姿勢で妻は、グァングァンと突き上げられています。
まるで、犯されているかのよう…。
「はぁ、はぁッ。」
真っ直ぐに結んでいた妻の口が緩み、荒い息遣いが漏れはじめます…。
外見からは何が起きているのか察することはできませんが、おそらく、権藤さんの太くて長いペニスが、妻の子宮を、今までに経験したことのない感覚で突き上げているに違いありません。
ズンズンとした腰のグラインドに合わせ、しなる妻の肉体…。
妻の瞼は相変わらず閉じたままですが、時折、眉を寄せ、苦悶とも快楽とも取れる表情を見せ、私にとっては非常に悩ましく思えました。
権藤さんは調子を得たのか、ピストンがリズミカルで力強いものになっていきます。
「はぁ、んはぁ、ぁっ。」
妻は、更に息を荒げ、権藤さんの背中に手を回し、ひしとしがみつきました。
密着する二人。
ギシギシと軋むソファー。
「お、奥さん…、いい、いいですよ。」
権藤さんは、一心不乱に妻の身体で快楽を貪っています。
「お、奥さん…、いいですッ!」
何度も同じ、台詞を繰り返す権藤さん…。
そんな権藤さんに、妻が挿入後はじめて口を開きます。
「はぁ、はあぁっ。権藤さんっ…いい?気持ちいいッんですか?」
「えぇ、さ、最高ですよ。旦那さんに申し訳ありませんが…。」
妻の閉じていた眼がゆっくりと開き、権藤さんと視線が合います。
「奥さまはどうです?」
「はぁふっ、やだぁ。んはっ…。」
妻は、さっと視線をそらしました。
追い掛けるように、権藤さんが唇を寄せます。
なかば強引なキスでしたが、妻はそれに応えるように自ら唇を重ねました。
妻が自らそんな…、私は思わず身を乗り出しました。
今までは、受身だったのに…。
しかも、権藤さんの舌を受け入れているようです。
ディープキスは日頃いやがっていたはずでしたが…。
逞しい雄の象徴で妻は雌になってしまったのでしょうか…。
舌と肉棒の侵入を許し、口内と膣内をかき乱されている妻…、多い被さった権藤さんの胸の中で犯されている妻…。
普段の貞淑で優しい妻の姿はどこへやら、妻がとても淫らに見えます。
二人の長い接吻は終り、唇を放すとタラーッと睡液が糸を引きました。
権藤さんの腰の動きが早くなっていきます。
絶頂が近いのでしょう。
「奥さん!イク、いきそうです。」腰使いが、更に加速していきます。
「奥さん、奥さん、奥さん!」
権藤さんのカラダがピクっと跳ねた後、全身がわななきました。
そのまま動かない二人。
はぁはぁと息遣いだけが聞こえます。
しばらくすると、権藤さんは腰を引き、ペニスを抜きました。
コンドームの先には大量の精液が…。
「沢山でましたね。」妻はコンドームを優しく、はずします。
そして、結んで閉じるとテイッシュに包みました。
「これは私の家で捨てましょう。」
権藤さんが妻の手からテイッシュを受けとります。
「おっと、こんな時間。旦那さんが心配しているでしょう。」
それを聞くなり、私は反転し、玄関に向かいました…。
玄関を静かに開け、家を出ると、私は駆け出していました。
訳もなく、一心不乱に走りました。
頭の中は真っ白で、なにも考えられません。
興奮か、混乱か、それさえ定かでないのです。
どれくらい走ったのでしょうか・・・。
足を止めると、そこは家からかなり離れた高台の公園でした。
ゆっくりと夕日が沈んでいきます・・・。
もう、こんな時間になっていたことに気づきました。
オレンジ色に染まった空を見ると、すこしだけ気持ちが落ち着いて来ました・・・。
しかし、それも束の間・・・。
オレンジ色の空が、あの部屋の照明を思い出させ、二人の行為をフラッシュバックさせます。
妻に、覆いかぶさった権藤さん・・・。
静かな息遣い。
交わる二人の肉体。
重なる唇。
知れたる妻なのに、それはとてもとても艶やかでいやらしかった。
なんとも・・・。
ブルルルル、携帯のバイブレーションが私を現実に引き戻しました。
妻からです・・・。
画面をしばらく眺め、意を決し、携帯電話を耳にあてます。
「もしもし、あなた?」
何故だか、妻の声が懐かしく聞こえました。
