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友人に執拗なストーカー行為を受けた体験談

長文御免。

俺=当時27 フツメン
A=同じく27 俺の中学時代からの友
B=友人グループのリーダー格 地元大手会社の二代目 既婚
カノ子=25 俺の彼女 見た目地味

社会人になって数年経ち、そろそろ結婚を意識しはじめた頃、まさに結婚したいと思えるような相手に巡り合った。
それがカノ子。

見た目は地味でおとなしそうだが芯はしっかりしてて、意外と豪快な面もあったりして、俺と同じく酒好きの嫌煙家。
二人ともドライブが好きで交互に車出し合って、釣りに言ったり、SAのご当地ソフトクリーム食べ歩いたり、楽しい日々を過ごしていた。


昔からのツレたちと飲み会があり、カノ子も「紹介してほしい」と言うので、飲み&紹介がてら連れて行った。
いつもの通りBが幹事で、Bの嫁もAもいた。
その晩は楽しく飲み、カノ子もみんなに馴染んでいた。

数日して、Aから電話があった。
「恋愛相談したい。女の子の意見も聞きたいからカノ子ちゃんも連れて来て」と。

Aは俺の目から見てもちょい甘ったれたところがあるやつで、でも俺とAの親同士がとある上下関係(A親が上)であんまり無碍にするわけにもいかず、Bがそんな俺とAの関係を承知していてくれるからグループの一員としてなんとか認められている、とそんな感じのやつだった。




一応フォローすると機嫌のいいときは面白いやつではあった。
でも波が激しくて、鬱のときは他人に当たりちらすんでグループの女性陣には嫌われてた。

俺がAを切れないことがわかってて甘えてるふしがあって、そのことをA本人も俺もBも周囲もわかってた。
つまりAを甘やかしてる張本人=俺とみんな知ってた。

そんなんだから、カノ子に何も言わず俺が断るべきだったんだが
当時の俺は「Aがこう言ってるんだけど」と馬鹿正直にカノ子に伝えてしまった。

快諾するカノ子。
そして「Aの恋愛相談会」として設けたその夜は、一応なごやかに終わった。
Aは「今後も相談したいし、カノ子ちゃんメアド教えて」と言い、俺の眼の前でカノ子とメアド&番号交換していた。


その直後からAがおかしくなった。
まず俺とカノ子は週末は必ず会ってたんだが、やたら混ざりたがる。
電話で断っても部屋に押し掛けてくるし、居留守使っても「電気がついてたの見たぞ!」ってドアをドンドンしまくる。
電気を消していても
「駐車場に車があったぞ」って襲撃してくる。

二人の共通の趣味であるドライブに出かけても、Aが自分の車で追跡してくる。
SAでさも偶然みたいなふりして
「やあ!おまえらも来てたのかよ!!」
って言うけどバックミラーでずっと見えてたっての。

そして俺とカノ子が食ってるものにいちいちダメ出し。
「こんなのが美味いの?舌が痩せてるね~」
「俺の口には合わないけど、お前らには美味いんだろうな~ハハッ(ミッキーマウス口調)」
と、ずっとこんな調子でついてくる。

さすがに俺も何度かブチギレて怒鳴ったし、巻こうとしたがAは
「お前が俺と絶縁できるわけねーじゃん」
涼しい顔でえんえんと付いてくる。

そしてある日、俺はカノ子に呼び出された。
カノ子が言ったことは以下。

ドライブには俺とカノが平等に、交互に車を出していたことがわざわいして、カノ子が車を出してドライブに行った日、Aにあとをつけられ、カノ子のアパートをつきとめられてしまっていた。

危機感を覚えてからは俺の車しか出してなかったんだが、確かに初期はカノ子にも車出してもらった日があった。
大失敗だった。

ずっとAはカノ子のアパートにアポなし突撃したり、いやがらせメールを送ったりして

「カノちゃんが俺とつきあい続ける限り、俺(A)とも付き合いは切れないからね」

「カノちゃんみたいな地味ブスは男のいいなりになるのが一番いい人生だよ。言ってる意味わかるよね」

等々、じわじわ責めていたのがわかった。


俺はカノに謝りまくり、これからは俺が守ると約束し、カノ両親に直談判して平謝りし、俺とカノ子がしばらく同棲することを許してもらった。

それと並行し、俺は俺親とも直談判した。
今まで親と対決するのが嫌で避けてたんだが、さすがにカノ子までAになめられるのは我慢できなかった。

俺の母親の上司がA母なせいで、その上下関係がずっと続いてたんだけど、もう俺母は当時退職してて、もう部下でもなんでもなくなってた。
なのにまだ上下関係をひきずってたのは親の都合というか、波風をたてたくなかったからだ。

