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俺の彼女は世界一かっこいい

あれは去年のイヴの夜のことだった。
俺は大分痛いヤンキーで、ぼっちだったんだ。

一人寂しくコンビニの前でぼーっとしてたら、1組のカップルが目に入った。
そのカップルがちゅっちゅしててよ、俺はついかっとなってそのカップルに絡んでったんだ。

なんて言って絡んでったのかはもう覚えてないんだが、とにかくいちゃもんつけて、男の方の胸ぐらを掴んだ。

今考えるとなにやってんだってな
そしたらそいつ男じゃねーの。女なの。

おい、まじかよって一瞬焦ったけど次の瞬間には倒れてた。
・・・ってのは大げさだが、あごにアッパー食らって腹を蹴り飛ばされて尻もちをついたんだ。

そしたらその女が馬乗りになってきて、俺、恥ずかしながらボッコボコにされた。

そんじゃあそいつ、「こんくらいで許してやるから、帰れ」って。
おいおい漫画かよ、ふざけんなよと俺は逆上
お前らレズか、きもいんだよ、死ねその他子供みたいな罵詈雑言。


そしたらまあ普通にそいつらは友達同士で、普通に話してたのに俺がかってにちゅっちゅしてると見間違えただけだった。
「というかレズだとしてもお前には関係ない。消えろ。」って言われた。




かっこわるい話だが、俺はそのまますごすごと帰ったんだ。
何気に蹴られた腹が痛くてな・・・・。
それで俺はそのままさみしいクリスマスを過ごしたってわけだが、それから2、3日経ってあの女を見つけたんだ。

俺は腹を蹴られた場所が痣になってて、根に持ってた。
俺かっこわるい。

まあとりあえず仮名だが、そいつを司ってことにしとく。
本名も女にも男にも使えるような名前だ。

んで俺はヤンキーよろしくつっかかっていったわけ。
今度は負けねーぞって気合いばっちり。

そしたら汚物を見るような目で見られて、消えろって言われた。
で、俺はまた小学生かよって思うんだが、
「この男女が。慰謝料払えや。」
ってすごんだ。

ああ、恥ずかしい・・・・。

そしたら司は財布から札を何枚か出して
「これでもう関わんな。」
って去っていった。

あー、やっぱかっけえなあ
今思い出してもまじでかっこいい
漫画の主人公とか比べもんにならねーし

そんで俺はどうしたかっていうと、その金を拾ってとぼとぼ帰った。
それからしばらくは会うことも無くて、

最初は「次見つけたら殺す、犯す」
とか思ってたのに、なんか全然すれ違うこともなくて段々

「あー、あいつどこにいんだろうな。」
みたいなこと考えるようになって、あれ?いやいや、恋してんじゃねーんだから、みたいに焦った。

そしたら正月も明けて、家はシャツ作りの自営業なんだけどよ、箱作りの手伝いとかさせられててそれが一段落ついた頃に、ふらっとあのコンビニに行ったらいたの。司が。

思わず声かけてた。
しかもなんか普通に名前とか聞いちゃって、緊張してどんなこと話したのか全然覚えてねーんだけど、とりあえず名前だけは聞けた。
もうあの時には惚れてたんだろなー。
男としてのプライドずたずたにされたってのによ。

俺Mなのかもしんねえwww
そんでそれから司は毎週同じ曜日の同じ時間にコンビニに来ていることがわかった。
(毎日通って調べた。)
それからは偶然を装って毎週少しずつ話すようになった。

出会いこそ最悪だったものの、司も普通に話してくれるようになってきた。
どこに惚れたんだよって自分で不思議に思いつつも、好きな気持ちってのは抑えられねーもんだよな。

メアドとか聞いちまって
「おう、いいけど。携帯出せよ。」
って返事が来たときはもうやばい。心臓爆発する。
嬉しすぎて家に帰ってばったんばったんした。

なんてメール送ろうか。
メアド教えてくれてありがとう?
いやいや、すっげー知りたかったみたいじゃん!
いや、すっげー知りたかったんだけどよ!
どうすりゃいいんだよ!

みたいにもんもんと考え続けてたら
~メールだぞ。さっさと見ねーと、見ちまうからな?~
cv.皆川順子

これは速攻登録してやった。司オンリーの着ボイス。
もう俺末期。じゃっかん声が似てるんだよ。
ああ、スペック忘れてたすまん


髪とか金髪に染めてる痛いヤンキーだった。
今は好青年ってよく言われる。
身長は180ちょいくらいかな?
最近計ってないけど。


かっこいい
まじかっこいい
世界一かっこいい

そんときに司から来たメール。
今でも保存してる俺キモスwwwwww

えー、
「お前さ、名前なんてーの?」
イッツシンポウ!(it’ssimple!)

