妊娠を望む妻と、私の苦しみ 2
「彼が言うの。今回の事は、私はあなた以外の男性を受け入れる事で苦しみ、あなたは自分の妻に他の男性が入る事で苦しむ。そして彼は奥様を裏切り、子供達に対しても、知らない所に自分達の兄弟がもう一人いるという、罪深い事をしなければならない。結局3人が地獄の苦しみを味わわなければならない。でも一つの命をこの世に生み出すと言う事は、そんな3人の苦しみなど、凄く小さな事に思えるほど神聖で尊い事だって」
妻が相手の素性を明かさないのは、まだ望みを捨てきれないでいたからでした。
「彼の提案を受け入れてでも、香代は子供が欲しいのだろ?」
「ううん。あなたにそんな苦しい思いをさせてまでは・・・・・・」
私に苦しい思いをさせるからと言う事は、裏を返せば私さえ我慢出来れば、妻はその様な行為を受け入れてでも、子供が欲しいと言う事です。
「香代はこんな俺でも好きか?子供も作ってやれない俺でも好きか?」
「・・・・・・・・・・・・・私はあなたを愛しています」
「それならいいぞ。誰だか知らないが、彼にもう一度頼んでみろ」
妻はようやく笑顔を見せましたが、私に悪いと思ったのか、すぐに真剣な顔になって頭を下げました。
私はどうしてこのような事を言ってしまったのか、自分でも分からずにすぐに後悔しましたが、これも全ては私に子供を作る能力が無い事が原因なのです。
「その代わり、ただの生殖行為でセックスはしないでくれ」
「どう言う意味?」
「服は脱ぐな。それと触らせるな。勿論香代には感じないで欲しい。露骨な言い方だが、ただ入れて出してもらえ」
「でも脱がないと・・・・・・・」
私はそのために脱がずに出来る穴の開いたパンティーと、妻が濡れていなくても結合出来るように、潤滑剤のローションを買ってくると言いました。
このような方法で子供を儲ける事は馬鹿げていると思われるかも知れませんが、皮肉にも妻は毎日子供達を見なければならない仕事で、精神的にも限界が来ていると思ったのです。
そして私も全ての原因が自分にあるだけに、その様な妻を見ていて普通の精神状態では無かったかも知れません。
その後はとんとん拍子で話が進み、相手の希望で妻が妊娠可能な時期の土曜日に、シティーホテルに泊まって行う事に決まりました。
「泊まりになったのは、すぐに動かずに安静にしていた方が、妊娠の確率も上がると彼が言うからで、泊まりでもそのような行為は一度だけだからね」
「それなら、終わったら電話してくれ。その後俺も一緒に泊まるから」
「奥様には出張で一晩帰れないと言って出て来るから、終わっても彼は帰れないの。だからもう一部屋とって彼も泊まっていくから、あなたが来ては顔を合わせてしまうかも知れない。精子を貰うだけで、終わったらすぐに自分の部屋に行ってもらうから信用して」
いよいよ翌日に迫った金曜の夜、妻は裸で私の隣に入ってきました。
「ごめんね。抱いて。抱いて欲しいの。今日抱いてもらえば、あなたの子供だと思って産めるから」
私は妻を激しく突き続け、妻も涙を流しながら私にしがみついていました。
「ごめんね・・・・ごめんね・・・・・」
そして翌日の夕方、妻はお風呂に入っていつもよりも念入りに身体を洗い、私がアダルトショップで買ってきた、売っていた中では一番地味でも普通の下着に比べればセクシーな、穴の開いたパンティーを穿いて出掛けて行きました。
その夜私は、地獄の苦しみを味わいます。
どんなに眠ろうと思っても、見知らぬ男の下で悶える妻の姿が浮かんで眠れません。
妻は妊娠すれば、これから生みの苦しみを味わいます。
これは私の生みの苦しみだと言い聞かせても、次から次に涙が溢れてきて止まりません。
それでも翌日の昼前には、妻の顔を見た事で少しほっとしましたが、妻は可也やつれて見えました。
私はどのような行為をしたのか知りたかったのですが、いくら待っていても妻からは話そうとしません。
「どうだった?」
「あなたに言われた通り、ローションを塗って入れてもらって、終わったらすぐに離れてもらいました」
「そうか・・・・・・」
「あなた・・・・・ありがとう」
「下衆な事を聞いてもいいか?彼のはどうだった?」
「えっ?」
「つまり・・・・大きかったとか・・・・太かったとか・・・・・・」
妻はようやく笑顔を見せます。
