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二人の美少女と俺の約束 4

その後、俺とユッコは二人だけの時間を沢山重ねたが、例の約束は未だ果たされてはいない。
キスをしたり抱き締めあうだけの関係が続いていた。

ある日、高原のペンションに泊まりに行きたいと言い出したのはユッコだった。
二人でカレンダーを眺めながら日取りを決めた。


高原への出発日、駅で待ち合わせをすることにした。
待ち合わせ場所にはユッコが先に着いてベンチに腰掛けていた。近付く俺に気付かない。
目一杯お洒落をしうっすらと化粧をしている。
黙ってさえいれば本当に人形のようだ。

俺に気付くといきなり騒々しい、いつものユッコに豹変する。人形のゼンマイまいちまったようだと苦笑しながら自然に腕や肩が触れあう間合いで歩き出す。
駅の構内、電車の中、いつも通りに賑やかな二人だったが、なんとなく違和感がある。

それは決して嫌なものではなく、二人とも口には出さないが今夜のことを意識してのことだ。
なんとも心地よい緊張感とぎこちなさがそこにはあった。


駅に着くとペンションから迎えの4WDが待機していた。
いかにも高原のペンションといった雰囲気に気分が盛り上がる。
荷物をトランクに押し込み4WDに乗り込む、途中から悪路になるもワイルド感タップリの走りで気持ちを更に盛り上げてくれる、ユッコはそれだけで「キャアーキャアー」騒ぎ、すっかり出来上がっている。





ペンションに到着し車から降りると素晴らしい開放感がある。
街中で育った俺とユッコにとって草木や土の香りはそれだけで新鮮だ。
ユッコも普段と違う新鮮な笑顔を浮かべている。

二人でペンションの廻りを一通り確認したところで、建物のなかから「お部屋いつでも大丈夫ですよ~」と明るい声が響く。
その言葉に反応し玄関に向かう俺の袖をユッコが引っ張る。

「ん?」
「リョウ、夜までまっててくれる?」
やや俯き加減のまま独り言のようにポツリと呟く。

ユッコの容姿でこういう雰囲気を醸し出されると、急にか弱い女の子に変貌する。
クシャクシャとユッコの頭を撫で、わかってるよと目で返事をする。
あのデッサンの日以来、俺とユッコは付き合い初めた訳だが、キスをしたり抱き締めることはあっても、それ以上のことはなかったしそういった話しもしなかった。

もともと友達としての時間が長かっただけにお互い照れくさかったし、自然とそういう時がくるだろうと思っていた。
決して具体的な言葉ではなかったが、初めて二人の間に「エッチ」の確認がなされた瞬間であった。


部屋に荷物を置いた二人はペンションのおじさんに周辺地図を貰い探索に出掛けた。徒歩で廻れる範囲にいろいろなものが点在し充分に楽しめる所だ。
ユッコも先程垣間見せた弱々しさはどこへやら、いつも以上のハシャギっぷりである。

俺の腕にしがみついたり、オンブしてぇと背中に飛びついたりと、甘えるのは構わないのだが豊満な胸を俺の身体に押し付けるのは勘弁してもらいたかった。

あの飲み会の日に偶然の流れでユッコのオッパイを揉みしだいたのだが、あれ以来手の平でユッコの胸に触れる事は無かった。

恐らく求めればユッコは拒否しなかっただろうが、彼女の心の中には例の約束を守れなかった負い目があるのは明らかで、なんとなく弱味につけ込むような気がして遠慮していた。