遠くに行ってしまった誰かと再会して話すような懐かしさです。
「どこに居るの?終わったよ・・・。」
「終わった?」
「うん、終わった。」
『終わった』という言葉が、私の中に重く沈みます。
本人は何が終わったというつもりでしょうか。
私が目撃したあの行為でしょうか。
まさか、私が知っているとは思ってもいないはずです。
「大丈夫だった?」
「ええ・・・。」
少しだけ、声がトーンダウンするのがわかりました。
「本当に?」
「うん・・・、大丈夫だよ。それより、早く帰ってきてね。」
「ああ。今から帰るよ。」
少しの間の後、携帯電話はプツリと切れました。
私は、携帯をひしと握り締めると、妻の言葉に後押しされれるように、高台から坂を下り始めました。
家に帰れば何が待っているのか、深く考えたくはありませんが、今は家に帰ること、それだけです。
<続く>
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妻の太腿に権藤さんの手が触れます。
そして、そのまま、スカートの中を潜り、妻のアソコへと伸びていきました。
妻は、このボランティアが早く終わるよう耐えることを決め込んでいるようで、眼を閉じたまま、特には拒む仕草を見せません。
妻のスカートの中でがさがさと権藤さんの手が動いています・・・
・。
さっきとは逆の構図です。
権藤さんは遠慮からか、愛撫を性器のみにとどめているようで、他の部位に触れることはしません。
もっとも、濡れやすい妻のこと、結果的には、それで十分なはずです。
案の定、権藤さんの指先にも時間が経たぬうちに湿り気を確認したようです。
ソファーに仰向けになっている妻の股の間に権藤さんが入り込み、妻の性器にペニスをあてがいます。
「奥さん・・・、挿れますよ。」
妻はコクリとうなずきました。
それを合図に、太い亀頭が妻のアソコをニュッと押し広げ、ヌププ…と挿入されていきます。
「ああぁァっ…。」
いつもは声を出すことのない妻も、さすがに小さく声を漏らしました。
己の膣で他人の肉棒を扱くこととなる妻…。
胸が痛いのに、でも、興奮してしまう私…。
「あぁ、奥さんの中に入ってますよ。奥さんが絡み付いてくる!」
感極まった口調です。
一旦、根元まで肉棒を入れきったのでしょうか、権藤さんは妻の中を堪能するように動きを止めました。
「ああぁ、夢みたいだ。」
失われていた感覚を取り戻し感無量の権藤さん…。
妻を使ってというのが私を複雑な気持にさせます。
やがて、権藤さんは、腰を動かし始めます。
最初はゆっくりと、次第にピッチを上げて…。
突き上げる度、妻の大きなお尻がたわわに揺れ、ソファーが軋んでいました。
一方、妻は眼を閉じ、口を真っ直ぐに結んでいます。
その表情は、何かに耐えているかのようです。
この行為が終了するのを待っているのでしょうか…。
しかしながら、そう易々と終ってくれるはずはありません。
妻の腰に手をあて、正常位で突き上げていた権藤さんは、己の肉塊を妻の奥へ奥へと打ち込むように、妻の足を自分の肩に乗せ、一層強くピストンしはじめました。
くの字に折れた姿勢で妻は、グァングァンと突き上げられています。
まるで、犯されているかのよう…。
「はぁ、はぁッ。」
真っ直ぐに結んでいた妻の口が緩み、荒い息遣いが漏れはじめます…。
外見からは何が起きているのか察することはできませんが、おそらく、権藤さんの太くて長いペニスが、妻の子宮を、今までに経験したことのない感覚で突き上げているに違いありません。
ズンズンとした腰のグラインドに合わせ、しなる妻の肉体…。
妻の瞼は相変わらず閉じたままですが、時折、眉を寄せ、苦悶とも快楽とも取れる表情を見せ、私にとっては非常に悩ましく思えました。
権藤さんは調子を得たのか、ピストンがリズミカルで力強いものになっていきます。
「はぁ、んはぁ、ぁっ。」
妻は、更に息を荒げ、権藤さんの背中に手を回し、ひしとしがみつきました。
密着する二人。
ギシギシと軋むソファー。