「そんな事を気にしていたの?ずっと目を閉じていたからよく分からなかったけれど、入って来た時の感じでは、あなたの方がずっと大きくて逞しかったわ」
それからの妻は暇があるとお腹を擦って、妊娠を確信しているようでしたが、次の生理予定日に帰ると、妻はまた明かりもつけずに泣いていました。
「駄目だったのか?」
「彼が言った通りでした。一度で必ず妊娠するものでは無いって。奥様が彼の最初の子供を妊娠したのは、結婚して半年後だったって・・・・・・・・・」
妻はこれで諦めると思っていましたが、泣きながら私に言います。
「もう一度お願い・・・もう一度だけ・・・・そうで無いと一晩我慢した事が無駄になってしまう」
「一晩我慢した!」
すると妻は慌てて言い直します。
「ううん。行為は一度ですぐに終ったけれど、我慢している私には凄く長く感じて、一晩我慢していたくらいに思えたから」
一度されたから二度も同じだという気は更々ありませんでしたが、私もこのままでは妻の中に他の男が入った悔しさが残るだけで、後悔だけで終わってしまうような気がしました。
「もう一度だけだぞ」
しかし翌月も失敗に終わると、妻は私を地獄に突き落とすような事を言い出しました。
「二回も我慢したのが、全て無駄になってしまうのが嫌なの。次に駄目だったら諦めるから、次回は一週間泊まりで行かせて」
「彼の家に、一週間も泊まりたいだと!」
妻の話では「このままではご主人にも申し訳ない。意地でも妊娠して欲しいから、次の妊娠可能な時期は、私の家に一週間泊まりで来てくれ。一週間も中に射精し続ければ、どこかで最も妊娠し易い時期に当たる。私も妻を裏切ってしまったから、妊娠してもらわないと後悔だけが残る」と彼が言っているそうなのです。
「彼は奥さんには内緒だと言っていたよな?一週間も泊まって大丈夫なのか?」
「奥様が出産で子供を連れて実家に帰るから、しばらく彼だけになるらしいの」
私は彼の家庭を心配しているような振りをして断わろうと思いましたが、その様な事は妻と彼の間で話し合いがついているようです。
「最初は毎晩通って来ないかって言われたけれど、あなたの事が気になって精神的に辛いと言ったら、精神が安定していない事が妊娠し難い原因じゃないかって言うの。
一週間泊まって一時あなたの事を忘れるように努力して、妊娠する事だけを考えていれば、きっと上手くいくって・・・・・・」
妻の中に彼が二度も入った事と、そのような我慢をしていても妊娠しない事で、私も精神的におかしくなっていたのかも知れません。
そうでなければ、このような事を許可する事は絶対に無かったでしょう。
「絶対に楽しむような行為はするなよ」
「私を信じて」
「今迄通り服は脱がないで、生殖行為をするだけだと約束出来るか?」
「はい、約束します」
私は妻に数枚の穴の開いたパンティーを買い与え、妻を信じて送り出しました。
しかし一週間の苦しみは今までの比では無く、妻は彼とのセックスを楽しんでいるのではないかと疑ってしまいます。
私を忘れて夫婦に成りきり、愛の言葉を囁きながら、激しいセックスをしているのではないかと心配で眠れません。
しかし一週間経って妻のやつれた顔を見ると、妻も一週間我慢したのだと可哀想に思えて、疑っていた事を強くは言えませんでした。
「どのようにしてもらった?」
「どのように?勿論約束通りただ入れてもらって、出してもらったらすぐに離れてもらって別々の部屋で眠ったわ」
「一週間も毎晩していて、本当にそれだけで済んだのか?」
「はい。彼も分かってくれていたから」
「彼は香代の身体を見ても、他には何もしないで我慢してくれたのか?」
「約束だから身体は見せていません。私はいつもパジャマを着たままだったし、彼は触ってすら来ませんでした」
妻は恥ずかしそうに俯いていましたが、顔を上げると私の目を見詰めます。
「私を信じて。彼もその事は理解してくれていて、凄く紳士的に扱ってくれたわ」
健康な男が一週間も毎晩交わっていて、ただ入れて出すだけの行為で我慢出来るのか疑問は残りましたが、妻に子供を授けてやれない私は信じるしかありません。
「終わったな。今回駄目でも、こんな苦しい思いは二度と嫌だ」
「ごめんね。でも駄目だったらなんて考えてないの。一週間も辛い思いをしたから、今度こそは大丈夫だと信じている」