そのくせユッコは意識的に胸を押し付け、俺を困らせては楽しむような小悪魔的な技を習得していた。

「ところでさユッコ、お前わざとオッパイおしつけてるだろ?」
「え?偶然だよ」

「いや、絶対わざとだ」
「偶然だってば。あー、ユッコ様のオッパイが気に入らないっていうの?」

「・・・気に入ってはいるけど、いろいろあるんだよ」
「おっきくなっちゃってるんでしょう~?スケベ!」
なにげに勝ち誇っていた。

「ああ?」

ちょっと声を荒げるが動じないのがユッコだ。

「綾ちゃんも言ってたよ、あれだけ反応がいいと嬉しいよねって。」
「・・・・・・・・・」言葉もなかった。

「そうだ、綾ちゃんにオッパイ見せろって言ったんだって?」
ひときわ声が大きくなる。

「・・・・・・・・・」言葉もなかった。

どだい口下手な俺がユッコと言い争って勝てる訳もなくすっかり言い負かされてしまった。
結局ペンションまでの帰路、ユッコは俺の背中にはりついたままだった。


ペンションに戻った時にはすっかり陽が沈んでいた。
食堂という味気ないネーミングからは想像もつかないお洒落な空間で食事をとる事が出来た。壁に埋め込まれた暖炉には火が焼べられ、各テーブルにはキャンドルのサービス付きだ。
ユッコも充分に満足している。

食後のコーヒーを飲みながら入浴の段取りをする。
一旦部屋へ戻り、それぞれ男湯女湯へ。風呂からあがったらまたこの暖炉の前で待ち合わせということで話しがまとまる。もちろん俺達の部屋にもお洒落なバスルームがあるのだが、いきなりそこを使うのも気が引けたので外湯を使うことにした。

風呂からあがり浴衣に着替え暖炉の前でユッコを待つ。これから起こるであろうことを想像し、ユッコをどうやってリラックスさせてやろうか考えていたら、急に胸の鼓動が高まりはじめる。

5分が過ぎ、10分がすぎ・・・胸の高鳴りは緊張へ変わっていく。
15分が過ぎユッコが暖炉の前に姿を現した時には心臓が破裂しそうになっていた。
ユッコの服装は昼間のままだが洗い髪が艶っぽい。

俺の緊張とは裏腹にユッコはやたら明るかった。
恐らく無理矢理振る舞っているのだろうが、その姿に俺の緊張は解きほぐされ「逆だろ」と心の中でつぶやいてしまった。

とりあえずコーヒーを二人で飲みながら女湯どうだった?などと意味のない会話を続ける。
すっかり化粧を落とし、いつも通りのユッコの表情が安らぎを与えてくれた。

コーヒーを飲み終えたのが合図のように二人は立ち上がり部屋へと向かう。
食堂を出るとユッコは俺の腕に手を回し「ルンルン」言いながら弾むように歩を進める。

やっぱり相当緊張しているのだろう。無理矢理振る舞う明るさが痛々しい。
「ユッコ大丈夫か?」あまり気の効いた言葉とは言えないが俺の素直な気持ちだ。

ユッコはやや間を開けると、「うん」自然な優しい微笑みを俺に向ける。
「リョウとならあたしは大丈夫だよ」
俺は無言でユッコの頭を撫でるように抱き寄せて部屋のドアを開けた。
部屋の中は既にウォールランプが灯され適度な明るさだった。

ユッコにとって初めての体験だということはよくわかっていた。
彼女の気持ちを考えれば、いきなりおっぱじめるのは気が引けたのだが、俺もかなり自制を重ねてきたつもりだ。
ユッコも許してくれるだろう。

ユッコの身体を背後から抱き寄せる。両腕をふくよかな胸の下で交差させる。
腕がギリギリユッコの胸を感じ凄まじい勢いで勃起した。

ユッコは俺の両腕の中で身体を反転させると、俺の首に手を回しどちらからともなく唇が重なる。
いきり立つチンポコもユッコの下腹部にピタリと張り付く。

「リョウがあたしのお腹にあたってる」
昼間は節操の無さを散々小馬鹿にされたが、今は優しさが込められていた。
とても優しい笑顔だ。

性急かなとは思いながらも俺は浴衣を脱ぎパンツも脱ぎ全裸になる。
たっぷり観察され、絵まで描かれたチンポコだが、二人っきりで見られるのは、あの時とは全く違う照れくささと満足感があった。