うわあああ
俺名前教えてなかったあああああ
冷静を装った俺の返信

確か「ああわりい 忘れてたな 佐倉ってんだ」
こんな感じの、またまたちょっと痛い感じのだったと思う。
もちろん仮名な。本名は佐○

まあそうだなぁ
司は中性的な感じで、150後半あたりの身長だと思う。
そんでかっこいい。
案外涙もろいとことかもあって、でも男泣きなんだ。

あ、それとかっこいい。
そのまま返信来ず。
多分了解したってことだろうけど、俺はこの後深夜2時ごろまでずっとドキドキしながら携帯見てた。

次の日は司がコンビニにくる日だったのに寝坊して会えなかった。
ちなみに来店日は毎週火曜の昼頃と水曜の昼頃、土日の昼頃(来ないときもある)
こんな感じだった。

そしたら司からメールが来たんだ!(もちろん保存済み)
「今日は来ねーのな」

やっぱりシンポウ!
というか俺はそのメールが嬉しすぎて「にゃああああああああん!」って叫んでたらしい。(母上談)

寝すぎちまった
みたいな返信して、またもや返信来ず。

まあそんなこんなで、一通一通爆発テンションになりつつ司とのメールは1ヶ月くらいかな?続いたんだ。

その頃にはつるんでたダチともほとんど遊ばなくなって、毎日真面目に家の手伝いとかしてた。(ニートだった)

そんで大分仲良くなって来た頃に、司が友達とコンビニに来た。
ふわふわしてる感じのかわいい子で、やたら司にべったりだった。

「お、よう。」
って感じで挨拶してくる司。
動揺しまくりな俺。

誰?この痛々しいヤンキー
みたいな司の友の目線。

俺は走り去った。
家に帰って何故か泣いた。
なんでか俺は司にはかわいい女の子が似合う。俺なんかだめだ。
畜生、女に生まれたかった!
みたいなこと考えた。

まじでどうかしてたwwwwwww
それから俺は髪を黒染めして、痛い服も全部捨てて、ピアスも両耳に2つずつくらいにして、就活を始めた。

俺は男だから、みたいな意味不明なことを感じつつも、それでも俺は毎週コンビニに通った。
司は変わりなく接してくれてた。
それでもときどき女友達とコンビニにくる司を見て、胸が痛んだ。
まじ乙女wwww

でもある日のことだった。
司が
「お前もう金髪にしねえのな。そっちの方が似合ってるよ。かわいい。」
って言ってくれて、普通なら180越えの男に何言ってんだってなるんだろうけど、俺はもう有頂天。
もっとかわいくなりたいってまじで思った。
もう一度言うが、どうかしてたwwwwwwwww

その頃には大分仲もよくなってて、司の誕生日とか聞いてた。
司は秋生まれで、その時の季節は夏の初め頃。
就活がうまくいかなくって悩んでた。
誕生日になんかプレゼントして、告白したいって思ってたから。

そんな時に最高のバイト先が決まった。
いつものコンビニだった。
まじ俺ついてる、これはいける!
そう思ったね。もう何にでも勝てる気がした。

結局フリーター止まりかよって話なんだが、このコンビニの募集情報見て応募しないはずがなかったんだw
あ、俺は20で司は18だった。今は21と19

そしたら次の週、早速レジに立っていた俺を見て司びっくり。
あんな顔初めて見た。いっつもクールな司が目見開いて。
あ、すっごく目大きいんだ、とか思った。

俺未だに癖になっちまってるんだが、司に対するときの思考回路がまじ乙女で、口調?なんか頭の中でこう、考えるじゃん

最初の方は
やっぱこいつまじでかっけーな
みたいだったのが

今日も司はほんっとにかっこいいっ!
みたいになっちまったんだよwwwwww

まあそれはさておき、金は入るわ司にも会えるわ、最高の職場で俺はがんがん働いた。
アドレナリン?出まくり。
司の前でかっこいいとこ見せようと(この頃には女になりたい思考は治っていた)重い荷物とか無駄に運んだり。

そしたら急に限界が来た。
疲れとか全然感じてなかったんだが、過労で倒れた。
その時も司の前でry荷物運んでる時で、ふらってきて「あ、やべっ」って思ったら司に受け止められてた。
まじイケメン。

「おい!大丈夫か!?」
ってもう司は近いわそれどころか支えられてるわもうヘブン状態
気付けば病院のベッドで点滴受けてたwwwwwwww

まあしばらくゆっくりしろと病院からもバイト先の店長からも言われ、そういえばすっげー働いてたな・・・と久しぶりに家でごろごろ。
そんな時に司からメールが来た。もちろんあの着ボイス。

「大丈夫か?午後の講義取ってっから目覚ますまでいれなくて悪かったな。
っていうか、お前の体調が悪かったのに気付けなかったのも悪かった。
過労って聞いて驚いた。お前、がんばり屋さんだからな。
無理はすんな。ゆっくり休めよ。」

もうなんて言えばいいのか、イケメンすぐる!
惚れ直したどころの話じゃねえ、惚れ死ぬわ!