妻の言葉で、私よりも妻の方が恥ずかしく辛い思いをしているのだと思い直し、その時は妻と彼との仲を疑っていた自分を恥じましたが、その後の妻は勤めている保育園が延長保育を始めたと言って遅く帰る日が増え、仕事の疲れなどを理由に私との行為を拒むようになります。
<続く>
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「彼の提案を受け入れてでも、香代は子供が欲しいのだろ?」
「ううん。あなたにそんな苦しい思いをさせてまでは・・・・・・」
私に苦しい思いをさせるからと言う事は、裏を返せば私さえ我慢出来れば、妻はその様な行為を受け入れてでも、子供が欲しいと言う事です。
「香代はこんな俺でも好きか?子供も作ってやれない俺でも好きか?」
「・・・・・・・・・・・・・私はあなたを愛しています」
「それならいいぞ。誰だか知らないが、彼にもう一度頼んでみろ」
妻はようやく笑顔を見せましたが、私に悪いと思ったのか、すぐに真剣な顔になって頭を下げました。
私はどうしてこのような事を言ってしまったのか、自分でも分からずにすぐに後悔しましたが、これも全ては私に子供を作る能力が無い事が原因なのです。
「その代わり、ただの生殖行為でセックスはしないでくれ」
「どう言う意味?」
「服は脱ぐな。それと触らせるな。勿論香代には感じないで欲しい。露骨な言い方だが、ただ入れて出してもらえ」
「でも脱がないと・・・・・・・」
私はそのために脱がずに出来る穴の開いたパンティーと、妻が濡れていなくても結合出来るように、潤滑剤のローションを買ってくると言いました。
このような方法で子供を儲ける事は馬鹿げていると思われるかも知れませんが、皮肉にも妻は毎日子供達を見なければならない仕事で、精神的にも限界が来ていると思ったのです。
そして私も全ての原因が自分にあるだけに、その様な妻を見ていて普通の精神状態では無かったかも知れません。
その後はとんとん拍子で話が進み、相手の希望で妻が妊娠可能な時期の土曜日に、シティーホテルに泊まって行う事に決まりました。
「泊まりになったのは、すぐに動かずに安静にしていた方が、妊娠の確率も上がると彼が言うからで、泊まりでもそのような行為は一度だけだからね」
「それなら、終わったら電話してくれ。その後俺も一緒に泊まるから」
「奥様には出張で一晩帰れないと言って出て来るから、終わっても彼は帰れないの。だからもう一部屋とって彼も泊まっていくから、あなたが来ては顔を合わせてしまうかも知れない。精子を貰うだけで、終わったらすぐに自分の部屋に行ってもらうから信用して」
いよいよ翌日に迫った金曜の夜、妻は裸で私の隣に入ってきました。
「ごめんね。抱いて。抱いて欲しいの。今日抱いてもらえば、あなたの子供だと思って産めるから」
私は妻を激しく突き続け、妻も涙を流しながら私にしがみついていました。
「ごめんね・・・・ごめんね・・・・・」
そして翌日の夕方、妻はお風呂に入っていつもよりも念入りに身体を洗い、私がアダルトショップで買ってきた、売っていた中では一番地味でも普通の下着に比べればセクシーな、穴の開いたパンティーを穿いて出掛けて行きました。
その夜私は、地獄の苦しみを味わいます。
どんなに眠ろうと思っても、見知らぬ男の下で悶える妻の姿が浮かんで眠れません。
妻は妊娠すれば、これから生みの苦しみを味わいます。
これは私の生みの苦しみだと言い聞かせても、次から次に涙が溢れてきて止まりません。
それでも翌日の昼前には、妻の顔を見た事で少しほっとしましたが、妻は可也やつれて見えました。
私はどのような行為をしたのか知りたかったのですが、いくら待っていても妻からは話そうとしません。
「どうだった?」
「あなたに言われた通り、ローションを塗って入れてもらって、終わったらすぐに離れてもらいました」
「そうか・・・・・・」
「あなた・・・・・ありがとう」
「下衆な事を聞いてもいいか?彼のはどうだった?」
「えっ?」
「つまり・・・・大きかったとか・・・・太かったとか・・・・・・」
妻はようやく笑顔を見せます。
「そんな事を気にしていたの?ずっと目を閉じていたからよく分からなかったけれど、入って来た時の感じでは、あなたの方がずっと大きくて逞しかったわ」
それからの妻は暇があるとお腹を擦って、妊娠を確信しているようでしたが、次の生理予定日に帰ると、妻はまた明かりもつけずに泣いていました。
「駄目だったのか?」
