バイト仲間の真面目で地味な19歳のフリーター娘
春先、もう長くバイトをしているコンビニに、珍しい、真面目で地味な19歳のフリーターの娘が入ってきた。
決して美人さんとは言えないけれども、かといってブスでもない、眼鏡の化粧っけもないし、髪も染めていない、服装も地味な格好。
仮にメグミとしておきます。
メグミは本当に真面目で当たり前なのですが、遅刻も早退もないし、私語もない。
ろくでもないバイトが続いていただけに、何か新鮮でした。
店長もやっといい娘が入ってくれたよと喜んでいました。
ただ、メグミはぶっちゃけ言えば、面白くない娘。
話もこちらが振らなければ話さないし、聞かれた以上の事は話さない。
まあまあイケメンでこれまでに何人かバイト女子をモノにしている副店長も
「メグミちゃん、真面目すぎてつまらない娘だなあ。歓迎会も断られたよ」
「マジですか?流石の副店長も口説きませんか?」
「流石って言うな、とおるちゃん。まあ…口説いてみるよ。ダメもとでね」
「口説くんかーい!副店長も好きだなぁ…結局、女子なら誰でもいいんですね?」
「よくないわ!でもああいうタイプの娘はあまり口説いたことないからね。店長には内緒にしといてよ、とおるちゃん。結果教えるからさ」
そんなこんなで、梅雨入りの時期になった。
相変わらず、メグミの雰囲気は変わらない。
流石の副店長も駄目だったようだと思っていた矢先
「とおるちゃん、このあと付き合えよ」
「?」
「メグミ、モノにしたぜ」
「うわマジですか!」
僕はバイトおわり、酒に弱い副店長にアルコールを飲ませて、メグミの事を根掘り葉掘り聞き出した。
「結構苦労したんだぜ?メグミ、まじに真面目なんだもんな…いや、真面目っていうのとはちょっと違うな」
「?」
「楽しいことが面倒臭いって事みたいよ、あと軽い人間不信」
「はあ?」
「メグミ、小中って、軽いいじめにあってたらしくて友達とか、彼氏とかはいなかったんだってさ。高校は目立たないように、人付き合いも避けてたらしい。家族も両親が小学校の時に離婚して今はお婆ちゃんと二人暮らしなんだってさ…」
副店長は口説くとは言ったものの、始めはメグミをモノにする気はなかったらしい。
「わかんないもんだよ。口説くとか、そういうんじゃなくて、色々と話してたらさ、楽しいこと何にも経験してないみたいだからさ、柄にもなく、ネズミの国も連れて行ってさ」
「副店長が?マジですか?」
「笑うなよ。オレは何もする気なかったんだぜ?そしたら帰り際にメグミに泣き付かれてさ…寂しかったんだろうな…」
「で、そのままヤっちゃったんですか?」
「まあな」
「マジですか?」
「何もかも初めてだったよ」
「でしょうね…」
副店長はいつになく、ハイペースでウーロンハイを空けていく。
「なあ、とおるちゃん」
「?」
副店長の様子が変わった。
「オレ、メグミに惚れた…」
「ええ!?」
「ほんとはいい女なんだぜ、とおるちゃん、メグミは…いい女なんだ」
副店長は強かに酔うと、ダウンしてしまいました。
その後、メグミは相変わらず真面目な地味な娘でしたが、副店長といるときは化粧をして、オシャレもするそうです。
近々、メグミの二十歳を待って二人は結婚する事になりました。
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決して美人さんとは言えないけれども、かといってブスでもない、眼鏡の化粧っけもないし、髪も染めていない、服装も地味な格好。
仮にメグミとしておきます。
メグミは本当に真面目で当たり前なのですが、遅刻も早退もないし、私語もない。
ろくでもないバイトが続いていただけに、何か新鮮でした。
店長もやっといい娘が入ってくれたよと喜んでいました。
ただ、メグミはぶっちゃけ言えば、面白くない娘。
話もこちらが振らなければ話さないし、聞かれた以上の事は話さない。
まあまあイケメンでこれまでに何人かバイト女子をモノにしている副店長も
「メグミちゃん、真面目すぎてつまらない娘だなあ。歓迎会も断られたよ」
「マジですか?流石の副店長も口説きませんか?」
「流石って言うな、とおるちゃん。まあ…口説いてみるよ。ダメもとでね」
「口説くんかーい!副店長も好きだなぁ…結局、女子なら誰でもいいんですね?」
「よくないわ!でもああいうタイプの娘はあまり口説いたことないからね。店長には内緒にしといてよ、とおるちゃん。結果教えるからさ」
そんなこんなで、梅雨入りの時期になった。
相変わらず、メグミの雰囲気は変わらない。
流石の副店長も駄目だったようだと思っていた矢先
「とおるちゃん、このあと付き合えよ」
「?」
「メグミ、モノにしたぜ」
「うわマジですか!」
僕はバイトおわり、酒に弱い副店長にアルコールを飲ませて、メグミの事を根掘り葉掘り聞き出した。
「結構苦労したんだぜ?メグミ、まじに真面目なんだもんな…いや、真面目っていうのとはちょっと違うな」
「?」
「楽しいことが面倒臭いって事みたいよ、あと軽い人間不信」
「はあ?」
「メグミ、小中って、軽いいじめにあってたらしくて友達とか、彼氏とかはいなかったんだってさ。高校は目立たないように、人付き合いも避けてたらしい。家族も両親が小学校の時に離婚して今はお婆ちゃんと二人暮らしなんだってさ…」
副店長は口説くとは言ったものの、始めはメグミをモノにする気はなかったらしい。
「わかんないもんだよ。口説くとか、そういうんじゃなくて、色々と話してたらさ、楽しいこと何にも経験してないみたいだからさ、柄にもなく、ネズミの国も連れて行ってさ」
「副店長が?マジですか?」
「笑うなよ。オレは何もする気なかったんだぜ?そしたら帰り際にメグミに泣き付かれてさ…寂しかったんだろうな…」
「で、そのままヤっちゃったんですか?」
「まあな」
「マジですか?」
「何もかも初めてだったよ」
「でしょうね…」
副店長はいつになく、ハイペースでウーロンハイを空けていく。
「なあ、とおるちゃん」
「?」
副店長の様子が変わった。
「オレ、メグミに惚れた…」
「ええ!?」
「ほんとはいい女なんだぜ、とおるちゃん、メグミは…いい女なんだ」
副店長は強かに酔うと、ダウンしてしまいました。
その後、メグミは相変わらず真面目な地味な娘でしたが、副店長といるときは化粧をして、オシャレもするそうです。
近々、メグミの二十歳を待って二人は結婚する事になりました。
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