「お、奥さん…、いい、いいですよ。」
権藤さんは、一心不乱に妻の身体で快楽を貪っています。
「お、奥さん…、いいですッ!」
何度も同じ、台詞を繰り返す権藤さん…。
そんな権藤さんに、妻が挿入後はじめて口を開きます。
「はぁ、はあぁっ。権藤さんっ…いい?気持ちいいッんですか?」
「えぇ、さ、最高ですよ。旦那さんに申し訳ありませんが…。」
妻の閉じていた眼がゆっくりと開き、権藤さんと視線が合います。
「奥さまはどうです?」
「はぁふっ、やだぁ。んはっ…。」
妻は、さっと視線をそらしました。
追い掛けるように、権藤さんが唇を寄せます。
なかば強引なキスでしたが、妻はそれに応えるように自ら唇を重ねました。
妻が自らそんな…、私は思わず身を乗り出しました。
今までは、受身だったのに…。
しかも、権藤さんの舌を受け入れているようです。
ディープキスは日頃いやがっていたはずでしたが…。
逞しい雄の象徴で妻は雌になってしまったのでしょうか…。
舌と肉棒の侵入を許し、口内と膣内をかき乱されている妻…、多い被さった権藤さんの胸の中で犯されている妻…。
普段の貞淑で優しい妻の姿はどこへやら、妻がとても淫らに見えます。
二人の長い接吻は終り、唇を放すとタラーッと睡液が糸を引きました。
権藤さんの腰の動きが早くなっていきます。
絶頂が近いのでしょう。
「奥さん!イク、いきそうです。」腰使いが、更に加速していきます。
「奥さん、奥さん、奥さん!」
権藤さんのカラダがピクっと跳ねた後、全身がわななきました。
そのまま動かない二人。
はぁはぁと息遣いだけが聞こえます。
しばらくすると、権藤さんは腰を引き、ペニスを抜きました。
コンドームの先には大量の精液が…。
「沢山でましたね。」妻はコンドームを優しく、はずします。
そして、結んで閉じるとテイッシュに包みました。
「これは私の家で捨てましょう。」
権藤さんが妻の手からテイッシュを受けとります。
「おっと、こんな時間。旦那さんが心配しているでしょう。」
それを聞くなり、私は反転し、玄関に向かいました…。
玄関を静かに開け、家を出ると、私は駆け出していました。
訳もなく、一心不乱に走りました。
頭の中は真っ白で、なにも考えられません。
興奮か、混乱か、それさえ定かでないのです。
どれくらい走ったのでしょうか・・・。
足を止めると、そこは家からかなり離れた高台の公園でした。
ゆっくりと夕日が沈んでいきます・・・。
もう、こんな時間になっていたことに気づきました。
オレンジ色に染まった空を見ると、すこしだけ気持ちが落ち着いて来ました・・・。
しかし、それも束の間・・・。
オレンジ色の空が、あの部屋の照明を思い出させ、二人の行為をフラッシュバックさせます。
妻に、覆いかぶさった権藤さん・・・。
静かな息遣い。
交わる二人の肉体。
重なる唇。
知れたる妻なのに、それはとてもとても艶やかでいやらしかった。
なんとも・・・。
ブルルルル、携帯のバイブレーションが私を現実に引き戻しました。
妻からです・・・。
画面をしばらく眺め、意を決し、携帯電話を耳にあてます。
「もしもし、あなた?」
何故だか、妻の声が懐かしく聞こえました。
遠くに行ってしまった誰かと再会して話すような懐かしさです。
「どこに居るの?終わったよ・・・。」
「終わった?」
「うん、終わった。」
『終わった』という言葉が、私の中に重く沈みます。
本人は何が終わったというつもりでしょうか。
私が目撃したあの行為でしょうか。
まさか、私が知っているとは思ってもいないはずです。
「大丈夫だった?」
「ええ・・・。」
少しだけ、声がトーンダウンするのがわかりました。
「本当に?」
「うん・・・、大丈夫だよ。それより、早く帰ってきてね。」
「ああ。今から帰るよ。」
少しの間の後、携帯電話はプツリと切れました。
私は、携帯をひしと握り締めると、妻の言葉に後押しされれるように、高台から坂を下り始めました。
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