「彼が言った通りでした。一度で必ず妊娠するものでは無いって。奥様が彼の最初の子供を妊娠したのは、結婚して半年後だったって・・・・・・・・・」
妻はこれで諦めると思っていましたが、泣きながら私に言います。
「もう一度お願い・・・もう一度だけ・・・・そうで無いと一晩我慢した事が無駄になってしまう」
「一晩我慢した!」
すると妻は慌てて言い直します。
「ううん。行為は一度ですぐに終ったけれど、我慢している私には凄く長く感じて、一晩我慢していたくらいに思えたから」
一度されたから二度も同じだという気は更々ありませんでしたが、私もこのままでは妻の中に他の男が入った悔しさが残るだけで、後悔だけで終わってしまうような気がしました。
「もう一度だけだぞ」
しかし翌月も失敗に終わると、妻は私を地獄に突き落とすような事を言い出しました。
「二回も我慢したのが、全て無駄になってしまうのが嫌なの。次に駄目だったら諦めるから、次回は一週間泊まりで行かせて」
「彼の家に、一週間も泊まりたいだと!」
妻の話では「このままではご主人にも申し訳ない。意地でも妊娠して欲しいから、次の妊娠可能な時期は、私の家に一週間泊まりで来てくれ。一週間も中に射精し続ければ、どこかで最も妊娠し易い時期に当たる。私も妻を裏切ってしまったから、妊娠してもらわないと後悔だけが残る」と彼が言っているそうなのです。
「彼は奥さんには内緒だと言っていたよな?一週間も泊まって大丈夫なのか?」
「奥様が出産で子供を連れて実家に帰るから、しばらく彼だけになるらしいの」
私は彼の家庭を心配しているような振りをして断わろうと思いましたが、その様な事は妻と彼の間で話し合いがついているようです。
「最初は毎晩通って来ないかって言われたけれど、あなたの事が気になって精神的に辛いと言ったら、精神が安定していない事が妊娠し難い原因じゃないかって言うの。
一週間泊まって一時あなたの事を忘れるように努力して、妊娠する事だけを考えていれば、きっと上手くいくって・・・・・・」
妻の中に彼が二度も入った事と、そのような我慢をしていても妊娠しない事で、私も精神的におかしくなっていたのかも知れません。
そうでなければ、このような事を許可する事は絶対に無かったでしょう。
「絶対に楽しむような行為はするなよ」
「私を信じて」
「今迄通り服は脱がないで、生殖行為をするだけだと約束出来るか?」
「はい、約束します」
私は妻に数枚の穴の開いたパンティーを買い与え、妻を信じて送り出しました。
しかし一週間の苦しみは今までの比では無く、妻は彼とのセックスを楽しんでいるのではないかと疑ってしまいます。
私を忘れて夫婦に成りきり、愛の言葉を囁きながら、激しいセックスをしているのではないかと心配で眠れません。
しかし一週間経って妻のやつれた顔を見ると、妻も一週間我慢したのだと可哀想に思えて、疑っていた事を強くは言えませんでした。
「どのようにしてもらった?」
「どのように?勿論約束通りただ入れてもらって、出してもらったらすぐに離れてもらって別々の部屋で眠ったわ」
「一週間も毎晩していて、本当にそれだけで済んだのか?」
「はい。彼も分かってくれていたから」
「彼は香代の身体を見ても、他には何もしないで我慢してくれたのか?」
「約束だから身体は見せていません。私はいつもパジャマを着たままだったし、彼は触ってすら来ませんでした」
妻は恥ずかしそうに俯いていましたが、顔を上げると私の目を見詰めます。
「私を信じて。彼もその事は理解してくれていて、凄く紳士的に扱ってくれたわ」
健康な男が一週間も毎晩交わっていて、ただ入れて出すだけの行為で我慢出来るのか疑問は残りましたが、妻に子供を授けてやれない私は信じるしかありません。
「終わったな。今回駄目でも、こんな苦しい思いは二度と嫌だ」
「ごめんね。でも駄目だったらなんて考えてないの。一週間も辛い思いをしたから、今度こそは大丈夫だと信じている」
妻の言葉で、私よりも妻の方が恥ずかしく辛い思いをしているのだと思い直し、その時は妻と彼との仲を疑っていた自分を恥じましたが、その後の妻は勤めている保育園が延長保育を始めたと言って遅く帰る日が増え、仕事の疲れなどを理由に私との行為を拒むようになります。
<続く>
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