最近大分メールの時に落ち着けるようになってきたのに、
また意味不明な「ひいいあっふぅうう!」という奇声を上げて家族を驚かせてしまったwwwwww

その晩、夢を見た。
俺と司が並んで座ってて、司が不意に俺の顎を取って・・・・・!
「このがんばり屋さんめ、あんまりあたしを心配させるんじゃねえぞ?」
そう囁いてキス、す、す、するところで目が覚めた。
夢ってなんでこう、いいところで目が覚めるんだろうな。
みんなもそういう思い出あるだろ?
ったく、夢見させてくれよな、夢だけに

まあそんな乙女な夢を見てしまうことは多々あったので(司には一切言ってないwww)
いやあ、今日もいい夢を見た。ただもうちょっと後も見たかったなー
くらいに思いつつ箱作りの手伝いをさせられてた(休ませろよ、親ぁああ!)

まあそれからは特に事件らしい事件も無く、俺は順調に貯金を貯め、司との親睦を深め、乙女ライフを満喫していたわけだ。

そして、あの季節がやってくる・・・・・・・!
夏、本番。

司がタンクトップ着てるよおおおおおおおおおおおおおおおおお
小麦色の腕がいやん、ハレンチ!でも見ちゃう!
かっこいい!ああああああ、そんなに肌を出しちゃ女が寄ってきちゃうよおおおおおおおおおおお!
と脳内は爆発しつつも冷静にレジをこなす俺。
自分の乙女思考に慣れて来た。

そして司が昼ご飯と一緒にレジに置いたのは虫除けスプレー
「うっせえな、虫苦手なんだよ!」
「い、いや、なんにも言ってないけど・・・・・・。」

珍しく拗ねたように目線をそらしつつ会計を済ます司。
俺はここに来て初めて司を可愛いと思った。
守りたいとか思った。

そんな夏も終わりにさしかかった頃、
き せ き が お こ っ た

登録はしてあるものの、一度もかかってくることは無かった司からの電話。
俺は友達からの電話かと思ってディスプレイを確認することなく電話に出た。

「うぃー。」
「さ、佐倉か!?」

その瞬間、俺はだらりと寝転がっていた体制を瞬時に整え、正座した。

「お、お、お、おう、ど、どした!?さ、さくらだよ!佐倉です!」
なんで二度言ったのか、わからない。

「頼む、助けてくれ!」

切羽詰まった様子の司の声に俺の男スイッチが入る。

「どうした、今どこだ?」
「コンビニの前にいる、すぐきt」

そこで通話が終わった。俺は焦って大慌てでコンビニに向かった。
家からコンビニまではチャリで5分ほどなんだが、2分足らずで到着した。

で、何があったのか尋ねると家にゴキブリが出たという。
司は実家住まいなんだが、両親が結婚記念日かなんかで外出中ならしい。
あ、司も俺も一人っ子です。

コンビニの前には普通に司が立っていた。
汗だくの切れ切れであんなタイミングで切るな、一大事かと思ったと伝えると

「わりい、充電が切れたんだ。」
そういって携帯をプラプラと揺らす司にいろんな感情が混じったため息が落ちた。
それで俺は司の家に行った訳だが、案外近くて驚いた。
そのことを司は知っていたらしい。
たまたま帰宅する所を見たんだとか。
だから俺に電話したとも言ってた。立地、ナイスだ。

まあ好きな子の家で2人っきり、なにをどうするかなんてみなさんはもう決まってるんでしょうが、俺はここで何故か乙女スイッチが入っちまった。

「ありがとな、佐倉。こんな時間なのにこんなことで呼んじまってわるかった。家まで送るよ。」

反対だろうと思いながらもそんな男らしい司にドキドキしながら家まで送られてしまいました。

帰ってからやっと「あれ、チャンス逃した?」って気付いた俺ばか・・・・・
まあそんなわけで夏も終わり、司の誕生日が近づいてくるわけです。

何を贈ろうか真剣に迷った。
高価すぎるものは引かれるかな、身につけられるものがいいな、いつも俺のこと考えててねって・・・

うわっ無し無し!今の無し!
みたいな乙女前回で百貨店を物色俺まじキモスwwww

結局どんなものが好きなのかもよくわからなくって、(司はいつもシンプルな服装でアクセサリーもほぼ無し。)
俺は自分の欲望のままに動いた。
向かう先は服屋。
漢佐倉、やらかしたるわい!