でもいい機会だと俺は両親に全部報告し

「おかんが今後もA家の言いなりになりたいならそれでもいい。
でも俺もカノもまきぞえになりたくない。A家の言いなりになる気はない」
と言い渡した。

母に泣かれて「親不孝」と言われたときはさすがに心が動いたが、そのとき、俺が生まれてこのかた、空気のように物静かだった父がスッパーーーンと母にビンタした。

びっくりした。
母もびっくりしていた。

「子どもにだけは、自分のした、いらない苦労を背負わせたくないと思うのが親だろう!
お前はなんだ!自分の苦労をそのまま子に負わせないと我慢ならないのか!
そんなに言うならお前は今すぐ出て行ってA家に守ってもらえ!
俺は俺の子を守る!!」

父が怒鳴るのをはじめて聞いた。

この父の啖呵で俺もいろいろ吹っ切れ、仲間のリーダー格、BにAのことを相談して

「最悪、引っ越して携帯もメアドも変えてAから行方をくらますことになるかもしれない。
その場合Aには情報を洩らさないで欲しい」
と頼んだ。

B「もともとお前が連れてきたからみんな相手してただけで、Aを好きなやつはいない。
でもAの方でほんのちょっとでも俺たちを好きになってくれてたら、話は違ってたんだけどな」。

そしてBとB嫁もかつてAにタゲられていたときのことを、苦笑しつつ初めて語ってくれた。
なんかもうみんなに申し訳なくて泣いた。

正直言うとそれまでは「もうちょっと様子見」と思ってたんだが、それで完全に決心がつき、早急に俺もカノ子もアパートを引き払って、レオパレスやら親戚の家やらを転々として新居を探した。

長くなったけど本題の修羅場。

Aが俺の会社に突撃してきた。
某社の地方営業所で、場所はボロビルの五階。
Aはスーツ姿で、自作の名刺を持って「俺さんとアポがあるんですが」とやって来た。

しかし職歴0年のAだけあって、態度から言葉づかいから何からボロが出まくり。
あやしんだ社員が「俺さんを名指しで、これこれこういう風態のやつが来てます」と耳打ちしに来た。

Aはちょっと特徴ある外見だったのでそれですぐAとわかり
「そいつは入れないでくれ」と頼んだ。
しかしやんわり断った社員にAがブチギレ、そこから修羅場った。


まず事務所のガラスを割られた。
止めに入った社員が殴られた。
廊下にあったコーヒーサーバが破壊された。
出て行った俺ももちろん殴られた。

俺が殴り返すとAは泣きながらなぜか服を脱ぎ始めた(この理由は不明)
Aがパンツ一丁になり、自分のネクタイで俺の首を絞めはじめたため、社員が通報。
俺はそのまま気絶。

目覚めてみると病院で、俺両親とA両親とカノ子両親とカノ子がいた。
A両親は
「Aはちょっとわがままだとは思っていたが、ここまでとは思わなかった」
謝罪してくれたが
「でも俺くんも我慢しすぎで、ちょっとおかしいんじゃないの」
と発言したため、うちの父とカノ子両親の逆鱗に触れ、叩きだされていた。

俺はカノ子とカノ子両親に「巻き込んですいません」と土下座。
俺父も土下座に加わり、カノ子両親には「あなたも被害者だから」と許してもらえた。

その後、Bが完全にAを切る動きに出てAは完全に地元で孤立。
うちの会社の損害も、躊躇なくA家に請求されたようだ。

A両親も地元で家ごと白い目で見られていることがわかりはじめたようで、その後母を訪問することもなくなった。

訪問回数が少なくなった母もマインドコントロール状態から覚め
「退職したんだからもう関係ないわよね」という、まともな態度になってくれた。

Aはよくわからんが、結局、俺とカノ子の両方が好きだった?らしい。
友情的な意味で俺を奪うカノ子が許せなかったのと、カノ子のような子と付き合える俺のことも許せなかったとか。

母親同士の関係で俺のことは見下してたから
「なんであんなやつが!格下のくせに」
と思ったんじゃないだろうか。

それから数年。
今年のお盆、実家にカノ子を連れて行くついでにスーパーで買い物したら、偶然Aと会った。

Aに「おう!俺!カノ子!」
とやたら親しげに声をかけられた。

しかしカノ子が
「あなた誰ですか?」
「知らない人に、気安く呼び捨てにされたくありません」
とぴしゃっと言いはなった。

Aが泣きそうになっている間に、元カノ子=現嫁はんの腹でも殴られては大変なので即刻手をひいて逃げた。
嫁はん妊娠中だし、何かあってはたまらん。
ほとぼり冷めたと思ったが、最低あと十年は地元に帰れないことが決定した。

ちなみにAは今も職歴なしで独身らしい。
俺はあれからすぐに他県に転勤になったので、首絞め後の情報はおもにB嫁から聞いたものです。

親ぐるみの修羅場なので家庭板向きなのかもしれないが、一応カップルありなのでこっちに投下してみた。

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[体験告白][エッチ][ストーカー][修羅場]

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いろいろなシチュエーション | 【2015-10-14(Wed) 14:10:50】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]
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