ユッコ自身は相当に恥ずかしい様で、勃起チンポコをチラリと確認すると慌てて目を逸らし真っ赤になっている。

再び二人はキツク抱き締めあい、唇と舌を絡めあう。
「あたしも・・・ユッコも全部脱がして・・・」と微かな声が響く。

ユッコと自称したことに少なからず驚いたが、それよりもいきなり「全部」と言われ、その意味に激しい興奮を覚える。
ともすればユッコの服を引きちぎりかねない程の興奮状態だったが、必死で、ホントに必死になって自分を抑え付け、出来るだけ丁寧にユッコの服を脱がしにかかる。

ユッコのセーターはそこそこ丈が長かったので、スカートから脱がしてもパンツが丸見えになることはない。
いきなりブラジャーを見られるよりはいいかな?と思い、スカートのホックを外し、ファスナーを下げるボリュームのあるお尻にやや抵抗を感じるが、それを過ぎた途端脚下にストンとスカートが落ちた。

セーターの裾を確認すると魅惑の三角地帯をギリギリ隠せずにいた。
真っ白いハイレグだった。
あまりのいやらしい光景に目が吸い寄せられる。

ユッコは熱い視線を股間に感じ、セーターの裾を引っ張り俯き加減に頬を染めている。
俺の自制がどんどん効かなくなっている。

セーターを脱がすと上下ともに真っ白い下着に包まれるユッコの立ち姿に興奮の度が増す。
激しい羞恥と微かな怯えを表情に現す美少女の姿に一瞬気押されそうになるが、迷わずブラジャーのホックを外し、ブラジャーをユッコの身体から引き離した。

あの飲み会の日以来ずっと魅了され、時に困惑させられ続けた二つの大きな膨らみが俺の眼前に全てを晒け出した瞬間だ。

ユッコはブラジャーを外され、反射的に胸を隠そうとしたが直ぐに両手を止め、俺の食い入るような視線を受け入れてくれた。
数秒だったか数分だったのか、俺はユッコのオッパイから目が逸らせない。ユッコも激しい羞恥と緊張に耐えながら二つの膨らみを晒してくれている。

その姿にハッと我に帰る。ユッコの言葉を鵜呑みにし、自分だけ楽しみ過ぎたようだ。

そのままの勢いでパンツを引きずり下ろしたいのだが、直立状態で裸にするにはユッコは純情過ぎた。
気丈に振る舞ってきたがここらへんが限界だろう。

パンツ一枚を残したままユッコをベッドに横たえ、二人でシーツにくるまる。
羞恥に耐え続けたユッコを少しでも楽にしてやりたく、ユッコの身体を優しく抱き締め長いながいキスを交わす。

どれくらい経ったのだろうか、ユッコの息遣いからやや安堵の色が伺えるようになったので、ユッコの柔らかなオッパイに手の平を這わす。
ユッコの反応を伺いながら、ゆっくりとゆっくりと強弱をつけ、いろいろな角度からその感触を確かめる。

吸い付くような肌の質感とボリュームタップリの柔らかさに俺はふたたび激しい興奮に包まれる。
ユッコの呼吸も乱れていた。

オッパイを触っていた右手をゆっくりと股間に向かわせる。
ユッコも俺の意図を察し、きつく抱き着いてきた。
パンツの上からユッコの股間を手の平全体で感じる。

オッパイとは違う柔らかさにドキリとさせられながら、益々興奮の度合いがましていく。
ゆっくりと股間を撫でると下着がだんだんとタテワレに食い込んでいき、一筋の道が出来上がった。

その感触の気持ち良さに、俺は手を離す事ができず何度も何度も往復した。
ユッコも一層激しく俺にしがみついてくる。
理性が段々と効かなくなってきていた。

股間を這わす指もどんどんワレメの下側へと押し進んでいく。いきなり下着ごしに著しい潤いを感じた瞬間、ユッコのパンツを脱がすと俺とユッコは身体を重ね合わせた。

<続く>

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