というわけで服屋を物色。
わ、これかーわーいーいー!
ああっ、こっちもいいなーっ
へぇ、今年はこんなのが流行ってるんだぁー
うわーっっ、こんな短いスカートじゃみ、み、み、見えちゃうよお//////////

決意はどこへやら、再び乙女スイッチに入りつつプレゼントをなんとか決めた。
そして誕生日当日。

・・・は家族で旅行ならしいので、泣く泣く前日に呼び出した。
俺は男らしく、かっこよく!
と念じながら司を待った。

誕生日前祝いってことで、飯でも奢るよ。と言って呼び出したのである。
場所は駅前のロイホ。
案内のお姉さんに後で一人来ます。と伝える時に司を思い出してきゃあってなりそうになったのは内緒だ。

上着でプレゼントを隠しつつ、もじもじそわそわと司を待つ。
少し前まで痛いヤンキーだったのが信じられないぜ!
とか考える余裕すらなくなってく

もうすぐ来る、もうすぐ来るーーーーーっっっっ!
心臓はばっくばく。メニューでも見て気を紛らそうと思ったけど

「あ、それうまそうじゃん。あたしこっちにするから、佐倉それ一口くれよな。」
なんていう幻聴が聞こえてくる始末。
逃げようかと何度も思った。

そしたら来た!
司が来た!

「わりい、待たせたか?」
「ううん、全然っ!」

やっちまったorz
どこの少女漫画だよ俺orz

もう冷静さなんてどこにもなくなっていく俺に司は
「何、今日は決めてんじゃん。かっけー」
なんて言いながら微笑む。

「だっだって、司の誕生日祝いなんだし・・・・っあ、」
とここまで言って気がついた。俺は司のことを名字で呼んでた。

そしたら司、「いいよいいよ、むしろそっちのが嬉しいぜ、剛。」
俺、すっげえ男らしい名前なんです・・・・orz
まあ剛も例によって仮名ですけど。

もう俺鼻血出てないかなって何回も鼻の下触って確かめたよ・・
そしたら司は気にする様子も無くメニュー見てんの。

「お、これうまそう、あーでもこっちも・・・」

そこで俺はさっきの幻聴を思い出した。

「じゃあ俺がこっち頼むから、後で一口やるよ。」

言ったったあああああああああああああああああああああああああああああああああ

「まじ?サンキュー」

司はそう笑って店員にメニューを見せて指差している。
俺は世界の音が消えたように司の仕草一つ一つに見とれていた。

いざ料理が来て食べるとおお、うまい。
司もうまそうに食べてる。かっこいい・・・・・
とか思ってると固まってたらしく、

「どうした?もらっちまうぞ?」
って俺の手掴んでフォークに刺さってた肉をパクッてええええええええええええええええ
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ
驚き栗の木飛んでく意識☆
そのまま自分の皿を片付けていく司を見つめること数秒

「ちょっちょっちょっちょ・・・・、」
なんかそんな感じのこと言ってあわあわしてると司が

「うっせえな!」
って、あれ、顔赤い・・・・・?
これはもしや!
俺は今しかないと思った。
というか体が勝手に動いてた。

上着で隠してたプレゼントを出して言ってやった。

「司!これよかったら着て俺とデートしてください!大好きです!誕生日おめでとう!つきあってくららい!」

もうめちゃくちゃ。順序もめちゃくちゃ。
店員も周りの客も唖然。
俺、何故か脱走。
そして何故か号泣。
店から出てすぐに司に捕まえられた。
そんで抱きしめられる。
俺の方がおっきいのに・・・・・・

「逃げないで聞いてくれ。ありがとう、剛。あたしも好きだ。」

もうなーんにもわかんない。
えぐえぐ泣いてる俺の涙を拭いながら司はとんとん背を叩いてくれた。
おちついて店に戻ると刺さる視線。

司が「お騒がせして申し訳ない。それから今日はめでたい日だ。許してもらえるか?」って言ったらその場にいたみんなが拍手
俺また泣く

店員さんが特別にとケーキをくれて、司と一緒においしくいただきました。

いつから俺のこと好きだったのかとか聞いても、恥ずかしがって司は教えてくれません。

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